老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

戦争の記憶は「預かり物」

2007-04-26 17:43:43 | 戦争・平和
きのう(4/25)の朝日新聞の生活面から。

戦時下を生きた人たちの体験をもとにした「語り継ぎ絵本 せんそうってなんだったの?」(学習研究社)が出版されたそうです。

・・・・・ここから引用・・・・
企画したのは20、30代の若手編集者たち。戦線から銃後まで、戦時の体験を全8巻にまとめた。自分たちの祖父母世代から子ども世代へ、戦争の記憶をつなげたい、そんな思いでつくったという。
(中略)
編集に携わった長田さんは「聞いた話の濃度を保ったまま、きちんと伝えられるのか、怖かった」と話す。戦争を知らない世代が、もっと知らない世代へ伝える難しさを感じながらも、絵本は今年2月に完成した。

戦争の記憶は体験者からの「預かり物」。私たちが受け渡すことで、子どもたちにあの戦争とつながっていると思ってもらえれば」というのが編集者や作家たちの共通の想いだ。

・・・・・引用おわり・・・・

東京新聞の若い記者さんたちの本「あの戦争を伝えたい」を思い出しました。こういう若い人たちがいることは本当に心強いです。

各巻2100円ですから8巻揃えると16800円。かなり高額になるので地元の図書館などにリクエストするのがいいかな、いろいろな人の目に触れる可能性も増えるし・・・と思っています。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
コナシ
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5月3日憲法記念日関連イベント

2007-04-26 14:25:07 | 憲法
今年も色々と企画されているようです。「護憲+」は、例年通り日比谷の集会&パレードに参加します。

             

★5・3憲法集会&パレード★
・日時:2007年5月3日開場12時、開会13時
・会場:日比谷公会堂
◎入場無料
◎手話通訳、第2会場あり
第1部
スピーチ:植野妙実子(中大教授・憲法学)、浅井基文(広島平和研究所所長)、各政党の挨拶
歌&コンサート:オオタスセリ
第2部
1万人の銀座大パレード:パレード出発、15時
・主催:2007年5・3憲法集会実行委員会
(事務局団体)憲法改悪阻止各界連絡会議、「憲法」を愛する女性ネット、憲法を生かす会、市民憲法調査会、女性の憲法年連絡会、平和憲法21世紀の会、平和を実現するキリスト者ネット、許すな!憲法改悪・市民連絡会(お問い合わせは03-3221-4668) http://www.annie.ne.jp/~kenpou/

★日本国憲法施行60周年・「憲法記念日」行事-シンポジウム「憲法を国民の手に」★
・日時:5月3日(木)13:00~16:30
・場所:日本教育会館3Fホール(地下鉄神保町駅・九段下駅・竹橋駅、JR水道橋駅)
・参加費:500円(資料代を含む)
・主催:市民版憲法調査会、フォーラム平和・人権・環境、ほか

★ドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」上映会と伊藤真塾長 講演会★
・日時:5月3日(木)
 第1回 14:00~15:30(受付開始 13:30)
 ゲスト講演会 16:00~17:00
 「イギリス青年と日本国憲法9条を語る」(チャールズ・ワードさん)
第2回 17:30~19:00(受付開始 17:00)
伊藤塾長講演 19:00~19:30
(第1回、第2回は、同様の映画を放映いたします。お時間のご都合に合わせて、ご鑑賞ください。)
※定員に達し次第、入室を締め切らせていただきます
・会場: 伊藤塾 東京(渋谷)校
・一般入場料:1,000円
・主催:伊藤塾
 http://www.itojuku.co.jp/16afterpass/afterpass_other/10097.html

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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「解釈見直し派ずらり(集団的自衛権・有識者懇設置)」

2007-04-26 12:06:06 | 安倍内閣
4月6日の「安倍カラー鮮明に・・・」で、安倍首相が『集団的自衛権行使などを研究する有識者会議を月内に設置する方針を固めた』ことを報じる毎日新聞の記事を紹介し、

>#それにしても、安倍政権の思い通りの結果をだすことが既定事実化された「研究」をする「有識者会議」は、どんな構成メンバーになるのでしょう?要注目です。

と書きましたが、そのメンバーが発表されました。

岩間陽子(政策研究大学院大准教授)
岡崎久彦(元駐タイ大使)
葛西敬之(JR東海会長)
北岡伸一(東大大学院教授)
坂元一哉(大阪大大学院教授)
佐瀬昌盛(防衛大名誉教授)
佐藤謙(元防衛事務次官)
田中明彦(東大教授)
中西寛(京都大教授)
西修(駒沢大教授)
西元徹也(元統合幕僚会議議長)
村瀬信也(上智大教授)
柳井俊二(前駐米大使)

