愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

南丹市園部町 天引(あまびき)薬師堂

2015年11月18日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

京都亀岡から、丹波篠山に抜ける国道372号線を通るたびに気になっていた茅葺屋根の小さなお堂。

ちょうど京都兵庫の府県境、天引(あまびき)峠へ差し掛かる京都府側、旧園部町の「天引(あまびき)薬師堂」が刈入れの済んだ田んぼの向こうに、

数軒の懐かしい「覆懸民家」を従える様に建っている。

建物は二間四方の小さな板張り・・・上に寄せ棟葺き下ろしの茅葺き屋根を載せ、いかにも童謡の挿絵の様な佇まいです。

薬師堂と言うからには、病に霊験の有る仏像が祀られて居るんだろう・・・

撮影2015.10.21


篠山市 茅葺民家-19 

2015年11月16日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

丹波黒豆畑の向こうに見える茅葺き民家。

この時期丹波篠山を訪れると、街道筋には嫌と云うほど「丹波黒豆」を枝付きのままで売っているが、地元だからと言って全く安くないのはどういう訳か???

篠山市、佐々婆神社(ささばじんじゃ)近くで見かけた茅葺民家 。

屋敷林に囲まれ何棟もの建物を従える様に建つ、どっしり落ち付いた緩やかな入母屋茅葺き屋根。

妻飾りには家紋をあしらい、家格を感じさせる・・

 

妻入りの玄関口を持ち、重厚感の有る茅葺き屋根でした。

撮影2015.10.21


篠山市 今田町の茅葺民家-18

2015年11月14日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

そこまでやるか?と言う程すっくりブルーネット懸けてしまった茅葺き民家。

しかしここまでやってしまうと茅葺き屋根の魅力は半減・・・それでもアライグマに巣喰われたら目も当てられないし・・・

もっと簡単なアライグマ撃退法は無いものだろうか??・・・こんな事に神経をすり減らさないと行けないから益々茅葺き屋根の急減に歯止めが掛からない。

茅葺き農家の、表門口に柿の古木・・・なんとも絵になる佇まいだが、ちょっと艶消し。

動物保護も良いけど良い加減にして貰いたい・・・。

撮影2015.10.21


篠山市 今田町の茅葺民家-17

2015年11月13日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

篠山市今田町、前回の茅葺近くで見かけた茅葺民家

表通り、県道からは前にある納屋が邪魔になり見えづらいので、背後の田圃からの撮影・・・・

表から少し覗けばこんな風・・

丹波型の深い葺き下ろし入母屋造りに成って居ます。

しかしこの茅葺き屋根も入母屋部分が随分痩せて骨が見えて居ます。

撮影2015.10.21


篠山市 今田町の茅葺民家-16

2015年11月11日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

篠山今田町、東条川沿いで見かけた茅葺き民家。

刈り入れ後、二度芽の吹き出した田んぼの向こうに母屋と離れ屋が親子の様に並び建っている。

元は離れ屋が農作業納屋だったんじゃないだろうか?・・どこかそんな佇まいです。

少し裏の高台から見ると裏庭が有るのか?庭木が屋敷を囲んでいる。

もうこんな風に二棟が並び建つ茅葺き民家は本当に数少なく、貴重な景観を提供してくれる

 共に入母屋のひさし付きで、しみじみ田舎風情を満喫できる佇まいでした。

撮影2015.10.21


篠山市 今田町の茅葺民家-14

2015年11月09日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

篠山市今田中学校付近で見かけた茅葺き民家。

丹波篠山も、この辺りまで来るとすっかり丹波型の深い葺き下ろし屋根は姿を消し・・・・

僕の山城と殆ど変わりない、桟瓦の下屋の上になだらかな入母屋茅葺き屋根を載せて居る。

 

それはもうこの辺りまで来るとそれ程雪は深くないと言う証なのだろうか???

表の生垣や、松の木の造りを見てもそんな気がする。

撮影2015.1021


篠山市  今田町の茅葺き民家-11

2015年11月07日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

つい、先だってこの付近を通ったので前回には撮れなかったアングルでの再撮です。

ちょうど秋の中頃、田んぼを挟んで対面を走る国道372号線からの遠景です。

ちょうど約1年後の景観です。

撮影2015.10.21

国道372号線、加東市との境界近く、今田小学校脇で見かけた茅葺き民家。

旧道わきに、この家だけが一軒離れて建ち、道路に面して横長の大きい敷地を持っている。

タバコ店、クリーニング店それに連ねて茅葺きの母屋、その向かって左にも若者の為か離れ家・・

丹波型入母屋で妻入り民家・・・、こちら丹波では妻入りが一般的な建て方のようだ。

撮影2013.11.21


篠山市 今田町の茅葺民家-15

2015年11月05日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

 

