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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

火星で死ぬつもりかい?(続)

2015-09-11 14:08:16 | 集団的自衛権
ここはヤスバイ総理の執務室。総理のツイッターに「イササカ・ヤッタローという作家が非国民な原稿をかいている」というネトウヨからの書込みがあり、記者団との定例会見をキャンセルして秘書官に手配させ、イササカ先生を呼びつけたのだ。

イ「総理、本日はお招きいただき、誠に光栄で・・・」

ヤ「キミは近頃、私に批判的な作品を書き、週刊誌に発表するそうですね」

イ「滅相もない!私は昔から熱心な総理の支持者です。そんな作品、書けるわけがない」

ヤ「いや、いいんだ。キミの作品をチクった編集者は、その『総理を火星に連れてって』だったか・・・酷評していたが、私は評価しているんですよ。私は『火星の中心に立つ日本』にしたいんだが」

イ「あの、タイトルは『火星で死ぬつもりかい?』で・・・」

ヤ「いいじゃないか、そんなこと」

イ「はっ、おっしゃる通りです。それで、どのような評価を」

ヤ「うん、評価はどうでもいいんだ。この際ね、使えるメディアは何でも使おうと思って。だから、キミの作品を私の思い通りに解釈したい。私に質問して、上手に書き直してくれないか」

イ「解釈ですか・・・ですね。原文は変えなくていい、と。私も名の知れた作家です。過去には文学賞もとっていています。だから、原文を放送局のように改編できません。総理から正式に新作のオファーを・・・」

ヤ「早く質問しろよ」

イ「・・・わかりました。それでは・・・」

ヤ「(秘書官が耳打ち)うん、そうか。フツツカ君、すまない、時間だ。まぁ、私は粛々と進めるだけだから、よろしく頼むよ」

「フツツカじゃなくて」とすがるイササカ氏を置き去りにして、ヤスバイ総理は予定通り、ヒノモト会議が主催する「総理を積極的平和に励ます会」へと去っていった。「イヤイヤ問答」を終えたイササカ先生は捨てゼリフを残し、タクシーを拾うと新宿○○横丁へ消えていった。

「解釈なんて、ごめんだよ。オレは新しく作品を書く・・・タイトルはな、『イササカ、国民主権、ヤッタロー』だ!」

p.s.パンドラさんの「火星で死ぬつもりかい?」の、今流行の「パクリ」でした。(ぺこり)

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
猫家五六助

日本は難民を作り出す側に回るのか

2015-09-10 06:06:08 | 集団的自衛権
欧州では、シリアの内戦を逃れようと難民たちが乗り込んだ船が難破して、3歳の男の子がトルコの海岸に打ち上げられたと報じられた。私はたくさんの可能性を秘めた存在である子どもが大好きなので、こういうニュースは本当に悲しい。この子の5歳の兄も、母親も亡くなっているという。

このニュースは世界にショックを与え、ドイツ、オーストリア、英国など、難民の受け入れを広げたという。これらの難民は、いわゆる経済難民ではなく、その地域が戦乱状態になって生命の危険を感じ、祖国を後にしている。

欧州が受け入れを広げたとしても、難民の問題は解決どころか、より深刻になっていくだろう。その国に落ち着いたとしても、人種偏見や職業差別などの問題は出てくるだろうし、自ら国を出てきた1世はともかく、2世、3世ともなると、そうした差別への怒りから、その国になじまないことも多いようだ。西欧諸国からISISに加わる若者は後を絶たない。

祖国が安心して暮らせるのであれば、人々が国を捨てて、命の危険を冒してまで難民になろうとは思わないだろう。中東諸国の政情不安定とISISの紛争は、こうした難民を生み出している。

だが、これら中東の政情不安を掻きたてたのは誰か。アルカイダに武器を与え、フセイン政権の大量破壊兵器疑惑でイラクに攻め入り、9・11のあとでは犯行声明すら出ていない時にアフガニスタン攻撃という、米国の中東政策の影響は大きい。

