滋賀県湖東の安土町は織田信長の安土城で全国に知れ渡った処です。
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その安土町の旧八日市市と接する辺りに老蘇と呼ばれる地域があって老蘇の森に奥石(おいそ)神社が鎮座している。
伝説によれば、昔この一帯は地裂け水湧いて とても人の住める土地ではなかったが、今から約2300年前 孝霊天皇の御世に石辺大連(いしべのおおむらじ)という人が神の助けを得て松、杉、檜などの苗木を植え 祈願したところ、たちまち生い茂り大森林になったと伝えられている。
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そして、この石辺大連は齢百数十を数えても、なお矍鑠として壮年を凌ぐほどであったので、人呼んで「老蘇」(老が蘇る)と言い、この森を「老蘇の森」と呼ぶようになっという。
ここでは神主さんにお会いできて、勧請縄の覚え書きなども見せていただきました。
ここの勧請縄は、マジャラと呼ばれていてマジャラ講という講員によって受け継がれています。
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ここの勧請縄は、神社参道両脇の勧請木の間に渡されていて、厳かな上に張り詰めた空気が付近に漂っている。
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縄の真ん中には常緑樹の小枝で輪をつくり、その中に串につけた幣を突き立てていて、その両側には6本づつの小縄を吊り下げている。
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参道から表の道路に出て少し左手に歩くとこの神社の駐車場入り口、この集落の入り口だと思しき古木の枝にマジャラと呼ばれる勧請縄が吊り下げられている。
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詳細は、神社で見せてもらった覚え書きがあるのでここにUPしておきます。
まるで、高い樹のうえで大きな目が闖入者に、睨みを効かしているように見えました。
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この東老蘇の西側は西老蘇と呼ばれる集落で、この集落にも同じように勧請縄がある。
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この集落の鎌若宮神社の参道にも同じような勧請縄が渡されていて、良く似た形状ですが、ここの、トリクグラズの輪にはまた小縄がつり下げられています。
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また、この集落でも神社を出て右手に少し行ったところ、これもこの集落の入り口と思しきところ、小さな祠の横にあるポールにはやっぱり、東と同じようなマジャラが、やっぱり睨みを効かしている。、
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道路対面には十二光仏をあらわしていると思われる、椿の枝で作った呪物が突き立てられていた。
撮影2006.1.20
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