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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

羽生結弦の勝利に見る日本人の変容

2018-02-19 21:43:50 | マスコミ報道
昨日(2月17日)は、TVにかじりつき、羽生結弦選手の演技に手に汗を握って応援した人も多かったろう。どのTV局も羽生結弦選手の金メダル獲得のニュースで溢れかえり、完全なTVジャック状況だった。

たしかに、彼の金メダル獲得は劇的だった。見ていた誰もが息を呑んだ3ケ月前の大怪我(右足靱帯断裂)から復帰し、ぶっつけ本番の大舞台で見事に金メダルを獲得した。日本人だけでなく、世界中の誰もが感動するストーリーである。

しかし、それだけでは、あれほどの大騒ぎにはならない。彼の立ち姿、彼の演技、彼の表情、彼の一挙手一投足に、観衆、TVを見ていた全ての人が引きこまれた。だから、羽生結弦のTVジャック状況に誰もが納得したからである。先日の貴乃花騒動のとは大違いである。

わたしたちのような昭和生まれには理解しがたいが、羽生結弦は、明らかに昭和の日本人とは違う。羽生結弦を追いかける海外の女の子が「彼は漫画の中の存在だ」と語っていたが、おそらく彼があれほど全ての人々に受け入れられる存在である理由の一つだろう。彼は、漫画、特に少女漫画の中に出てくる男の子そのままの雰囲気を醸し出している。彼をおっかけている日本のおばちゃんが、「彼の妖精のような雰囲気が好き」と語っていたが、海外の女の子と同じことを言っていると思う。

飛鳥の中宮寺(法隆寺のすぐ傍)に国宝の「半跏思惟像」がある。この表情のやさしさは、数多い仏像の中でも特別なもので、国際美術史学者の間では、古典的微笑「アルカイックスマイル」の典型として高く評価されているそうだ。
(※世界の三大微笑像⇒エジプトのスフィンクス、ダビンチのモナ・リザ、中宮寺の半跏思惟像)
中宮寺のHP  http://www.chuguji.jp/about/index.html

わたしの理解では、仏像というものは、男女の差をできるだけ超越して仏教が理解する人間という抽象的で普遍的な姿を彫りだそうと努めている。男の要素、女の要素をできる限り削ぎ落し、「中性的」姿を彫りながら、人間という抽象的で普遍的な存在を感得させるのである。理解させるのではなくて、感得させるのである。だから、その姿は、仏像を彫る仏師(仏像を中心に彫る彫刻家)の数だけある。つまり、仏師の数だけ【人間】理解の数があるのである。

わたしは、大学時代、中宮寺の「半跏思惟像」を初めて見た時の衝撃を忘れられない。男性でもなく、女性でもない。能う限り【中性的】表情でありながら、それでいて、何とも言えない人間的安心感を与えてくれる。古代の人々の人間理解の豊かさに圧倒された記憶がある。

突拍子かも知れないが、わたしは、羽生結弦を平成の半跏思惟像的存在ではないかと考えている。

羽生結弦のたたずまいは、何とも言えず美しい。この美しさは誰にも否定できない。しかも、中宮寺の半跏思惟像を思わせる削ぎ落された【中性的】イメージが横溢している。【中性的存在】であればあるほど、どのような想像も可能になる。若い女性たちは、漫画の世界に出てくる汗臭い匂いのしない男の子をイメージし、中年のおばさんたちは、性を超越した【妖精的】イメージに酔いしれる。

若い男性は、俺もああなりたい、とあこがれる。同時に、金メダルを取るまで、右足の痛みを痛み止めで抑えていた事を語らない、男らしさに圧倒される。かって、女性的服装をしながら、男らしさに溢れていた沢田研二の人気を彷彿とさせる。

