長谷寺の本尊は右手に錫杖を持つ、所謂長谷寺型と呼ばれる十一面観音で、像高三丈三尺(約10m)の巨大さに参拝する人を驚かす。
この有名な本尊十一面観音のことは知っていても、石仏の十一面観音は知る人も少ないのではないだろうか??。
長谷寺前のタクシー乗り場辺りの背後に隠れたようにたたずんでいて、足を止めて参拝する人も無い。
高さ1mばかしの花崗岩の自然石に舟形光背を彫りくぼめ、半肉彫りの本尊の写しだと思われる十一面観音石仏が刻まれている。
余り良い出来の石仏ではありませんが、表示板も無く無視されているようで、
ちょっと、ひがみ顔になっているようにさえ見える。
石仏さん、ここでは立つ場所が悪すぎますわ・・・このままじゃ誰も振り向いてくれまへえんで。
撮影2006.4.15