米議会は、イスラエルを支援するロビーの活動や軍需産業の後押しを受けている。そして米国政府は、際限なく中東で戦争を繰り返してきた。そして若者、特に貧困層の若者が戦場に送り込まれる。

そして日本では、安倍政権の継続が決まり、多くの国民の反対の声にも拘らず、与党多数をもって参院でも集団的自衛権は決定されてしまうのだろう。

ひたすらに米国のご機嫌を窺って後方支援をしたい政権は、その前に武器輸出三原則を撤廃し、「防衛装備移転三原則」つまり軍需産業が望んだとおり「武器輸出解禁」をしている。

こうして、米国の望むままに、私たち日本人は、米国の戦争に手を貸し、自らの命を危うくしながら、難民を作り出していく側に回るのだろうか。

次回の選挙で与党に過半数を取らせないこと、集団的自衛権を廃案に出来るか。忘れっぽいと言われる日本人だが、今、「集団的自衛権に反対」と思う、その思いをたとえ成立したとしても、廃案にできるまで粘り強く持ち堪えて行きたいと願う。

「護憲+コラム」より




なぜ、安倍政権は安保法案にこだわるか?

2015-09-07 15:19:56 | 集団的自衛権
衆議院で「戦争法案」を可決したとき、安倍首相は「国民の理解がまだ得られていない」と言い放ちました。それから今日まで、参議院でさえ議論のすり替えや不合理な例え話をして、国会議員ですら???な状況。

どうして、そこまで面の皮が厚いのか、独裁者を演じるのか。首相補佐官・磯崎氏の「法的安定性は関係ない」発言を含めて不思議でしたが、メールマガジンに的を得た記事がありましたのでご紹介します。

まぐまぐニュース「読売だけ2面の怪、磯崎氏喚問を新聞各社はどう伝えた」著者;内田誠さん(ジャーナリスト)のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』から引用。
http://www.mag2.com/p/news/23767

++++++  本文から引用 +++++++
中略~【東京(新聞)】は、その公明党が礒崎氏続投を容認したと見出しで論難している。加えて、もう1つの見出し「立憲主義軽視 根底に」に対応して、阪田元法制局長官へのインタビューが載っている。この内容が凄い。阪田氏は礒崎氏の発言撤回は「本意でないだろう」と言う。「なぜなら、安全保障政策を重視する外務省を中心とした官僚、政治家、学者らは『憲法より安全保障が大事だ』と常に言い続けてきているからだ」という。

 しかもそれは安全保障の観点ではなく、国連安保理の常任理事国入りに必要だという、外交的国際的地位の問題だとする。だからこそ、今回も、安倍氏はなぜ「集団的自衛権」を行使しなければ国民を守れないのか、全く説明できていないという。

 各紙、安倍氏の任命責任云々について書くけれど、その中身がなんなのかについては書かれていない。立憲主義を軽んじる外務官僚とその上に乗って憲法の改変を目指す安倍氏およびその周辺の問題を、「立憲主義の軽視」という次元で整理する《東京》の伝え方は重要だと思われる。~以下、略
++++++ ここまで ++++++++++

やはり、東京新聞は民衆の味方!読売新聞が「安倍新聞」ということが、よくわかりました。NHKが「安倍テレビ」と同じように。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助

====

今日の東京新聞朝刊の記事によると、高村副総裁は青森市の講演で「国民の理解が十分得られなくても安保法案は今国会中に成立させる」と言い放ちましたね。

「国民のために必要。十分に理解が得られていなくても決めないといけない」……って、「何故国民のためにこの法案を今成立させる必要があるのか」
安倍総理も中山防衛大臣も、はぐらかしや言い換えばかりしていて野党の質問に答えていないじゃないですか。

いっそのこと、「安倍総理が訪米した時に、今国会中に成立させると約束してしまったのでそうするしかない。約束を破ったら安倍内閣が瓦解するかもしれない」と、言っちゃった方がすっきりしますよね。(それを国民が納得するかどうかはまた、別の話)