おじさんたちは、「これからの人生、金メダルにふさわしい生き方をしたい」などというセリフに自らのだらしなさを振り返り、ころっといかれる。

昭和には、こんなヒーロー像はなかった。これが平成という時代が生み出したヒーローなのだろう。

羽生結弦の勝利の姿を見ながら、来年終わりを告げる平成という時代が生み出した最も良質な人間は、【平成天皇】と【羽生結弦】かな、と思えてきた。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水

名ばかりだった「NHK受信料の公平負担」

2018-02-12 16:32:38 | マスコミ報道
視聴者の皆さんは、NHKに「日本放送協会放送受信料免除基準」なる制度(一部の社会福祉施設や学校に対し、受信料の全額免除)があることをご存じだっただろうか。

今までNHKは、「受信料の公平負担」を実施しているかのように視聴者に訴え、受信料未払い者、受信契約未締結者を裁判に訴えてきた。しかし「公平負担」は名ばかりの見せかけに過ぎなかったようだ。

先日NHKのホームページに次のような広報が出された。

『送受信料についてのご意見募集

NHKでは「社会福祉施設への免除拡大」を検討しており、みなさまのご意見を募集中です 【受付期間】2/13まで

●ご意見募集の趣旨
NHKでは、「日本放送協会放送受信料免除基準」に基づき、一部の社会福祉施設や学校に対し、受信料の全額免除を実施しています。
 この受信料の免除に関し、平成30年度より「社会福祉施設への免除拡大」を検討しており、現時点におけるNHKの考え方をお示しし、この考え方について広く視聴者のみなさまのご意見を募集することといたしました。お寄せいただいたご意見を参考にさせていただき、よりよい運用にしたいと考えています。
 みなさまからお寄せいただきましたご意見については、主な意見を要約するなどし、NHKの考え方とあわせて、2月下旬を目途に公表させていただく予定です。』
http://www.nhk.or.jp/css/iken01/index.html

上記文中の、『「日本放送協会放送受信料免除基準」に基づき、現にある種の団体や組織が受信料を免除されている』とは、これまでも公平負担ではなかったということで、NHKは嘘をついていたも同然で、公平負担を唱える資格はなかったということだ。

「送受信料免除基準制度」が悪いと言っているのではない。公平負担にはなっていないのだから、事実を報道すべき公共放送が「免除制度」の存在を隠蔽して裁判を争い、また受信料の支払いや受信契約締結の督促のキャッチフレーズに「公平負担」という文言を使っていたことは、批判されてもやむを得ないと思うのだ。

大多数の視聴者はこのような制度があることを知らなかったと推察できるし、また受信契約の裁判に携わった裁判官で、「送受信料免除基準制度」の存在を知っていた裁判官が居たのであれば、NHKが「受信料の公平負担」という文言を使い料金や契約督促するのは不適切と指摘して判決を下すべきではなかっただろうか。もしかすると、裁判官もこの制度を知らずに、「公平負担」を真に受けて判決を下していたのかもしれない。

全ての報道機関は「事実の報道」を金科玉条としているはずで、まして公共放送のNHKが「公平負担になっていない事実」を隠蔽して、「公平負担」を唱え、受信料や受信契約の督促活動していたとすれば、言語道断、報道機関の風上には置けない行為と言わねばならない。

いずれにしろ最高裁で、「受信料制度は合憲」との判決が下される迄は、「送受信料免除基準制度」の存在を公言せずに『公平負担』顔をし、合憲判決後は、そのたタイミングを見計らったように、『どや顔』をして「日本放送協会放送受信料免除基準」を公言して、上記のような「社会福祉施設への免除拡大」の意見募集を始めた感は否めない。公平負担を信じ込まされていた受信契約者は、心中穏やかに、「社会福祉施設への免除拡大」に賛同はできまい。NHKがわざわざ意見募集をしているのは、『公平負担』で視聴者や契約者を欺いてきた良心の呵責からであろうか。