茅葺き民家を探してほっつき廻って居ると、やけにヌケガラの茅葺き民家が多いと言う事実を思い知らされる。

勿論茅葺き屋根の残ってるのは、街からかなり離れた若者の少ないそれなりの田舎・・・急速な老齢化と過疎化が田舎の疲弊ぶりに拍車を掛けている。

随分傷んでしまった入母屋の茅葺き大屋根・・・棟かざりなどは見事になくなっている。

 この家が空家なのかは判らないけど、今度この道を通る時には多分もう無くなっている事だろう。

撮影2015.10.21


三田市 母子(もうし)の茅葺き民家

2015年11月03日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

 三田市の北端、篠山市と山一つ挟んで接する山間集落の茅葺き民家・・・

グーグルアース上では2~3軒の茅葺き民家を確認、 篠山市後川より山越え道を20~30分も走って辿り着いた。

母子は山間集落ながら明るく開けた谷沿いに約50軒ばかりが三々五々軒を連ねる農山村・・・・しかし残っていた茅葺き民家はこの一軒だけ。

そんな山村にしては珍しいほど立派な幼稚園と小学校が一緒になった施設の脇に茅葺民家が残っていた。

 一般的な入母屋造りの農家風茅葺民家・・・・さして特徴があるわけでも無いがこうして健在だと嬉しい

しかし帰りがけ、篠山に直ぐに抜けられる峠道は通行止めで抜けられず、来た道を随分引き返し酷い遠回りを余儀なくされた

撮影2015.10.21


篠山市 後川(しつかわ)の茅葺き民家

2015年11月01日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

 猪名川町から県道12号線で篠山に向かう途中篭坊温泉の有る後川(しつかわ)で見かけた茅葺民家。

この付近は相当山間部で、民家はパラパラ山陰に見え隠れするほど

w会人も一緒に住まって居るのか?茅葺き母屋の脇には今風建物・・・

 入母屋葺き下ろしの茅葺き大屋根は、補修を済ませたばかりの様だが、棟終いは全く手が付けられてなく、相当おくたびれの様子

 それでもこうして元気に残ってくれていることに感謝です。

撮影2015.10.21


猪名川町 杉生の茅葺民家-2

2015年10月26日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

猪名川町杉生の県道で見つけた茅葺き民家。

付近はまだまだ覆いを懸けた茅葺き民家があちこちに残る山里

そんな山手の高台、緑の中に多くの建物を従える様に佇んでいた立派な茅葺き民家。

大きな茅葺き屋根はよく整えられ・・・・豊かな民家であることが伺い知れる。

近くで撮影したかったが緑の中の一軒家・・・近づきがたい雰囲気だった。

撮影2015.10.22


猪名川町 杉生の茅葺民家

2015年10月24日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

柏原から、篠山市に抜ける県道近くで見かけた茅葺民家

真新しい白壁土塀に囲まれ、大きい敷地の中に茅葺母屋を中心に何棟もの建物を従えている。

深い入母屋の大きな葺き下ろし屋根、屋根は快く調整され、棟頂には避雷針まで付けられている。

破風飾りには、家運がいつまでも上昇するようにと、朝日の彫刻が施された板がはめ込まれているのだろう・・・

急速に数を減らす中、この茅葺き屋根は当分大丈夫そう。

撮影2015.10.22


猪名川町 柏原の茅葺民家―5

2015年10月22日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

猪名川町柏原からの帰り道、山手の小高い処に見つけた茅葺民家

山裾の緑に抱かれる様に建って居た

屋根はまだ葺き替えて間もないのか?烏脅しの棟飾りも凛々しい。

丹波地方ではよく見かける大屋根の段差には一体どう言う意味があるのだろうかと??

冬場に積もる雪対策の為なのだろうか・・・

撮影2015.9.22


猪名川町 柏原の茅葺民家―4

2015年10月20日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

前回の柏原棚田、最上段に肩を並べるように建つ茅葺き民家。

同じように石垣、白壁土蔵に囲まれ同じように見えるが・・・・本家、分家の関係ではないだろうか??

屋根の大きさはあまり変わらないようにも見えるが??、屋根の深さが全く違い豪壮さには少し欠ける

こちらの茅葺き屋根もとなりと同じ時期に葺き替えたのだろう・・・・暫くはこのままでも持ちそう。

撮影2015.9.22


猪名川町 柏原の茅葺民家-3

2015年10月17日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)兵庫県

柏原棚田、最上段で見下ろすように建つ庄屋クラスの大茅葺き民家・・・・高い石垣に白壁土塀、大きい屋敷に君臨している。

あまり立派すぎて敷居が高く近づき難い気がする茅葺き民家・・・・横から見れば見れば入母屋破風に家紋を飾り、棟上に避雷針を付けている。

ちょっと覗いてみるとちゃんと新しい建物もあって茅葺き屋根も随分見事に手入れされている。

撮影2015.9.22