地元ではどう呼ぶのかは解りませんが?小字名をそのまま被せて立ケ尻地蔵石仏としました。
<集落内を縦断する田舎道風情>
前回紹介の集落道を道なりに丘陵尾根から下って行くと鹿背山の集落を縦断する道路に突き当たる。
その辻の少し手前、大和棟の三角屋根を背景、青田の畦淵に石仏や五輪塔の並べられた一画がある。
中で目を引くのは奥の地蔵さん、足元をすっかりコンクリートで固められていますが・・・。
地蔵盆を真近に控え青竹が立てられ、提灯を吊るす用意なんでしょうか??
像高約1m足らず、舟形光背をを持ち、大きな錫杖と宝珠を持つ定型地蔵・・・・・厚肉に彫りだされた頭部はどこか遠くを見つめているようです。
光背に何か刻まれているようですが判読不能、室町期の造立でしょうか??
片脇にも少し小振りですが、すっかり腰まで固められた地蔵石仏が有りました。
いかにも里山の野仏風情がなんとも愛しい石仏さんたちです。
撮影2011.7.23