一方そのような中、野田聖子総務大臣が下記のように述べたらしい。

『NHK受信料、19年度値下げ「検討を」
野田聖子総務相は9日午前の閣議後会見で、NHKの受信料について「毎年、次の年に向かって(引き下げの)可能性を探っていただきたい」と述べ、2019年度に向けて引き下げの検討を求めた。NHKはすでに18~20年度の3年間は受信料を据え置く姿勢を示している。野田氏は「NHKには多くの繰越金があり、事業収入も増加している」とし、「視聴者が喜んで受信料を払うためには、引き下げを真摯(しんし)に検討していく姿勢を示してほしい」と述べ、速やかに受信料引き下げの検討を始めるよう求めた。』
(2月9日朝日新聞デジタル)https://www.asahi.com/articles/ASL2932B0L29ULFA007.html

これはNHKが最高裁判決以前まで言って来た「公平負担」の原則に沿うものであり適切であろう。

またNHK前会長は値下げを公言していた経緯もあり、それに繰越金もあると言われており、後継会長がそれを簡単に反故にするのも公約違反でおかしい。NHKは利益追求や株主配当が必要な株式会社でもない。

ここは公平に値下げすることを求める野田総務大臣の主張の方がどう見ても正論である。是非実現させて秋の自民党総裁選に出馬して欲しいものである。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔



貴の乱始末(芸人メディアのお粗末な世論誘導の失敗)

2018-02-04 16:32:24 | マスコミ報道
日本相撲協会の理事選が行われ、貴乃花はわずか2票で落選した。この結果を受けて、日馬富士の暴行問題以降、延々3か月に及んで、執拗に相撲協会問題を報道してきたTVメディアも多少は沈静化するだろう。

わたしは、ここ数か月のメディアジャックとも呼べる異常な過熱報道こそが、ファッショ社会のメディアを象徴していると考えている。同時に、日本には相撲協会のごたごた以外に問題はないのか、という根本的問題も投げかけている。

この根本的問題はさておき、今回の報道の特徴は何かを少し考えてみる。

(1)善玉と悪玉を明確にする⇒善玉=貴乃花 悪玉=白鵬などモンゴル勢、八角などの相撲協会幹部

(2)悪玉の行為⇒どんな些細な問題でも針小棒大に報道する⇒その些細な間違いを攻撃して、悪玉とみなした連中を排除しようとする。
※彼らの言い分は報道しない。彼らの主張の正当性など検証しない。とにかく、声が大きくて無茶な主張を押し通す連中を多数出演させる。(芸人が多い。彼らは番組の意図を忖度し、局に気に入られ、次の出演を手に入れようとしている。)

(3)善玉(この場合貴乃花)の言動は、全て好意的に解釈し、世間的・常識的にみれば、どんな酷い行為でも、それなりの理由があると解釈する。
(例)貴乃花が相撲協会の調査に全く協力しないとか、貴ノ岩の休場のための診断書を提出しないなど、組織人として、常識では考えられない行為を繰り返しても、悪玉とみなした連中に対する批判から考えれば、批判などないに等しかった。

(4)改革幻想を振りまく⇒改革は良いことなんだ、という幻想を徹底的に振りまく。⇒しかし、改革の内容については一切報道しない。⇒アベノミクス報道と全く同じ。中身の検証なしに、改革者=善=貴乃花という図式で報道している。
※これをプロパガンダと言わずになんと言うか。

(5)TVメディア連中の自らの影響力に対する過信⇒これだけプロパガンダ報道(世論誘導)を行ったのだから、貴乃花は当選しなくてもかなりの票数を集めると期待した。⇒TVメディア連中は、自分たちの報道で相撲協会の親方連中を変えられると考えていた。
各TV局のコメンテーターやMCなどの落胆した表情を見れば一目瞭然である。初めて現実に直面した学生のようだった。

(6)今回の選挙結果は、TVメディア連中の取材能力の無さ、想像力の欠如、調査能力の無さ、批判精神の欠如などが如実に示された、と読まなければならない。
彼らが垂れ流す日々のニュース解説など、全く信じるに足りないと言う事を示したのである。

