前回紹介の泉垣内の東隣の山裾に連なる塔坂垣内の勧請縄は集落の東端、東福寺の横から入る山道、両脇の木に掛け渡されている。
見ての通りのタコの形をした藁細工が縄の中心に吊り下げられていて、脇にはスキ、クワの
木製ミニチュア農具が付けられている。
ここでは、厄の侵入を食い止める役目と、五穀豊穣の役目を合わせてこの勧請縄に持たせているのでしょう。
この手のものは、以前に奈良県の東吉野村の山ノ神の勧請縄に山道具の鋸や鉈のミニチュアが取り付けられていたのと良く似ている。
海から遠いこの柳生の山郷にタコの勧請縄を伝えたのはいったい誰なのだろうか??
いつの時代から続いているものなのだろうか??
撮影2008.2.24