老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「客観報道」とは?

2007-04-02 15:59:40 | マスコミ報道
「ちょっとおかしいんじゃないの?」に関連し、日本の報道のワンパターン主義のおかしさがある。

報道関係の書物を読むと、どの本も日本のメディアは「客観報道」(主観的意見を排除し、中立的な立場で客観的な事実報道に徹するという報道の仕方のことか?)が、大きな特徴であると書かれている。

しかし、ニュースを見ていると、いつも海外トピックスの最後で「なお、事故の被害者に日本人はいなかった模様です」などと言っている。客観報道というなら、そうした日本人がいたかいないかは関係ないはずだ。客観報道というのは国内だけのレッテルにすぎない。

事実報道に徹するのは結構だが、10年位前にフランスの核実験がタヒチであり、それに怒ったタヒチ住民(多分漁民が多いと思う)が、タヒチの都市部にある商店を襲って打ちこわしを始めたニュースでは、アナウンサーが「多くの暴徒が商店を襲っています」と報道していた。

核実験をしたフランス政府の蛮行はどう評価しているのだろうか。これが「客観報道」というのなら、「ちゃんちゃらおかしい」というのが感想だ。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵
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ちょっとおかしいんじゃないの?(ソロモン諸島付近で大地震)

2007-04-02 10:39:04 | マスコミ報道
先ほどソロモン諸島付近で大地震があったようです。

これを伝えたNHKのニュースの内容は、日本に津波の影響があるかどうかとか、現地に日本人が何人いるかということです。

ちょっとおかしいんじゃないの?日本や日本人に影響がなければどうでも良いことなの?伝えるべきは現地や現地の人にどのような影響や被害があったということではないですか?

海外で事故や災害がある度にこうした報道を聞くので、NHKの(あるいは日本のマスメディアの)「国粋主義」にあきれています。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
千葉の菊
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私も怒ってます(沖縄戦集団自決「強制」記述に修正)

2007-04-02 10:36:42 | 戦争・平和
松林さんや私の世代ならば誰でも知っています。

戦時中出征兵士を送るに当たって妻や両親はどれほどつらかろうと悲しかろうと、そんなことはおくびにも出さずに「後顧の憂いなく立派に戦ってきてください」と笑顔で送り出さなければならなかった。国のために死ぬのはまことに名誉なことだったからです。

そして敗色濃厚となった戦争末期には「本土決戦、一億玉砕」なんて絶望的なスローガンが闊歩しても、誰もそれを表立って否定することはできなかった。今思い出しても腹立たしいのは、歌人でもある斎藤忠中将の「国のために死ぬなどとはもってのほか、広大無辺のお恵みを下さった天皇陛下に命を捧げることこそ臣民の務め」という言葉。彼が戦後責任を取ったという話は聞いていません。

このような状況の下で米軍上陸を迎えた沖縄県民はどうせざるを得なかったか?「生きて虜囚の辱めを受けず」の教えを知らずとも、戦うか自決するかしかないと思いつめた人も多かったに違いない。沖縄の悲劇は軍の命令があったかどうかではなく、指導者が神国日本という幻想に支配されたいたからにほかならないのです。

ネオナチの「ユダヤ人虐殺は存在しなかった」という論法は、小さな矛盾を持ち出すことによって虐殺自体を否定する巧妙なものだといいます。集団自決に軍が関与しなかったとする連中も、これによって軍国主義を否定し、さらには太平洋戦争の正義を立証しようとしているのでは?と思います。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
宮天狗
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