我が山城からR307を東進すること約30分、信楽町上朝宮の集落内を抜ける旧街道から岩屋観音の石碑が建つ県道を522号線へ左折 、県道とは名ばかりの林道を岩谷川に沿って進むこと約2~3分。
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谷川に架かる橋を渡って右手斜面の小高い台地に古びた懸崖造り岩屋観音のこじんまりしたお堂が見える。
懸崖造りの床下に卍をあしらった妻軒があって奥の岩肌に磨崖仏らしきものが見える。
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床下は暗く、岩肌は風化も激しく、肉眼でも判然とはしない。
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目がなれてくると何と無くおぼろげながらわかる程度で写真撮影は非常に困難・・・
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岩肌の上部に三体の坐像のような仏さん。
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良く見ると中央は何と無く地蔵菩薩坐像の様に見えるが薬師如来だといわれており、そういえばそうかなあ??という感じにしか判らない。
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しかし上部の小さな像に付いては全くといって良いほど判然としない。
色々角度も変え方向も変えて見るがパッとしない。
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頭上の本堂岩谷山仙禅寺は、養老7年(723)開基、山城鷲峰山金胎寺の別院として僧坊五宇があったというが
中世の戦乱で焼失したという。
本尊は秘仏の十一面観音だと言われており、勿論見られない。
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脇の石段を登ると本堂への渡り廊、その隙間から覗けば真近かに頭上からの磨崖仏
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上から覗くと中尊の薬師仏がなにやら蓮弁の上に座しているようにも見える・・・・、それにしても判然としない。
右上に不動明王立像を、左上に毘沙門天立像を彫出するとある・・・・・・・そうかなあ???
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左上に毘沙門天立像の下に銘があり「建長元年(1249)巳酉11月8日・・・」と有るそうですが全く存在すら確認できなかった。
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仙禅寺を後にして橋の手前左斜面の岩にもなにやら石仏らしき彫りこみを発見。
ちゃんと花立には真新しい樒(しきみ)の小枝も供され信仰の対象になっているようです。
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これも殆ど判然とはしないが地蔵菩薩立像のような??
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帰りの道筋の樹の根元には小石仏や五輪搭の残欠が集められここも信仰対象になっているようです。
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傍らの岩にはなにやら梵字が刻まれているのがかすかにみえます。
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も少し里に近い茶畑には軒反りの無い古式な宝篋印塔が・・・
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上部相輪部は欠落したのか真新しいが本体部分は鎌倉期の特徴を良く表し・・・・、
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搭身の四仏にもそれぞれに赤い涎掛け・・・・、まあそれも良いかな???
確かに一帯には往古、仙禅寺の関連施設が林立していただろう事が伺われる。
撮影2011.1.29他