老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

都知事選、「大都会中心主義にひれ伏すか?」

2014-01-22 21:23:12 | 選挙
小生も県民全員を掬い上げるに小匙一つで十分な小県の住民。ハアァと眺め居るだけの立場ながら、心だけは揺れますね。その<揺れ>の大元は何ならんと、擦り減った洗濯板にも劣る薄っぺらな我が胸内を覗き込めば、そこには、なんとも手に負えないどす黒い塊が一つ。
 
ひところ<一極集中は悪なり>とまでは言わずとも、自然の成り行きに任せてこのまま推移すれば、東京を筆頭に各地域での大都会への一極集中が益々進む。それは、地域間格差を拡大させ、均衡の取れた国土発展を阻害し、ひいては、同じ国民でありながら住む地域によって享受出来るものが異なるという、あってはならない状況を作り出す。このような状況は絶対避けるべきだという、<国民の総意>とも呼べるものが、あったと思う。これを受けて、国会とか大会社の本社などの東京からの地方移転が真顔で議論されていたものだ。

今はどうだろう。エッそんなことあったっけ、だろう。そのように舵を切らせた元凶は問わずとも、更に拍車をかけようとオリンピックのカラ騒ぎ。まるで日本イコール東京である。このような状況下では、<脱原発>の色合いもまた、然りなのでしょう。
 
「東京にどのような影響が及ぶか」は、天下の一大事。それはそうでしょう、何せ国民の一割近い人の「権利」が左右されるのですから。「頭数の多寡が全てを決す」を粛々と受け入れて大都会中心主義にひれ伏すか、「人は自然の属物」という原点に戻って天地の恵みのもと生かされて生きるのか。

この立ち位置が、都知事選における「脱原発」の色合いを、決めていくことになるのではないでしょうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山
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悩ましい都知事選

2014-01-22 21:14:33 | 選挙
二人の人が脱原発を公約にして立候補している。

お一方は前回も立候補した宇都宮さん。もうお一方は、脱原発、原発ゼロを公約の目玉にした細川さん。お二人を支援する方達が「降りて下さい」「いや、降りない」と賑やかな事である。

原発が争点になって都民の関心を呼び投票数が上がるなら結構な事ではあるが、票が割れて原発を推進したい(本音は)候補を利するような事があっては困る。

宇都宮、細川両陣営を支援する人の意見を聞くと、宇都宮さんが言っている事は理に叶っているし、この人が都知事になったら東京電力の大株主として原発を止める事に全力を上げるだろうし(都知事にどの位の権限があるかは分からないが)雇用、子育て環境も随分違ったものになるだろう。

細川陣営の話を聞いても(ウエブなどの間接的なものではあるが)、細川さんは本気で原発を止めたいと思っているようだし、もしかしたら大がかりな国民運動まで発展するかも知れない。「原発を止めるには一基も再稼働していない今がチャンス、もう後がない。希望は細川さん」と言っている人達の気持ちも分かる。

支援する著名人も見事に別れている。今までは、「女優の○○さんも、原発は止めた方が良いって言ってるわよ」とか、「作家の▲▲さんも、憲法九条は変えない方が良いって言ってたわよ」とか。人寄せパンダじゃないけれど、何となく人に話をするときにそんな言葉を言ってきた。

でも、都知事選に関しては、誰が推薦するから、とか誰も支援しているから、じゃなくて、これはもう、お二人の公約をしっかり読んで、無い知恵を絞って自分で決めて投票するしかない。何か見ていると支援する人達も「脱原発」を第一に考えてそれがキモという人達は細川さん、脱原発以外に、非正規の人達の雇用条件、路上生活者排除とか諸々弱い立場にいる人達を支援している人達は宇都宮さんと、うっすら別れているみたいです。

兎に角どちらが勝っても、またはお二人とも力及ばず都知事になれなかったとしても、選挙が終わったら禍根を残すことなく、脱原発、原発ゼロをめざして、お二人を支持する人達はまた共に闘って欲しい。同じテーブルについて本当に闘う相手を倒す為に共闘して欲しい。

イザという時に纏まるのは右翼、イザと言うときに割れるのは市民運動、なんてへんなジンクス無くしましょう。

あ、私都民じゃなくて投票権ないんだった(笑)。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ
コメント (1)
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