もう国民の思惑や世論なんてどうでもいいんですね。本当に国民もバカにされたとものだと思います。

この人、最近顔色も良くないし「ここまで説明しても分からないのか!」ってキレちゃって、本音が出ちゃったのかしら。

「穏やかに、丁寧に」の仮面が剥がれて来ましたね。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ

「安保法案の論点整理」

2015-09-04 13:47:17 | 集団的自衛権
参議院「安保法制特別委員会」の政府答弁が大きく揺れて、「速記を停めて・・」の連発、或は、長々と焦点からズレタ答弁が続き、質問者の時間に食い込んだり、内容の審議がないのに時間ばかり経過していきます。

地元紙、秋田さきがけ新報で紹介されたサイト

「安保法案の論点整理」
http://anporonten.jp/

で作者(秋田県横手市の一市民 新田祐子さん)が、拡散するよう呼びかけていますので、よろしくお願いします。

『私は、「平和安全法制」の法案に関する衆議院の全ての審議(本会議、平和安全法制特別委員会、憲法審査会、参考人質疑)の議事録を精査し、論点と問題点を整理しました。
それを他の方にも説明できるよう、このページを作成しました。どんな法案で、なにが問題なのかを知るきっかけにしていただければと思います。』
『【安保法案の論点整理】が、国会議員に届くよう、理解が深まるよう、知り合いの国会議員に働きかけていただきたいのです。
また同時に、安保法案がわからなくて、とまどい、不安を感じている市民の皆さんにも、隣人にも届くようこのサイトと文書を「拡散」していただきたいのです。・・・
ご理解、ご協力のほど、よろしくおねがいいたします。』

ご本人が、9月2日までに参議院議員160名、衆議院議員300名にメッセージを発したと、ブログに書いております。是非ご一読ください。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
べごおじ


民衆の声を畏れよ!

2015-09-02 15:25:38 | 集団的自衛権
8月30日、国会正門前は怒れる人々で車道まで埋まり、周辺の道路も議事堂前に辿り着けない人の波で埋め尽くされた。

そこに居るのは、真実を見抜く鋭い感受性を持った高校生や大学生を始め、姜尚中さんの言葉にあった「生活保守」とも言える私達のような主婦や家族連れ、学者や法律家、ジャーナリストや芸術家、等々。集会に先立って、自由の森学園の生徒達が歌った、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」に敬意を表して言えば、参加者の誰もが民衆の1人だといえる。

こうした多岐に亘る人たちが、渾然と渦を成し、「集団的自衛権はいらない」「戦争法案絶対反対」「戦争したがる総理はいらない」「アベはやめろ」などのコールに声を合わせ、夫々の強い思いを託していた。

彼等、私達がそこに居るのは、菅官房長官がいうように「法案を誤解」しているせいではなく、谷垣幹事長がいうような「イデオロギー対立」故の参加でもない。安倍政権が国会に持ち込んだ事態に異常を感得し、私達の暮らしに忍び込もうとしている理不尽に不安を抱き、学び、考え、判断し、行動で意思を示すと決めての、不退転の行動なのだ。

「8.30国会包囲行動」に先立つある日、長谷部教授らと共に衆院憲法審査会で「安保法制は違憲」と言いきって、当法案に関する認識と議論を劇的に変えた憲法学者、小林節さんの話を聞く機会を得た。

その中で小林さんは、「我々は幸せになるために生まれてきた。それを保障するのが憲法」「解釈改憲で憲法を破壊しようする安倍内閣に売られたケンカには勝つ」と言い、国会議員など政治家との親交を通して得た感触と決意を、次のように語った。

『野党四党の党首は、世論動向を通じて、「安倍政権と対峙すること」「安保法制を阻止すること」で一致しなければ、自分達に未来は無いとの認識で一致している。』『自分はこうした野党の結束のために全面協力を惜しまない。』と。

8月30日の国会正門前で、民衆の渦の中に入って、民主、共産、社民、生活の四党党首が「断固闘う」と決意表明し、手を繋ぎあった光景は、図らずも小林節さんの見立ての正しさを証明することになった。

