前回紹介の名張川上流、積田神社脇を流れる川岸に突き出した大岩の磨崖仏と五輪塔。
この辺は何かにつけ良く通るのに全く気付かなかった。
積田神社対岸、高さ約2.5m、幅3.3mばかり、丸みを帯びた花崗岩の向かって右手には阿弥陀坐像、左手には五輪塔が刻まれて居る。
五輪塔はそれなりの縁を彫り沈めた中に塔高約50cmで薄く刻み出している。
かたや、右手の阿弥陀坐像は石斜面を深くそぎ落とし、石龕らしい造りの中に阿弥陀坐像を中肉彫りで刻み出す。
相当傷んでますが、蓮座に結跏趺坐、弥陀定印を組み、像高35cm。
その昔にはこの石仏の前を旧道が通り、水難防止や道中の安全を祈ったそうです。
撮影2012.3.4