要塞の様にコンクリートで固められた小高い山頂に鎮座する狩尾神社。
木津川、宇治川、桂川と京都の三川が淀川に合流する南方の丘陵地、淀川を挟んで「天下分け目」の天王山と対峙する。
コンクリートで塗り固められた小山の周りはマッチ箱のようなニュータウンの新興住宅で埋め尽くされ、小高い境内からは周りの景観が手に取るように見える。
住宅地の通りに向かって建つ石鳥居を潜り、急な切石石段を登り切ると・・・
南面して拝殿とその奥に本殿・・・
岩清水八幡宮、淀川下流からの参道にあたる狩尾社はこの地「橋本狩尾」の産土神ですが、明治10年に石清水八幡宮の飛地境内摂社となりました。

現在の狩尾社の本殿は慶長6年(1601)造営、石清水八幡宮に現存する建造物のなかで最も古い社殿で重要文化財指定。
詳細は不明ながら、祭神:天照大神、大己貴命、天児屋根命の三柱
撮影2015.9.26