では、なぜTVメディア連中は間違ったのか。

【A】固定観念に縛られている。

★貴乃花=改革者 この図式は本当に正しいのだろうか。

これを考えるには、暴力事件の本質を正しく認識しているかどうかが、問われる。つまり、報道をする人間の知性と人間に対する洞察力が問われる。

「暴力」、特に強者が弱者に対して行う「暴力」=「いじめ」は、かっての大学の体育会系などで顕著にみられたように、「閉鎖的社会」で起こりやすいというのは、今や常識であろう。

と言う事は、相撲社会を「閉鎖集団」から「開放された集団」に変革することを、真っ先に考えなければならない。

実は相撲協会は、以前の暴力問題の反省から、その事を実践している。暴力事件の温床になる相撲界の「閉鎖社会」の最大の要因は、「部屋制度」と「親方絶対制度」にあるという認識から、改革に乗り出しているのである。
※意外と報道されていない。(ネグレクトされている。)

•相撲取り一人一人が相撲協会員。つまり、相撲協会という会社に就職した会社員というわけである。親方と弟子という関係から、協会と相撲取りという関係に変化している。
•親方は、この会社員を協会から委託され、教育、指導、訓練するための支援員。

ところが、貴乃花は、親方=父 弟子=息子 という認識を強く持っており、弟子を守るという意識を強調している。だから、暴行事件の被害者貴ノ岩には一切メディアで語らせず、隠し通した。

ところが暴力事件を生む温床が「部屋制度」と「親方制度」にあるという考え方は、相撲取り一人一人の自立意識を育成し、物事は、力でなく何事も話し合いで解決するという意識を育てなければならないという認識に基づいている。近代社会では常識であろう。

貴乃花親方の行動は、この認識に反している。

◎上記の図式を当てはめて考えれば、貴乃花=改革者という認識は全く逆で、貴乃花=守旧派、相撲協会=改革派という図式になる。実は、この事を指摘したのは、NHKで長年大相撲を担当していた刈谷という解説員ただ一人。彼は、貴乃花は改革というけれど、昔に返したいだけじゃあないか、と指摘していた。

この程度の認識もなしに、貴乃花が改革者として、改革ができないという認識で、責められる協会幹部も大変だろう。

【B】人の評価は、成し遂げた仕事によって評価する。

たしかに、貴乃花の現役力士としての成績は素晴らしい。一代年寄を襲名してもおかしくない。しかし、親方や理事としての評価はまだ定まっていない。

今回の貴乃花の言動についての評価は、現役力士としての貴乃花の評価でなく、理事としての貴乃花の評価として考えなければならない。TVに出るコメンテーター連中やお笑い連中などは、この区別がついていない。

貴乃花が落選して改革ができるのだろうか、などというコメントは、自分が「何も分かっていない」と言う事を証明しているようなもので、恥じなければならない。

貴乃花は理事として4期、8年も勤めている。どの理事よりも長い年数である。と言う事は、他のどの理事よりも、相撲協会の改革の遅れについて「責任」がある。貴乃花はこの認識がないのではないか。

この責任感の無さこそ大問題で、相撲協会の改革が遅れているのなら、まず自分の力量の無さを恥じなければならない。自らの力量の無さを棚に上げて、HPで協会を非難するなど、本末転倒である。

顔を洗って出直せという結果になるのもやむ負へない。

【C】取材能力の欠如か意図的誘導か?

