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心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

何をするにも健康が一番

2016-06-04 20:45:22 | 愛犬ゴンタ

 家を出て100メートルほど歩くとバス停に通じる坂道があります。先日、出勤途上の坂道で2羽のカルガモさんに出会いました。夫婦?それとも子供たち?付近に大きな池があるわけでもなく、どこからやってきたんだろう。ポケットからスマホを取り出してパチリ。数キロ先に行けば大きな池があることを教えてあげたかったけれど、私の姿に驚いたのか、どこかに飛んで行ってしまいました。
 ところで、1週間前に刈り取って陰干しにしていたドクダミの葉がうまい具合に乾燥したので、それを刻んで乾燥剤と一緒に瓶にしまいました。これがいわゆる十薬というものです。さっそく煎じて試飲すると、独特の臭いはありますが、お茶です。ものの本によれば、強心作用、利尿作用のほか、毛細血管の強化作用があるので高血圧症の脳出血の予防にもなるとか。とりあえず今の私には不要不急のものですが、庭の草むしりをしながら、時々こんな健康茶を作って遊んでいます。
 健康と言えばここ数日、ゴンタ爺さんの調子が芳しくありません。数日前、お散歩に出かけると30メートルほど先にある公園の入り口付近で後ろ足がへなへなとなり、地面に横たわってしまいました。立たせようとしますが、すぐに寝そべってしまいます。仕方なく抱っこして連れて帰りました。リハビリのつもりでお散歩をしてきましたが、どうやら後ろ足に力が入らないようです。
 そこで思いついたのが後ろ足の運動機能回復訓練でした。仰向けにして両足首をもって前後左右に動かします。最初は嫌がっていましたが、何度かするうちに自分でも足を動かそうとします。いい雰囲気です。するとどうでしょう。きょうの朝のお散歩は、いつもの道を時間をかけて完歩してくれました。これからは、ゴンタ爺さんのご機嫌を伺いながら、素人理学療法士として老犬介護に努めます。頑張れ、ゴンタ!!
 さて、今週は石川文洋著「四国八十八カ所~わたしの遍路旅」(岩波新書)を読み終えました。新聞社の報道カメラマンとしてベトナム戦争を従軍取材するなかで、多くの知人の死に直面された鎮魂の旅でもある歩きお遍路の記録ですが、読みながら一緒に旅をしているような錯覚を覚えました。 計画していた四国八十八カ所お遍路の旅バスツアー第1回目の日程が確定して、7月に入ると、まずは第一番札所霊山寺から第6番札所安楽寺までを訪ねます。.....何気なく検索機能を使って「四国巡礼」をキーワードにブログ「心の風景」の過去11年間の記事を探してみました。一瞬にして3つの記事が表示されました。
 初出は2007年11月4日付「美しく老いる」です。大学時代のクラブのOB会で、四国巡礼を続けている先輩との出会いがありました。次いで2011年9月23日付「橙色のコスモス」。記事には「新聞広告でときどき目を凝らしてみるものがあります。四国巡礼の旅。かの南方熊楠が、独り熊野の山奥に籠って植物採取に励んだように、日常を拒否して巡礼の旅に憧れる。そんな気持ちになることが、ときどきあります。でも、本当の自分ではないような気がするし、いや本当の自分であるような気もする。そんな不思議な年代になったよう」と。そして三つめは2012年6月3日付「内に秘めたパッション」。ここでは愛媛県今治市に出張したことで「リタイア後の四国巡礼の旅への思いを強くした」とあります。やはり心の片隅で燻っていたテーマだったようです。
 先週今週と、在職中お世話になった方々との夕食懇談が続いていますが、来週の月曜日は3カ月ごとの定期健診の日です。守れなかった「休肝日」をどう報告しようかと悩みます(笑)。大腸癌、前立腺癌の「要精検告知」から3年。今のところ兆候はありませんが、2年後に予定している歩き遍路に向けて体調を整えておかなければなりません。
 きょうの夕方のニュースでは、近畿地方も梅雨入りになったようです。でも、私の街に雨は降っていません。静かな夜です。窓の外からホトトギスの鳴き声が聞こえてきます......。きょうは、ウィルヘルム・ケンプのピアノで、シューマンの「森の情景」を聴きながらのブログ更新でした。私が社会人になる直前の1973年2月に録音されたLPレコードです。

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