ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

コンクールに思う

2012年03月30日 | レッスンメモ
先日のピアラコンクール、そして一昨日のドリカムコンクールと2つのコンクールが終了しました。それぞれ、コンクールに出演した生徒たち、みんな本当によく頑張りました。

ピアラコンクールで、生徒たちは、最優秀賞の生徒を始め優良賞、奨励賞を頂きました。また、ドリカムコンクールでは、見事、金賞並びにドリカム賞を獲得し実力を発揮してくれて嬉しく思います。

これで一段落しますが、また次に初夏からスタートするコンクールに出演する生徒たちのことでレッスン室は、熱気をおびています。

などと書くとコンクールマニアみたいですが、そんなことはありません。私はコンクールはピアノの勉強の道の中で、アクセントとなるものだという位置づけをしています。目標を目の前に設定したほうが意欲的にピアノに取り組めるという時、または、一生懸命取り組んでいるけどどんな力が発揮できるか力試しの時などに、ひとつのきっかけあるいは、弾みになればという考えです。

コンクールに出ると決めると、その課題曲にかかりっきりになりがちで、なかなか他の曲に手を拡げられなくなる危険性もあります。そこのところは教師である私がよく見て注意しなければいけないところです。今この時期にコンクールを受けたほうがいいか?今はもっと力をつけるべく地道な練習をする時期か・・・。また、生徒によってはどんどん出した方がいい時期、というのもあります。やはり、コンクールは、ある一定の気持ちを持続させたりその曲にギュッと集中して、力をつけたりすることにも利用できるので、うまく活用できれば一番です。けっして、コンクールに引っ張りまわされてはいけないと思っています。

コンクールの時期、種類、数など、そして何もコンクールにでない時期も含め、何事もバランスやコントロールが大切だと思っています。

私の教室ではコンクールがあってもなくても、結構複数の曲や練習も同時進行で行います。落ち着いてじっくり練習したり、ギュッと集中して1曲を取り組んだり、あるいは、もっと幅広くいろんな曲に取り組むことなど、双方から取り組んでいかなければと思っています。というわけで、2週間後はスケール、アルペジオテストが待っています。今回コンクールに関係した生徒には、過酷かな?と思ったのですが「春休みだから大丈夫!」なんて力強い言葉を聞き、決行することにしました。(なんて嬉しい生徒でしょう)みんな頑張ってくださいね。


クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 息子がおごってくれたカクテル | トップ | 連弾録画 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

レッスンメモ」カテゴリの最新記事