老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「裁判員日当は一万円」

2007-04-28 22:00:56 | 民主主義・人権
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070428i101.htm?from=main1
裁判員日当は1万円、参加促進へ高め設定…最高裁方針(4/28)

高め??  であれば、いっそ同一労働同一賃金が良いのではないか?裁判官の初任給を参考に時給或いは日当をはじくのも、積極参加を求めたい、耳目を集めたい、認知して貰いたい、そういう趣旨には、よりふさわしいのではないかと思う。労働条件の明朗化(同一賃金同一労働)にも、良き一石を投じよう。これまで、政府らは制度的に、つまりは法律で、余りにも格差・固定化を作りすぎた。

今日は軽く流そう。証人や検察審査会・委員など、職業裁判官と共に審理し判決を下す刑事事件の裁判、裁判員の職責とは似ても似つかず、従ってそれらの日当を参考にすべきでもない。ソロバン勘定が先立つようでは、企む所の成功はおぼつかなかろう。
 
そもそも、裁判員制度をお手盛りした後で、出来たから、個人・国民に「やれ」と言うが如き了見・態度にはどうにも不満が残っている。また、捜査の可視化など未解決な問題も多い。その他、国民の諸種の不満・危惧を解消する意味でも、新制度を活性化させる意味でも、日当であれ、思い切りが必要ではないか。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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戦争被害「個人請求放棄」(最高裁判決)

2007-04-28 10:41:28 | 戦争・平和
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007042701000528.html
中国人元慰安婦も敗訴確定 「個人請求放棄」と最高裁(4/27)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007042790135814.html
(強制連行・労働)個人賠償請求権認めず 最高裁初判断「戦後訴訟」終結へ(4/27)  ※片面講和の賜物!?
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007042702012046.html
【関連】戦争被害に非情の『壁』 強制連行訴訟『責任は免れない』 ※不当判決(4/27)

大いなる疑問を禁じえません。少なくとも、裁判長が言葉強く「静かにしなさい」などと言って、済むような問題ではない。
 
凡そ、対日講和のサンフランシスコ条約で個人の請求権は放棄されたから、というのが裁判所の論理の基礎にあるようだが、これとても普遍性のあるものかどうか、頗る訝しい。言うまでもないと思うが、これは西側=連合国(戦勝国)と日本(敗戦国)との条約であること。しかも、ウラでは日米安保条約がセットとなっていた。互いの政府同士の利害の突合せ・打算のあったろうことは疑いようもない。
 
ところで、現在の中国並びにソ連など東側・戦勝国は、同条約には参加していない。彼らの特別の都合により、参加させていないと言ったほうがいいのかもしれない。そんな事情のあるところ、日中平和条約をニアイコールに理解しようとしていいのか、字面の違いはどうなのか、疑問である。

特に疑問に思うことは、個人の正当な請求権を国家が断りもなく、一存で処分できるのか、して良いのか、ということ。頗る疑問である。仮にした場合、個人への補償は60年余の間したのか、これからする気があるのか、が問題となろう。
 
そこで、国家機関の一員たる、その最高裁・裁判長にもこれを伺ってみたいもの。…どうやら、していないと認識しているようなのだが…それで、無辜の民に、逆撫でする『黙れ!』のセリフはないだろうと思う。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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