小林さんは先の話の中で、『自民党内部にも「今のままで良いはずがない、何とかしたい」と思っている議員を複数人知っている。彼らが動くように背中を押していきたい』とも語っていたが、今日の東京新聞によれば、「自民党総務会でも、デモについて、民意を重く受け止めるべきだ」の意見が相次いだ」という。

こうして、10万人分の一人でありたいと決意して参加した私達の行動は、政治の現実をよく知る理性的な戦略家の後押しも受けて、今ようやく政治に具体的な影響を及ぼし始めている。

勿論、安保法案の行方を楽観視することはできない。安倍内閣は、支持率凋落の犠牲を払ってでも、今国会中に法案を成立させるべく動くだろう。今なお圧倒的多数の議席を持っている政党に、それはできないことではない。

小林節さんは、そのことも見込んで、法案成立後の違憲訴訟も準備している。「訴えの利益」を最重視する最高裁の問題を織り込んだ上で、小林さんは大規模な違憲訴訟を行うつもりだとし、その意義を次のように語った。

「忘れっぽい私たちだが、違憲訴訟を通して、政治情勢分析を月1回ペースで行う場を設け、『被害者意識を持ち続ける』」と。

空気のように当たり前にあった「民主主義」「平和」「憲法」は、私達の手で護らないと壊れてしまうのだということが、この間の議論の中で、私達の意識に上り、深く生活に根付き、立憲主義を踏みにじり、違憲法案を強引に通そうとする政権への怒り、嫌悪は、こうして、この政権が崩壊するまで続くことになるだろう。

今、政権の座に胡坐をかいている自民、公明の議員一人ひとりには、次の言葉を胸に刻んでもらいたい。
「私達を侮るな! 民衆の声を畏れよ!」

「護憲コラム」より
笹井明子



戦後70年の広島での合宿報告

2015-08-22 20:31:45 | 集団的自衛権
8月1日(土)~2日(日)、生活クラブ労連、パル労協、グリーンコープ労協の三労連の合宿を広島で開催しました。今年度で15回目(15年目)となりました。

開催の趣旨は次の通りでした。
「(前略)しかし、今回の合宿のテーマを次のように提案するとともに、テーマにふさわしい開催場所として、<広島>をお願いし、獲得目標を以下の様に整理しました。

1.日本帝国主義によるアジアへの侵略戦争と対するアジア、なかんずく、中国人民の独立・解放戦争に伴う日本帝国主義国家(天皇制国家)の敗戦から70年であること。その戦争の最終期に、アメリカよる前述の<第二次世界大戦>後の世界戦略(戦後の対社会主義国家との対峙=冷戦)を踏まえた実践的<原爆>の投下から70年であること。  

2.今一つは日独伊三国同盟に象徴される全体主義的資本主義“ファシズム”国家対ブルジュア民主主義的資本主義国家の国際戦線と社会主義国家の統一戦線(反ファシズム統一戦線)との国際戦争の勃発とその戦争における全体主義的資本主義“ファシズム”国家の敗北(敗戦)から70年であること。 を踏まえた上で

3.“村山談話”に象徴される“侵略国家”として、アジア、なかんずく、中国・朝鮮半島国家への侵略に“謝罪と反省”を安部政権が継承していくのか、かっての“道”を日米同盟のアメリカへの隷属性をより強い<隷属性>へと展開させ、アメリカの<負>の先兵国家としての明日を選択するのかが、今、現在<国民>問われていること。

4.その生い立ちから“平和主義的勢力”であり、戦後一貫して、<生協>の事業と運動及び生協組合員と生協労働者は、民主主義の旗を掲げてきたが、実践的にそうした歴史の継承の真価が問われる時代とそうした状況の民主主義的変革の主体として<自己形成>することが求められていること。

5.以上の歴史的生い立ちと現在の時代的状況に対する私たち生協労働者及び生協労働組合の時代認識と時代的実践が運動の形成確立が求められている、と総括される。

6.したがって、今回の合同合宿でそうした時代認識を獲得していく為に“ヒロシマ”の<歴史と現在>をシッカリと<知ること>から始めることが必要である、と考え、<“ヒロシマ”での合同合宿>を企画したと云えます。(後略)」

