愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

湧出の宮の勧請縄

2005年12月31日 | 風物:陵墓
参道奥に四脚門があって、その框に写真のような勧請縄と思しきものが巻きつけられている。

これは、2月15日からの「いごもり祭り」の際に行われる「勧請縄奉納の儀」の
縄で、勧請縄に藪ニッキの葉をからませた物を、大蛇に見立て
、その大蛇を暴れなくするために、あの場所に巻きつけ身動きできないようにしたものらしい。

「いごもり祭り」は、農耕儀礼で、自然災害(台風、洪水等)を大蛇と見立てたもの。

農民の切ない願いがこの勧請縄にはこめられている。

湧出の宮拝殿

2005年12月31日 | 風物:陵墓
いろいろなところで話題に上るこの短足の鳥居。

なぜ、こんなに短足なのか?? なぜこんなに拝殿にくっついてるのか??

神職にお会いして話を聞いてきました。

前、神職のころ、参道内の鳥居を新調するにあたり、古い鳥居を今の場所に移築
しただけのもので、深い意味などなにもないそうです。
言うなれば、前神職の遊び心にみんながまんまと、乗せられたわけです。
この寸足らずは、根元が朽ちていたので切られただけらしく。
拝殿にくっついているのは拝殿雨よけになればと言うだけのことらしく・・・・。

何かしら誰もが意味ありげに不思議がってる鳥居は、今流にいうリサイクルに他ならなかったといううことです。

世の中、これだから面白い。

前神職の遊びこころに・・・・100へえ~~。

湧出の宮

2005年12月31日 | 風物:陵墓
京都府山城町平尾里屋敷。

JR,棚倉駅すぐ正面のこんもりした森に鎮座。
正式名称は和伎座天乃夫伎賣神社(わきにますあめのふきめ)で祭神は、
天乃夫伎賣命ー田凝姫命、市杵島姫命、瑞津姫命。

2月15日からの「いごもり祭り」で知られている。

天平神護二年(766年)伊勢より勧請されたと伝える。