名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

百田尚樹氏の暴言

2014-10-04 20:21:55 | Weblog
2014.10.4(土)
 NHK経営委員で作家の百田尚樹氏が、先に死去した元衆院議長及び社民党党首の土井たか子を「拉致被害者の家族の情報を北朝鮮に流した疑惑もある。まさしく売国奴だった」と彼のツイッターで攻撃したそうなので、確認してみるとまさしくその通りの発言をしている。
 現在の日本は民主主義の国であるから個人が何を言おうと自由である。しかし、彼にとって疑惑と言わしめたものが何であるか知らないが、他人を「売国奴」だったなどと言うからには、疑惑ではなく明確な証拠を示して言うべきであろう。
 彼流に言うなら、十五年戦争(アジア・太平洋戦争)の事実を充分に知ろうとしない「三文作家」の百田氏こそ「非国民」と言われても仕方ない。彼のような人間が日本を支配していたがゆえに多くの日本国民を悲劇のどん底に追い込んでいったのだから、まさしく「非国民」にふさわしい。
 ツイッターを見ると、彼の言動に心を動かされている若者がいるようだが、まるで戦中に帰ったような感がある。それはそれでよい。そのかわり最後まで責任をとってくれればよい。他人を巻き添えにするな、と言いたい。
 百田氏の罪深さがもう一つある。NHKの経営委員であることである。こんな発言をする委員のいるNHKに対して、受信料など払いたくないという人がいる(このことはNHK会長の籾井勝人氏に対しても同様の意見がある)。NHKは言ってみれば国営放送みたいなものである。受信料は正に税金と同類である。NHKの経営委員は公人なのである。
 そのことを百田氏はほとんど理解しているとは思えない。考えを変える必要はない。ただどうしてもこうしたことを言いたければ経営委員を辞めればよい。どうしてもこういう仕事がしたければ、民放のそれらしき役職に就けるように務めればよい。それだけのことだ。公人の何たるかを辞書でも引いて良く勉強してほしい。

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