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心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

春は変化を呼ぶ季節

2012-03-25 09:57:18 | Weblog
 今日は久しぶりに晴れ間がのぞいています。街の至るところで梅が花開き、芳しい香りが漂います。愛犬ゴンタも嬉しそうに朝のお散歩でした。
 それにしても昨日は荒れ模様でした。朝、バス停に向かう時は暖かい風を感じたので、もしや「春一番」かと思いましたが、最寄駅に着く頃には小雨が降り出し、その後は雨が降ったりやんだり。でも午後3時を回る頃には薄日が差してきて、ほっとしたと思ったらまたしても雨。お空では雷様までゴロゴロとお目覚めで、なんとも落ち着きのない一日でした。これが季節の変わり目ということなんでしょうよ。きっと。
 春一番を広辞苑で調べると、「立春後、はじめて吹く強い南寄りの風。天気予報では、立春から春分までの間に広い範囲ではじめて吹く、暖かく強い南寄りの風をいう」とあります。今年は時期を逸してしまったのかもしれませんが、昨日のお天気は間違いなく我が街に「春の到来」を告げるものでした。

 春の気配は我が家でも見つけることができました。寒い季節、日当りのいい出窓に置いていたデンドロビュームが満開です。庭のクリスマスローズも今年は3種が咲き揃う出来栄え、来年に期待が持てます。

 何よりも嬉しかったのは、昨年、清荒神にお参りしたときに購入した山野草のウラシマソウが、寒い冬を耐えて大きな芽を出したこと。半分諦めていましたが、どっこい生きていました。嬉しくなってあたりを見渡すと、ユキヤナギが開花の準備に入っています。木々の枝先には葉芽が大きく膨らみ、ツツジにはたくさんの花芽がついています。昨年末に剪定したキンモクセイの枝先には早くも柔らかな芽が数センチ伸びています。長く寒い冬も、これで終わりにしましょう。

 そうそう、先週、広島から帰宅すると、家の中が賑やかです。ドアを開けるや否や「お帰りなさ~い」という孫君のご挨拶。実はこの日、孫君は「お泊りの練習」でした。そうなんです。来月下旬には長女が第二子を出産の予定です。その長女が入院中、孫君の世話をお祖母ちゃんが引き受けることになったようです。
 私も、お疲れ気味でしたが、孫君と一緒にお風呂に入ったり、彼が眠る前には本を読んであげたりしました。大好きな秘密戦隊ゴレンジャーの絵本ですが、ヒーローの名前はカタカナばかり。たどたどしく読んでいると孫君から逆に教えを受ける羽目に。そんなやりとりをしていたらいつの間にか眠ってくれました。後日、お祖母ちゃんのお家に泊まった感想を尋ねられた孫君、「千日泊まってもいい!」と御満悦だったとか。

 こうして私たちの身の回りの「春」は、進んでいきます。あと一週間もすれば新年度を迎えます。リタイアする人、新しく職場に加わる人、春は変化を呼ぶ季節でもあります。先週20日の祝日には、昨年末に続いて書棚の整理をしました。今回も多くの仕事関連の書籍を古本屋さんに直送しました。これでビジネス関係の書籍は大半を整理したことになります。替わって書棚には人間存在に係わる基本的な書物が存在感を増しています。残された仕事人生、目の前の損得ではなく、もっと大きな視点から「時代」を読み解くことに徹することにいたしましょう。
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