上記の合同合宿では、まず初めに、広島県平和運動センター元事務局長、広島県原水禁元事務局長横原由紀夫氏に「何故、日本は『民主主義、立憲主義』を壊す国になったのか!―敗戦・被爆70年:問題と課題―国民の騙される責任」のテーマで基調講演をしていただきました。

その講演でのまとめ―何が問題か―
「1.安部政治は『全体主義・独裁政治』。民主主義と立憲主義、平和主義を取り戻すことが最重要。

2.日本はドイツと異なり、国民自身が「戦争責任」「戦後責任」を問い考えてこなかった。結局、戦前と戦後が断絶ではなく継続している。

3.「核の利用」についても、被爆国でありながら、真剣に考えてこなかった。被爆の被害は主張したが、なぜ原爆投下か・その責任は問わなかった。加害性の欠如。
1975年原水禁世界大会で森瀧史郎代表委員は「核と人類は共存できない:核絶対否定の理念」を提起したが、広める運動が弱かった。「核の利用は差別構造で成り立つ」という人権を基本とする運動提起が弱かった-と私は考える。

4.安保法案(戦争法案)も核発電(核の利用)も「人権と平和的生存権」が根本で経済的利益とは相反するもの。しかし、そのとらえ方は弱かった。経済優先・成長優先主義の罪。敗戦・被爆70年は「騙されてきた国民の反省がなければ・・・。

5.「加害と被害を複合的にとらえた平和運動」の追及が大切-と考える。

6.東北アジア諸国(中国、韓国・朝鮮、ロシア、モンゴル)と平和共存を原則とする対話・協調外交を中心とすれば、安保法案など不要であり、沖縄の米軍基地・日米安保(軍事同盟)も不要となる。日本の進む方向についての議論こそが重要な課題。」

との問題提起を受けて、質疑応答後に、「TPPに関する問題点の整理」等の討議を行い、「安保法案反対」「TPP協定反対するとともに、日本の農業を守り、食の安全と消費者の健康を守る生協運動」に関する決議を全会一致で採択され、9月に開催される「TPP反対集会」にパル労連が代表してお届けする、ことが確認されました。

その後、フィールドワークとして、「広島平和記念資料館」「原爆ドーム」「慰霊碑訪問(加害の歴史として韓国人慰霊碑訪問含む)をしました。


若い世代(20~40代)にとって、講演とフィールドワークと通して、「抽象的な<戦争と被爆>から<戦争と被爆の現実>を突き付けられた」との感想が多く聞かれるとともに、「<戦争>へ道へと進む『安保法案反対と平和への想い』と「TPP反対に向けた生協運動の大切さ」への理解の深まりが、合同合宿の成果ではなかった、と受け止めています。

「護憲+コラム」より
せっちゃん

8・30の10万人国会包囲行動 14時~15時半

2015-08-22 20:25:23 | 集団的自衛権
8月30日(日)に、「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動実行委員会」からの呼びかけで、大規模デモが予定されています。

「8・30の10万人国会包囲行動と全国100万人行動の創出で、安倍政権をさらに追いつめ、戦争法案を廃案にするたたかいを」

http://sogakari.com/?p=627

14時~15時半 詳しくは、こちらのHPから「総がかり行動通信No.15」を開けて、後半部分をご覧ください。

http://sogakari.com/

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より

火星で死ぬつもりかい?

2015-08-10 10:26:27 | 集団的自衛権
編集者: 「イササカ・イッテヤロー先生 今回の原稿『火星で死ぬつもりかい?』なんですがね」

イササカ:「私の原稿が何か?」 

編: 「どうも、総理大臣が火星に行って、火星人と闘って死んでしまうという内容なんですがね…」

イ: 「それのどこがおかしいの?」

編: 「あまりにも荒唐無稽過ぎてバカバカしい…いや、これは私が言っているんじゃないですよ」

イ: 「バカ言っているんじゃないよ!この小説はヤスバイ総理のプロパガンダ…じゃなかった、ヤスバイ総理を応援する小説なんだよ。いいかい、ヤスバイ総理は『言っているっことと、やっていることが全然違うじゃないか!』と言われ、支持率も下がって窮地にたっておられる。」