・・★今回、貴乃花が求心力を失ったのには、相撲協会幹部たちの旧北の湖体制の負の遺産の清算の思いがある。昨年12月、協会は元顧問(北の湖体制下で辣腕を振るった)を在職中に背任的行為などをしたとして約1億6500万の損害賠償を求める訴訟を起こした。貴乃花は、この顧問と非常に近しい関係にあるとされている。これは貴乃花の求心力を失わす大きな要因の一つだろう。

★年寄名跡を巡るごたごた。⇒貴ノ浪の死去で空いた「音羽山」の名跡は、貴の乱の時、他の一門でありながら、貴乃花支持に回った元前頭光法が継いだ。しかし、現小野川親方の引退に伴う名跡交換で、貴乃花は元光法に新しい名跡を与えることができず、元光法はこの一月協会を辞した。貴乃花支持に相撲人生を賭けた仲間を守ることができなかったため、貴乃花の求心力は落ちざるを得なかった。・・・

(上記の問題は、2/3の毎日新聞記事をまとめています)

TVでは、このような貴乃花に不利な情報は一切流れなかった。本当に知らなかったのなら、取材能力が決定的に欠如していると言わざるを得ない。そんな記者は首にしなければならない。もし、分かっていて報道しなかったのなら、これこそ報道で世論を誘導しようとした意図が見え見え。厳しく糾弾されなければならない。

今回の貴乃花を巡る一連の大騒ぎは、真実を報道しようとするジャーナリズムの真摯な姿勢は消え失せ、ただただ、世論を思い通りに誘導しようとする日本メディアの劣化と反国民的姿勢が露わになったものである。

それに抗して、常識的投票を行った相撲協会の健全な判断を評価しなければならない。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
流水

2月4日のNHK「日曜討論」のテーマについて

2018-02-04 13:21:02 | マスコミ報道
今日の「日曜討論」のテーマーは、新聞番組表によれば、「最新分析! AIはどこまで進歩?」という内容であった。

先日国会では補正予算案審議の両院予算委員会が終わったばかりである。野党は新たな疑惑情報も開示して、森友加計問題を主流に質疑したが、安倍首相の答弁は旧態依然、自民党も渦中にある昭恵夫人の国会喚問には消極的であった。おまけに夫人は「私も真実が知りたい」と言った、との報道もされている。

先週このような国民の関心の的になっている重要な審議が国会で行われていたもかかわらず、今日の「日曜討論」のテーマは、今に始まった問題ではない「何と間の抜けたテーマ」であろうか。こんなテーマであれば、バライティ番組と化した毎夜10時の「クローズアップ現代+」で取り上げれば十分であろう。

しかも司会者は科学専門員ではなく、政治討論専門の島田解説員である。予算委員会が終了したばかりで生々しく、政府与党の反対で政治討論予定が急に変更され、忖度偏向日曜討論になったのではあるまいか。

最高裁は平成29年12月6日に、「受信料制度が国家機関などから独立した表現の自由を支えている」との判決を下した。NHKはそのように感じる受信料契約者も増えつつあることを忘れないで頂きたい。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔

NHK受信契約急増

2018-02-02 10:38:57 | マスコミ報道
2月1日のyahooニュースによれば「NHK受信契約、申し出が5倍超に 最高裁判決の影響か」のヘッドラインが目に付きました。(朝日新聞配信)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180201-00000060-asahi-soci
NHKは1日、昨年12月の申し出による受信契約の増加数が、通常月の5倍超となる約5万6千件にのぼったことを明らかにした。同月6日の最高裁判決がNHKの受信料制度について初めて合憲判断を示し、「事実上支払いは義務」と位置づけた影響とみられるという。NHKによると、今年1月も申し出による契約の増加数は約2万6千件で、近年の通常月の1万件前後と比べて倍以上で推移している。NHKは「最高裁判決の影響があると思われる」と分析している。(以上ニュースより)

ところで「護憲+」では、昨年大晦日に次のような「新規スレッド」を立て、「最初の投稿」をしています。

確かにyahooニュースが言うように、最高裁判決を、「事実上支払いは義務」と位置づけることができますし、そう採られかねません。ならば受信契約者がNHKに求める権利は何か。新たなスレッドに記載した下記の「スレッド趣旨」及び「最初の投稿」と同感の契約者が増えたとすれば嬉しいことです。

