周りをすっかり新興住宅地に囲まれ、嘗ての旧道は密集民家の軒裏路地となってしまった鷹塚山地蔵尊。
地図にしっかりマーキング、これくらいの距離だからといつもの様にチャリを駆って出掛ける。
家からチャリで約1時間、付近に着いて目指す鷹塚山は見えているのだが、そこへの進入路が中々発見できない始末・・・とにかく新興住宅の密集地はなんとも始末が悪い。
小さな標石が唖然とするような位置に建って居る 。
軒裏路地が参道石段へとつながり、この先に間違いなくお目当て地蔵尊の有る事を窺わせる。
ほんの200~300歩も登ると頂上、狭い平地が有り右手に「高塚権現」の祠、左手、簡素な覆屋に大型の地蔵石仏。
木立が生い茂り、その上、背の低い覆屋が邪魔をしてまともな写真は撮れません。
高さ145cm、良い形の舟形光背を負い、二重蓮台の上に立つ像高105cmの定形地蔵立像。
こうしてローアングルで覗いたところでこんなものですが・・・・・納衣の衣紋は流麗で石工の技巧が窺われます。
暗くて判り辛いのですが、光背には丁寧な二重蓮弁んの円頭光が施され、丁寧に刻まれた石仏です。
しかし惜しいかな、肝心なその尊顔は、目鼻立ちも消え失せタコ入道・・・・まあ、それだけ信仰篤い地蔵さんだったと言えるのかも???
帰りがけに参道途中から見た北東方面・・・新興住宅が密集、その奥、右側の方には平城京背後、古墳密集地域の小高い緑が見えます。
撮影2014.11.23