イ: 「そこで、ヤスバイ総理を主人公にして、火星人が地球を攻撃に来たとき、自ら戦闘服に身を包み陣頭指揮を執るヤスバイ総理!となった。かっこいいじゃないか、映画化してイケメン俳優が演じたら支持率あがるぞー」

編: (…そんな、やらせ映画で支持率なんて上がるかなー?)「はあ…しかし、死んでしまうというのはどうかと…」

イ: 「いや、実はね、ヤスバイ総理は死んではいないんだよ。火星人と裏取引して、生きぬいて行くんだよ」

編: 「えっっ! じゃ全然かっこよくなんかないじゃないですか!ただの嘘つき総理じゃないですか!現実そのままの」

イ: 「いや、それが現実だよ。バカみたいに見えるけれど実は小狡い…じゃなかった、賢いヤスバイ総理は、政府の金で食べさせてもらっている奴だとか、政府の金で大学に行かせてもらっているのに返しもせずに惚けている奴をスケープゴートにするんだよ。ヤスバイ総理を支持する我々は安全さ」

編: 「ああ、そういう事だったんですねー」


彼らは本当に安全だったのでしょうか?ある朝、インターホンの音で寝ぼけ眼で玄関に立った編集者と作家がそれぞれの家で受け取った「茶色い用紙」には、「火星ボランティア登録のお知らせ」と書いてありました。ヤスバイ総理が火星人と約束した強制労働の人数が足りなくなったために登録のお知らせ通知が来たのです。その用紙の裏には薄く「kaseide,sinutumorikai?」と書いてありましたとさ。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
パンドラ

安保法制雑感

2015-07-30 14:04:07 | 集団的自衛権
★本質⇒米国の戦争の肩代わり法案 ⇒米国の①戦争費用 ②人命 ③米国に対する諸国民の怨嗟感情、を肩代わりする事が本質。

先日、かっての自民党防衛族のドンだった山崎拓氏は、この法案が米国援助法案である事を指摘し、これから増大する防衛予算、自衛隊の隊員募集、国内で増大するテロの危険をどうするのか、を論議なしで、こんな法案を通す事の危険性を論じていた。

国民は、米国と言う国の姿(本質)をよく知らなければならない。何度も言うようだが、米国にとっての戦争は、日本における【公共事業】である。実は、米国は建国以来、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間戦争している国なのだ。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/93---1776239222.html

つまり、米国と言う国と戦争は、切っても切れない関係にあるという事実。と言う事は、米国の肩代わりをするという事は、どれだけの戦争に参加しなければならないか、想像しただけでもぞっとする。現在でも、イラク・シリアでの対IS戦争。ウクライナでのロシアとの戦争。南沙諸島などでの対中国との戦争などきな臭い動きは山ほどある。兵力はいくらあっても足りないし、いくら戦費がかかるか想像もつかない。戦死などは日常茶飯事。まあ、戦死者は靖国神社に祀ってやるなどと言い出すのは目に見えている。そうなると、自衛隊に入ろうと志願する人間は減少する。そうなれば、当然徴兵制復活と言う話になる。絵にかいたような【戦争法案】である。

★上記の本質をどのような形で法案に反映しているか。政権なりに手順を踏んでいる。

①閣議決定で、集団的自衛権を認める解釈改憲 ※無理を承知で論理を構築(砂川判決などを援用)⇒法理的にも論理的に完全に破産

②米国との協議先行⇒米国議会で安倍首相が安保法制改訂を公約⇒米国ネオコン=ジャパンハンドラーズ:(ヨセフ・ナイやアーミテージ)などの指導⇒ヘリテ―ジ財団で発表された提言に基づく。⇒その為、日本語で馴染みの薄い【何々事態】を連発する訳のわからない法案になっている