・スレッド趣旨:『最高裁は平成29年12月6日に、「受信料制度が国家機関などから独立した表現の自由を支えている」、「放送法に規定するNHK受信料制度は合憲」との判決を下した。ならばNHKに表現の自由を護らせる最善策は視聴者の眼と口、5W1Hで内容を指摘しよう。』

・最初の投稿:『受信料は大晦日の紅白歌合戦等の娯楽番組の視聴だけに支払っているわけではありません。NHKが国家権力等から「表現の自由」を護るためでもあります。ならば受信料支払いに協力しましょう。「ならば」が意味深長なところで、NHKに視聴者の気持ちを忖度して欲しいものです。』
http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/m/201712

ドキュメンタリー番組と偏向報道の乖離はまだ埋められていません。 NHKの報道・二ュースをしっかりウォチして、これまでの偏向報道姿勢を正して頂きましょう。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔


NHK ドキュメンタリー「未解決事件ファイル」

2018-01-28 10:02:24 | マスコミ報道
今、NHK総合でドキュメンタリー未解決事件ファイル 「朝日新聞阪神支局、赤報隊襲撃事件」をやっています。
草なぎ剛君が、再現ドラマで、亡くなった小尻記者の同僚の役でいい味だしています。

今日は前編、明日は後編。
草なぎ君ファンの人達も見てくれるといいなあ~。
明日も見逃さないようにしなくちゃ。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術」より
パンドラ

NHK経営計画(要約)を見て

2018-01-24 11:07:44 | マスコミ報道
1月21日に向こう3カ年のNHK経営計画が発表された。

その要約計画(下記url)を見たが、平成29年12月6日に最高裁で下された、「放送法に規定するNHK受信料制度は合憲」、「受信料制度が国家機関などから独立した表現の自由を支えている」、との合憲主旨内容には全く言及しておらず、失望させられた。

せめて『最高裁判決を真摯に受け止め「表現の自由を護る」』との文言を経営計画で読ませて欲しかった。

https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/plan/pdf/2018-2020_youyaku.pdf

一方22日の朝日新聞も社説で論評している。

(朝日新聞社説)NHK、公共性の議論をもっと
https://www.asahi.com/articles/DA3S13324276.html?ref=editorial_backnumber
2018年1月22日05時00分
=== 
NHKが18年度から3カ年の経営計画を発表した。放送に加え、ネット配信も活用した「公共メディアへの進化」を重点方針の第一にかかげる。

 だが、華々しいアピールの陰で、視聴者が置き去りにされた感は否めない。

 象徴的なのは、籾井(もみい)勝人前会長が提唱した受信料の値下げが見送られ、一部対象者への減免措置にとどまったことだ。事業収入は過去最高を更新中。毎年7千億円を大きく上回り、20年度の繰越金は600億円を超えるにもかかわらず、である。

 理由としてNHKは、東京五輪に向けたスーパーハイビジョン(4K・8K)の設備投資などに巨費がかかることを挙げる。しかし、そうまでして超高精細な画像がなぜ必要なのか、丁寧な説明はない。「一度値下げすると値上げは難しい」という石原進経営委員長の発言は、世の中にどう受けとめられたか。自己都合が過ぎよう。

 視聴者の視線は厳しさを増している。事実をゆがめた番組づくり、取材費の流用、受信料の着服など不祥事が相次ぐ。報道姿勢をめぐっても、政権との距離感を欠くとして公正さを疑う声は絶えない。いずれもNHKの存立にかかわる問題だ。

 若者を中心にテレビ離れが進み、メディア環境が激変するなか、NHKの公共性とは何か、何が期待されているのか、突っ込んだ議論が必要だ。

 受信料訴訟で政府が最高裁に出した意見書は、災害時などの情報提供を使命と位置づけたが、それにとどまるものではない。NHKには、社会全体に情報を届け、人々の知識や教養を底支えしてきた歴史がある。不確かな言説がネット上に飛びかういま、使命はますます重くなっているとの見方も強い。

