最近になり、僕のチャリ散歩範囲も広がり、ここ石清水(いわしみず)八幡宮にも良く出かけるので、この五輪塔にも立ち寄り再撮して来た。
八幡宮一の鳥居を潜らず左手に見て境内脇道を奥に進めば神應寺の山門、その先左手、廃寺「極楽寺」跡に立ち尽くしている。
道路より一段上がった極楽寺跡、中央に建つ五輪塔は「航海記念大石塔」の名を冠せられた高さ6mにも及ぶ五輪塔。
二段に継ぎ足された地輪の一辺は2.4m、基壇には反花座を備え、一辺3.2mと言う巨大さ。
中央に見える水輪は扁平な球形で安定した力強さを感じ取れる。
石清水八幡宮頓宮聳える様に立ち尽くす五輪塔は、無銘ながら摂津尼崎の商人が宋との貿易の帰途、石清水八幡宮に祈って海難を逃れ、恩に報いるため寄進したと伝えられ、鎌倉期を代表し、中世最大の五輪塔として知られる。
国の重要文化財にも指定され、その威容と優美さを合わせ持つ大五輪塔です。
撮影2013.11.28