③法案を提出⇒元々無理筋の法案なので、詳細で緻密な論議を避けたい⇒10本まとめて審議する方策を考え出す⇒その為、ますます何が何だか訳の分からない論議になり、法案反対の世論が高まる

このように、安倍政権とすれば、それなりに手順を尽くしたつもりだろうが、そもそも【違憲】なものをどう言いくるめようが、『違憲』でなくなるはずがない。我が国における憲法学者の地位はそれなりに高く、学者として尊敬もされている。その学者の大多数(NHKが全国の憲法学者から独自調査をしているが、それによると9割以上)が今回の安保法制を【違憲】と断じている。

それを無視して、衆議院で強行採決したのだから、世論が沸騰しない訳がない。自民党の連中は、これまでの強行採決と同じだと勘違いしているようだが、【違憲】な法律を強行採決する事は、議会の自殺行為だし、国民に対する決定的な「敵対行為」(立憲主義の否定)だと言う事を理解していない。

さらに言えば、日本国内の憲法学者の9割以上が『違憲立法』だと認定している方案を数の力で押し切ろうというこの【反知性主義】の発露は、安倍政権・自民党議員連中が、完全にファシズム的思考にからめとられている事を示している。だから、前の投稿でも紹介したように、【今回の強行採決は、安倍政権によるクーデター】だと東京大学法学部教授石川健治氏は、そう断定したのである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150718-00010001-videonewsv-pol

★法案の審議内容
「違憲法案」だから、審議に値しない、といって、審議拒否するのも野党の選択肢の一つだが、そうなると、与党はどんどん審議して数の力で可決するのは明らか。
【廃案】を前提にして、法案の危険な中身を明らかにし、さらに国民世論を盛り上げなければならない。なぜなら、この国民世論を一過性のものにしたら、それこそ、一瀉千里に戦前の日本に先祖がえりする事は明白だからだ。日本会議を中心とする国粋主義者勢力を侮ってはいけない。

では、どのような国会審議が行われているか。参議院の審議はそれなりに充実しているように見える。昨日(29日)の審議だけでもこの法案の危険性の相当な部分が明らかになった。

①民主党大塚耕平議員の質疑  ⇒・・・「しかし、さらにびっくりすることは、『我が国に対して直接の武力攻撃をしていない国に対して、防衛出動、武力行使をすることは法理上可能か』という、我が党の寺田議員の質問に対して、中谷大臣は、『はい、可能になります』とお答えになっております。

 もっとびっくりするのは、『我が国に対する攻撃の意思がない国に対して、新三要件が当てはまれば我が国から攻撃する可能性を排除しないのか』と聞いたのに対して、中谷大臣は『排除しません』とおっしゃった。

 一体、日本は、いつから他国の先制攻撃を追認したり、あるいは我が国に対して直接の武力攻撃をしていない国に対して武力行使をしたり、いわんや、我が国に対する攻撃の意思がないと言っている国に対して、場合によっては我が国から攻撃する可能性を排除しない、そういう国を目指すようになったんでしょうか。

 理由はどうであれ、これらは先制攻撃に該当すると思いますが、これは先制攻撃という言葉で表現していいかどうかを、中谷大臣におうかがいいたします」 ・・・

この議論は、以下で見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=1Vc41XyT78w

この議論を見れば、この安全保障法案の中身の危険性は、明白だ。最初に書いた「米国肩代わり法案」の本質が、露骨に示されている。

②共産党小池晃議員の質問⇒、昨日、共産党の小池氏は、自衛隊の内部資料を示し、米軍の一部として戦闘活動(給油)に参加する事例を挙げて、「他国の武力行使との一体化」に当たり、憲法違反になると指摘。
 「国会に一度も出さない資料で、内部で検討している。大問題じゃないですか」
 
共産党が入手した海上自衛隊の内部資料には、自衛隊の護衛艦上で給油したアメリカ軍のヘリが敵の潜水艦を攻撃している図が示されています。
 「米軍のヘリが敵潜水艦を攻撃して、海上自衛隊のヘリ空母に着艦、給油してまた戻って攻撃を繰り返す。世界がどう見るか。誰が見たって(武力行使との)一体としての行動」