 だが、意欲的で優れた番組がある一方で、いい意味でのNHKらしさが薄れてきているのを危ぶむ声は少なくない。表向きは否定するが、現場からは「視聴率主義が強まっている」との嘆きがしきりに聞かれる。

 民放の二番煎じのような安易な演出や、近年目に余る番組宣伝の多さは、NHKに対する信頼を深いところで傷つける。視聴率に結びつかなくても、多様な価値観をすくい上げ、人々のニーズにきめ細かく対応した放送がなされなければ、市民が受信料で支える意義はない。

 上田良一会長は年頭あいさつで「NHKの公共性が問われる年」と述べた。その言葉通り、批判に真摯(しんし)に向き合い、社会との対話を深めることが、この巨大組織に求められている。
===

この社説に加えて言いたいことは、

・最近の『クローズアップ現代』は、かつて国谷キャスター当時と比べ、内容がバラエティー番組的で、政治、経済、重要な社会問題がクローズアップされていない(国家機関への忖度では)。

・朝日社説が指摘する視聴率重視策は、娯楽番組のキャスターを見れば一目瞭然である。例えばかつて民放のキャスターであったタレント、古館氏、所ジョージ氏、タモリ氏等の出演であろう。一瞬民放のチャンネルを押したか?と見まごうほどである。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔

NHKの報道・二ュースウォッチの意味あり

2018-01-13 17:33:37 | マスコミ報道
朝日新聞の報道を「護憲+」でもフォローした結果とは言わないが、NHKの意識改革を促すには、視聴者の視線と言動が必要だ。

NHK会長、安室奈美恵のリハーサル写真問題を謝罪「大変遺憾なこと」
http://www.sanspo.com/geino/news/20180111/geo18011118580036-n1.html

>NHKの上田良一会長(68)が11日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、昨年大みそかの紅白歌合戦で安室奈美恵(40)のリハーサル時の歌唱シーン写真を本番のものと偽り報道陣に配布した問題について「大変遺憾なこと。2度とこのようなことがないように徹底したい」と謝罪した。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔

紅白の安室さん写真、リハだった NHK「うそついた」

2018-01-09 11:02:57 | マスコミ報道
昨年12月6日の最高裁判決でNHKの受信料制度が合憲とされた。判決文は受信料制度は不偏不党に徹し、国家権力等から表現の自由を護るために必要と述べている。

しかし「不偏不党と表現の自由」はNHKという組織が独りでに実行してくれるわけではない。受信料から労働報酬を得ているNHK職員一人一人の意識改革と実行次第である。

また視聴者はこの判決を奇貨として、NHKに最高裁判決要旨を遵守させるためにも、テレビ・ラジオを通してNHKの一挙手一投足、及び不正や嘘を見逃す訳にはいかない。そのような矢先に朝日新聞で下記の記事が目にとまった。

紅白の安室さん写真、リハだった NHK「うそついた」
https://www.asahi.com/articles/ASL155SJ5L15UCLV00Z.html

これは
放送法第1条2項 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。

の条文の、「真実及び自立~」をないがしろにし、「表現の自由」をはき違えていると言われてもやむを得まい。NHK職員は今回の最高裁の判決文を熟読しその意義をもっと理解すべきである。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔

NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう

2017-12-31 11:03:44 | マスコミ報道
最高裁は平成29年12月6日に、「受信料制度が国家機関などから独立した表現の自由を支えている」、「放送法に規定するNHK受信料制度は合憲」との判決を下しました。

受信料は大晦日の紅白歌合戦等の娯楽番組の視聴だけに支払っているわけではありません。NHKが国家権力等から「表現の自由」を護るためでもあります。

ならば受信料支払いに協力しましょう。「ならば」が意味深長なところで、NHKに視聴者の気持ちを忖度して欲しいものです。

「護憲+BBS」「NHKの報道・二ュース内容をウォチングしよう」より
厚顔