心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

ワクチン接種のあとジャカランダの花を愛でる

2021-06-10 10:39:13 | Weblog

 梅雨だというのに、ここ数日、真夏日が続いています。我が家のアジサイの花は早や夏バテ気味かも。線香花火の風情です。
 二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」といい、田植えを始める時季なのですが、ここ大阪では週末まで雨が期待できません。それでも、郊外にわずかに残る田圃では田植えの準備が始まっています。
 そんなある日、自転車に乗って公園に立ち寄りました。水鳥の幼鳥も立派に成長し、池をすいすい泳いでいます。すると目の前にアオサギが一羽舞い降りてきて、柵の上に留まりました。じっと空(くう)を見つめています。何を考えているんだろう?獲物を探している?それとも何かお悩みでも?3メートルまで近づいても動こうともしません。その凛々しいお姿を写真に収めました。
 さて、今週は第1回目のワクチン接種の話題から始めましょう。
先日、やっと我が家に接種券が届きました。さっそく市内の集団接種会場に予約を入れようとしましたが、今月いっぱいは満員。通院している病院に確認すると80歳以上の方に限定して接種しているのだと。ならばと大阪・中之島の大規模接種会場予約サイトを覗いてみました。幸運にも翌日に1人分の空きが出ていることが判明、即予約しました。(残念ながら家内は月末から1週間ほど入院する予定なので、接種はその後になりそうです)
 接種時間は午前8時30分でした。府立国際会議場に30分前に到着すると、8時接種組が整然と並び順番に入館中でした。しばらくして8時30分組の入館です。入口で検温と手指の消毒を済ませると、受付会場に移動。簡単な受付のあと大ホールに移って客席に座り指示を待ちます。しばらくして「整理番号Aの方、ご移動ください」というアナウンスがあり別室に案内されると、接種券と身分証明書、問診票をチェックされ、各ブースに分かれて問診そしてあっという間に接種が終わりました。つい「もう終わったんですか」と私(笑)。テレビで痛々しい映像を何度も見ていましたが、痛くも痒くもありませんでした。2回目の接種日を予約したあと、堂島川を望む部屋で15分程度の経過観察を経て退場となりました。
 その間、およそ1時間。どこかのコーナーでごった返すようなこともなく、案内に沿って淡々とスムーズに流れていきました。日本人の特性?それとも実施者の優れた動線設計のため?いずれにしてもひと安心です。(ちなみに夜になって接種した側の上腕に若干の違和感がありましたが、今朝になると収まっていました)。
 無事接種を終え気分を良くした私は、直帰することなく、天王寺にある一心寺に向かいました。どうしてかって?ある方からジャカランダ(紫雲木)の花が咲いていると教えていただいたからです。ジャカランダって何?聞いたことのない名前なので興味津々でした。
 ネットで調べてみると、ジャカランダとはノウゼンカズラ科の落葉高木で、初夏に青紫の花を咲かせます。鳳凰木、火炎木に次ぐ世界三大花木のひとつと言われ、アルゼンチンなど中南米が原産のようです。久しぶりに一心寺を訪ねたのでお参りを済ませた後、静かな境内を回ってそのお姿を写真に収めました。樹木の先端の青葉の周りに小さな青紫の花をちりばめたよう。青空に映えてなんとも言えない美しいお姿でありました。
 アルゼンチンと言えば、ブエノスアイレス生まれの世界的なピアニストのマルタ・アルゲリッチさん。20数年前から「別府アルゲリッチ音楽祭」の総監督を務め若手音楽家の育成にも努めていますが、その功績を讃えて大分県が先ごろ、80歳の誕生日を迎えた6月5日を「マルタ・アルゲリッチの日」に制定しました。なんと粋な計らいであることか。
 そんなわけで今日は、私が学生の頃初めて出会ったアルゲリッチのLPレコード「ショパン・リサイタル」(1967年録音)を聴きながら、ゆったりまったりのブログ更新とあいなりました。
 さてさて。この1カ月あまりのんびりと過ごしてきましたが、コロナ感染者数も徐々に減ってきました。緊急事態宣言も6月20日をもって解除でしょうか?。下旬の講座再開に向けて来週後半から準備行為が本格化しそうな気配です。少~しずつ動き出すことにいたしましょう。

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