実に簡単明瞭。敵を攻撃したヘリが、日本のヘリ空母に着艦。給油後、また敵を攻撃する。これを【武力行使の一体化】と言わずして何と呼ぶ。違憲法案であることは、明々白々。

③生活の党山本太郎議員の質問⇒国民の生命、自由、財産、幸福追求権を守るためとか言って北朝鮮ミサイルの脅威を煽って「戦争法案」の必要性を強調しているクセに、その「脅威」のハズの弾道ミサイルが原発に落ちたときの避難対策すら全く講じるつもりのない、安倍政権の国民軽視の姿勢を明らかに。

実はこの議論をTVで見た時、山本太郎の独特な言い回しに多少戸惑いを覚えたが、その内容は至極当たり前の内容だった。

彼が特に取り上げたのが、川内原発。この稼働中にミサイル攻撃を受けた時、空中に放射される放射線量などはどれくらいか。その為の具体的対策はどう取っているかなどを質問していたが、政府は何もしていない事が明らかになった。山本太郎のようなとんでも議員の発言など無視すれば良いと決めているのだろうが、彼のこの質問、今回の安保法制の本質をずばり切り裂いていた。(要するに、自衛のためではなく、【他衛】=米国の肩代わり法案だから、原発へのミサイル攻撃など考慮の外というわけ)

興味のある方は、以下で質問が見られます。
https://t.co/U9tDVcTzwJ

これだけでも、今度の法案が『違憲』であり、とんでもない法案である事が明らかだ。ところが、米国の方は、大喜びで、はや軍事費の削減、兵力の削減に動いている。(すでに予算化)

まあ、米国隷属で生き延びている安倍政権なのだから、この米国の喜びようも頷ける。それに加えて、妥結寸前のTPP。もはや、バナナのたたき売りの如く、日本売りが進んでいる。いずれ、日本国民は、失ったものの大きさを痛感する事になる。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水

自由と平和のための京大有志の会 声明文

2015-07-20 20:28:30 | 集団的自衛権
既にツイッター、フェイスブック等で多くの人が拡散していますが、ここに「自由と平和のための京大有志の会」が発表した声明文がありますので、紹介したいと思います。

===声明文転載===

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終える方が難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押し潰すされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私達はまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなければならない。

===転載ここまで===

いやーシンプルで分かりやすくて、力強い。読んでいて久々に鳥肌がたちました。
誰かこの詩のような素晴らしい声明文に素敵な曲を付けてくれる、作曲家かミユージシャンいないでしょうか。

これほど「平和」という言葉がシンプルに力強く胸に響いた事はありませんでした。

ついこの間まで「平和」という言葉は汚れた人の口端にのぼらされ、手垢にまみれ、舌の上で散々転がされていました。
彼らがが使う「平和」という言葉とは何という違いなのでしょう。

現政権の中枢にいる人は、「安保法正反対」の盛り上がりを見ても、「今は多少支持率が落ちても、1年も経てば国民は、安保法正の事なんかすぐ忘れる。景気や消費税と違って国民の生活に直結した問題ではないから」と、言い放ったそうです。何と国民をバカにした話ではありませんか。

多少の金さえばら撒けば何とでもなる。と言っているように私には聞こえるのです。

だからこの政権の思い上がった、国民をバカにした勘違いに楔を打ちこむためにも、2015年7月15日を私達は決して忘れる分けにはいかないのです。この日を境に自衛隊が海外に派遣され、何人もの若い自衛隊員が人を殺し、殺される事があってはならないのです。

次回の国政選挙でこの政権を落としましょう。

「政治家なんて誰がやっても同じ」
「どうせ何も変わりやしない」

この投げやりな、何もしないのに最初から諦めた様な言葉は、先ほどの、国民をバカにした政治家の言葉とコインの裏表のような気が私にはします。

私達と子どもや孫達が、とんでもない明日を生きる事がないように、安倍政権がゴリ押しした「安保法制強行採決」を決して忘れてはならないのです。

「護憲+コラム」より
パンドラ