心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

西本智実指揮の「ボレロ」DVD

2005-01-04 11:33:41 | Weblog
 月刊音楽誌「The MOSTLY CLASSIC」 (産経新聞社発行)の2月号付録DVDで、大阪生まれの女性指揮者である西本智実さんの演奏ぶりを初めて拝見しました。その素晴らしい感性に惹かれました。そんなわけで、この休暇は、西本さんの指揮でショスタコーヴィッチの交響曲第5番ニ短調作品47「革命」を聴いて年を越しました。
 その感動が捨てきれず、昨日久しぶりに繁華街に出かけた際、DVD作品「ボレロ」を買い求めました。ロシア・ボリショイ交響楽団"ミレニウム”を指揮して、ラヴェルのボレロ、ストラビンスキーのバレエ音楽「火の鳥」、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」が収録されています。たいへん素晴らしい演奏でした。
 西本さんは、大阪音楽大学を経て、ロシアのサンクトペテルベルグ音楽院で学んだ後、ミレニウムの主席指揮者に就任したのだそうです。まだお若いのに、指揮台に立つ姿はとても凛々しく見えました。これからいろいろ経験を積んでいけば、将来は凄い指揮者になるんだろうなぁと、なんだか楽しみになってきました。
 ところで、DVDプレイヤーの音声端子をステレオアンプに繋ぎ、大画面で聴けばコンサート会場と遜色ありません。お高いチケットに比べれば格安で、それも自宅に居ながらコンサート感覚で音楽を楽しむことができます。特にオペラの場合は、レコードやCDでは、対訳の歌詞を追うのに精一杯で歌劇を楽しむ余裕がなかったのですが、DVD(字幕付)のおかげで、作品の全体像を楽しむことができるようになりました。音楽の楽しみ方もずいぶん多様化してきました。
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