老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

相変わらずだな、慎太郎

2007-09-03 06:54:47 | 暮らし
石原慎太郎・東京都知事の肝いりで、噴火災害後の三宅島を振興するために同島で公道オートバイレースを開催するという企画。安全意識の欠如から、オートバイ・メーカー4社に協力を拒否され、それでも止めない傲慢さ。

東京新聞の「石原知事・会見ファイル」8/31発言記事によると、「(バイク・メーカーが協力を辞退した影響は)ないと思う。別にオートバイメーカーが来て、ピンからキリまで面倒を見てもらう必要はないんでね。(後略)」という捨てセリフ。バイクのド素人が「オレのアイデアが理解できないヤツは、バカだ」と言っているようなものです。

以前、世界的に有名なマン島まで「公費で」公道レースを視察に行き、三宅島での公道バイクレースの危険性を問われて「レースに危険はつきもの。万が一、死傷者が出てもそれを問題にしたら公道レースなどできない」という旨の発言をしました。これが「バイクは安全最優先=常識」の国内バイク・メーカーに嫌われた理由でしょう。石原慎太郎は、自分でスポーツバイクを運転したことがあるのか。バイクで転倒したことがあるのか。

三宅島を一周する公道レースは不可能ですし、滑走路を利用しても危険です。実は私、10年以上前(噴火前)にバイクで三宅島を走り、不覚にも転倒したことがあります。それは、アマチュア・ロードレース(自転車)の先導車を務めたときでした。三宅島の道路は、

①基本的に道幅が狭い。普通車2台のすれ違いが、やっと。
②ガードレールが途切れている場所が多数あり、転落の危険あり。
③一部がコンクリート舗装なので、タイヤが滑る。
④潮風の影響(塩分)でタイヤが滑る。
⑤急勾配、急カーブがある。

こんな状況で、私は③と⑤が読みきれずに転倒。自転車にも転倒する者がいました。自転車レースでも大変なのに、バイクレースなんて!事前調査をしたバイク・メーカーの判断は当然です。この慎太郎案が出された当初、①~⑤の道路改装費と安全対策費がかかり過ぎるといわれていました。そんな忠告は今、どこへ行ったのでしょうか。ワンマン都知事がゴリ押し・・・ですかねえ。

噴火後に島民が一時帰島したいと言った時、「危険なのに帰りたいと言うなら、自己責任で。都は安全保障も責任も持たない」という旨の発言を石原都知事がした記憶があります。一方、自分のアイデアを実現するためには「都が責任を持って(バイクメーカーに代わる)スポンサーを探す」と言ってしまう。

自分の好き嫌いで都政を動かさないで!ねこパンチだぞ、慎太郎。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
猫家五六助
コメント
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