あ~、やっぱり!テレビでもお馴染みの人たちが大勢います。皆さん政府の代弁者のような主張をし続けている人たちばかりです。

東京新聞も、各メンバーのこれまでの論調を紹介し、『「結論ありき」の人選』、『塩崎官房長官は記者会見で「結論ありきではない。大いに議論してもらいたい」と強調したが、首相の意に沿った報告書がまとまるのは間違いない。(政治部・岩田仲弘)』と結論付けています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007042602011663.html

「有識者」という耳ざわりの良い言葉を隠れ蓑に、あたかも客観的・中立的に決められるような体裁を作って、自分たちのイデオロギーを国民に押し付ける、安倍内閣のやり方に騙されるのは、私たちも好い加減やめにしたいものです。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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「暴力団との関係、一切遮断を…政府が企業に対し指針」

2007-04-26 11:18:10 | 社会問題
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070425it06.htm?from=top
 >暴力団との関係、一切遮断を…政府が企業に対し指針策定  
http://alcyone.seesaa.net/article/39997131.html
 >滋賀県栗東市の新幹線新駅凍結を掲げる嘉田由紀子知事の後援会事務所に、新駅を建設するよう要求する脅迫電話がかかっていた。

どちらが強烈なメッセージか、政府かヤクザ?か、明らかであろう。『安全、安心』を吹聴する政府(安倍政権)ならば、ヤクザ・暴力団から市民の安心・安全を確保すべきであり、そのために暴力団を攻めるべきは当然のことであろう。それも、本丸から。言うまでもなく尻尾切では安全は確保できない。これまでを見てもこれは疑いない。
 
ところで、政府は何故に、第一に、ヤクザ・暴力団外に、暴力団への遮断を求めるのだろう。直接的に、暴力団こそ、社会から遮断させるべきではないか。繰り返しになるが、本丸が無傷のままでは暴力団は無力化できない。これを梃子にウラ社会を柔軟に壊滅すべき。

「法の支配」に服するヤクザ・暴力団(無法者)などあり得ない。銃や鉄砲玉を持つのもそれらである。逆に言えば、ヤクザはマフィア同様、反社会的存在なのであって、この暴力的組織は、結集乃至結社すること自体、犯罪として取り締まるべきであろう。「銃の所持や違法行為があれば暴力団を取り締まる」など、取り溢しのあることを想定しているようで、腰の据わったものではない。
 
ヤクザ側のこのような強烈なメッセージを許してはならない。暴力を背景にした強請り・タカリを許してはならない。自由主義を標榜するなら、これを威嚇し、国民を不安全と不安にするヤクザ・暴力団組織、その存在を、法律的に否定すべき(犯罪とすべき)である。

「護憲+BBS」「今日のトピックス」より
蔵龍隠士
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小選挙区制の問題(違憲審査制度に関連して)

2007-04-26 10:55:26 | 選挙
「今週のコラム」の「違憲審査制度の激論」部分を見て思った事を書いてみます。
 
民主主義と称する社会では選挙で我々代弁者を選びますが、その選び方に問題があります。これは過去に、「護憲+」の「政治マガジン」にも入れていますが、

表で見る小選挙区の問題

NO.1 東京・北海道・東北地方・北関東
No.2 南関東・北陸信越・東海
No.3 近畿・中国
No.4 四国・九州

表は作った者にしか分かりにくいのですが、この表は2005年の選挙の折の自民と民主の得票数と当選者数を分析したもので、小選挙区では定員一人ですから、得票は自民党より多く取っていても野党が複数の候補者を立てるために、野党に入れた票は国会に反映されない死に票になります。

それは過去選挙の与野党の得票数を見てもよく分かります。2005年の衆議院選挙も、野党の方が得票数が有っても、議席数は現在のように与党が三分の二以上あるのです。
 
私は民主主義の社会では多数決は仕方がないと思っていますが、私たちの代表の議員を決めるのに得票数で割り当てない現選挙制度では、国民の声を反映しているとは思えないのです。

自民党も戦時経験者の議員が多い時には、少数党の意見を聞いているところも有りましたが、現在は数の論理で押し切る政治になって、少数意見の代弁者の言うことは聞かなくなっています。ですから日本は昔の轍を踏むのではないかと危惧しているのです。

私のブログに、国民投票法自民党案、投票率がない国民投票は欠陥だというイラストを作ってみましたからみてください。

国民投票法自民党案は欠陥だ その1
国民投票法自民党案は欠陥だ その2

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
ごまめの翁
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