延喜式式内社に、『山城国綴喜郡 酒屋神社』とある式内社・・・
京田辺市の西方の山手を南北に走る山手幹線興戸宮前交差を西折れ、100m程そのまま進むと、石畳参道に石灯篭のある其れと解る山裾の鎮守杜に突き当たる。
一の鳥居は参道を50m程進んで直角に右折して直ぐ・・・
正面に割拝殿があり、その奥、一段高く本殿が鎮座している。
社頭に掲げる由緒には、「社伝によれば、神功皇后が通ったとき3箇の酒壺を神社背後の山上に安置して諸神を祀り、再度通ったとき社殿を創立したとある。
また、河内国の酒造りを業とする中臣酒屋連の一族が来住して酒造りを伝え、祖神を祀ったものともいう」とある。
尚、当地一帯は、神功皇后の出身氏族・息長氏と深い関係がある地域として良く知られています。
神域中央に、千鳥破風・唐破風をもつ切妻造の本殿(間口1.5間・奥行一間)が鎮座するが、全体像はよく見えない。
祭神は津速魂神(ツハヤムスヒ)応神天皇(ホンダワケノミコト)・・・近く、同市内「宮津」に鎮座する「佐牙(さが)神社」と深い関係があると考えられている。
撮影2015.8.07