内閣官房長官といえば、内閣の公式見解を記者会見で発表するスポークスマンのはずである。にも拘らず与謝野氏は個人的見解を公然と発表しているようである。
先日は北朝鮮の水害救援について「人道支援はその時々の政治的困難を乗り越える場合も可能性としてある、独立して考えていい分野だ、外務省に大いに検討してもらいたい」(9月4日の朝日夕刊)と述べていたが、今日のNIKKEINETニュースでは『北朝鮮人道支援、「前向き」を修正・官房長官』との見出しである。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070907AT3S0600X06092007.html
昨日終了した6カ国協議の中の日朝国交作業部会の席上でも、外務省の担当大使からは北朝鮮に対する水害救援の申し出は一切された様子はない。いったい与謝野官房長官の「外務省に大いに検討してもらいたい」との発言は何だったのだろうか。
どうやらアメリカの北朝鮮融和策への転換にともない、安倍首相と内閣官房長官及び外務省との対北朝鮮対策の意思はバラバラで閣内不統一のようである。そしてその原因と責任は安倍首相の意思が不明確なところにある。
一方、安倍首相は8月28日に北朝鮮問題について拉致と核と並んで『不幸な過去の清算』に言及したと報じられている(9月7日朝日朝刊)。
米国が融和路線へ転換した以上、強硬路線では拉致問題も解決しないことは今や明らかであり、その過ちを速やかに認めるべきである。そして北朝鮮に対する強行路線から柔軟路線へ転換するのかしないのか、記者会見で国民に明確にすべき時であると思う。
「護憲+BBS」「安倍自民党政権を検証する」より
厚顔の美少年
先日は北朝鮮の水害救援について「人道支援はその時々の政治的困難を乗り越える場合も可能性としてある、独立して考えていい分野だ、外務省に大いに検討してもらいたい」(9月4日の朝日夕刊)と述べていたが、今日のNIKKEINETニュースでは『北朝鮮人道支援、「前向き」を修正・官房長官』との見出しである。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070907AT3S0600X06092007.html
昨日終了した6カ国協議の中の日朝国交作業部会の席上でも、外務省の担当大使からは北朝鮮に対する水害救援の申し出は一切された様子はない。いったい与謝野官房長官の「外務省に大いに検討してもらいたい」との発言は何だったのだろうか。
どうやらアメリカの北朝鮮融和策への転換にともない、安倍首相と内閣官房長官及び外務省との対北朝鮮対策の意思はバラバラで閣内不統一のようである。そしてその原因と責任は安倍首相の意思が不明確なところにある。
一方、安倍首相は8月28日に北朝鮮問題について拉致と核と並んで『不幸な過去の清算』に言及したと報じられている(9月7日朝日朝刊)。
米国が融和路線へ転換した以上、強硬路線では拉致問題も解決しないことは今や明らかであり、その過ちを速やかに認めるべきである。そして北朝鮮に対する強行路線から柔軟路線へ転換するのかしないのか、記者会見で国民に明確にすべき時であると思う。
「護憲+BBS」「安倍自民党政権を検証する」より
厚顔の美少年