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「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」の靖国参拝

2011-08-15 21:43:14 | Weblog
2011.8.15(月)
 「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー50人余りが終戦の日の今日、靖国神社を参拝したとメディアが報じている。
 そういう会なのだから参拝は当然のことではある。自民党の古賀元幹事長やたちあがれ日本の平沼代表らを先頭に、自民党、たちあがれ日本、国民新党のほかに民主党の議員も参加して参拝した。民主党議員は20人近くの議員がこの会に加盟しているらしい。
 一方、管直人首相は終戦記念日の15日、都内の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で献花した。首相と全閣僚は昨年に続き靖国神社参拝を見送った。
 菅首相は靖国参拝については「A級戦犯合祀の問題などから、首相や閣僚の公式参拝には問題がある」と参拝しない考えを表明している。
 自民党の安倍晋三元首相は「国のため命を懸けた方々に敬意を表するのは当然だ」として、暗に管首相の対応を批判している。至極当たり前のことを言っているように見せかけて、日米開戦に道を開き、ドロ沼の戦争に巻き込んでいった東条英機ら戦犯を擁護し、ひいてはあの十五年戦争を肯定しようとする意図が透けて見える。
 そもそも靖国神社は民間の宗教法人であり、戦犯も一般兵士も一緒くたにして(それも遺族全員の同意もなく)祀っているところに問題があるのだから、「国のために命を懸けた方々に敬意を表する」という一言で済ます単純なものではない。 
 ちなみに千鳥ヶ淵戦没者墓苑は1959(昭和34)年、国によって建設され、戦没者の遺骨を埋葬している墓苑である。いわゆる「無名戦士の墓」である。
 あの無謀な戦争のために命を亡くした兵士だけでなく、空襲などで命を落とした無数の国民を追悼する意味でも現在行われている「全国戦没者追悼式」を全国民が参加するつもりで厳かに行うことでよいのではないか。

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