精華町下狛舟集落、春日神社鳥居に掛け渡された勧請縄です。
精華町の北端、京田辺市に近い木津川西岸域に下狛と呼ばれる地域があってその一画、木津川に注ぐ煤谷川南辺に舟集落の春日神社が鎮座している。
下狛地域には春日神社が三社もあって、この地域がいかに興福寺や春日大社との結びつきが深かったのだろうと想像するに難くない。
NET地図では舟という地名は出てこないが、地域の公民館は未だ舟集会所と成っていて古い地名を今に伝えている。
春日神社の周りはすっかり新興団地に囲まれ、新旧混在の中に肩身の狭い神社になっています。
丹塗りの大きな鳥居に掛け渡された勧請縄には小さな藁房が13個、これは閏年を表すものでしょうか??
両脇には独得な大きな藁飾りが吊下げられています。
説明はしにくいですが一寸他では見れない独得な意匠です・・・・、何を現したものでしょうか???
真ん中に長く垂れた縄飾りは蛇か龍の尾の様に見えなくも無い。
割り拝殿の奥、本殿を覗いて見たら同じものが掛けられていました。
我が山城に残る数少ない藁飾りです。
因みに国土地理院の地図には舟という地名は載っていますが他のNET地図では全く出てこない始末です。
撮影2012.2.22