ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

つらい時こそ

2014年04月03日 | レッスンメモ
何かを一生懸命やって精一杯努力を続けているのに、それでも、どうしてもうまくいかないという時の心情は、本当にがっくり、ひどく落ち込むものです。自分の無力さを呪い、焦り、こんなに一生懸命やっているのにと途方にくれて、もうやめてしまいたくなる。

昨日、指揮者の広上さんのことを調べているときにネットで昔のインタビュー記事を見つけました。その中で印象的だった一節をご紹介します。

「コンプレックスを大いに持った方が良いと思いますね。劣等感を持っていない人はいないと思います。コンプレックスを持って何が悪いという気持ちで出来ない自分を楽しむ。責めないで、褒めた方が良いんです。それ続けていっても効果が出ないと言って止めない事。目に見えるような成果が上がっていくような教育をされているが、そうじゃない。効果や成果と言うのは常に緩やかな線が斜めに上がって行くようなものじゃない。頑張っても効果が出ないで平坦な時があり、ある時突然ぐっと上がる。階段をあがっていくような、ジグザグな線です。その平坦で成果が見えない時をネガティブに考えないで楽しむ事が大切です。」

うーん、この言葉すべてにものすごく納得です。本当におっしゃる通りだと思います。冒頭に書いたような暗~い気持ちになりそうなときこそ、淡々と、いつも通りにやるべきことをやる。とにかくやめないで続ける。これが大事です。そもそも、その人が手にする成果の大きさというのは、成果の上がらない時間の積み重ねの量に比例するのではないかしら。だから、成果の上がらない時こそ、「いつかきっとね~」というくらいの気持ちで練習を続ける、楽しむ、これだと思います。

さ、今日もコンプレックスを踏み台にして、いつも通りに、練習しよっと

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