2013.3.22(金)
使用済み燃料プールなど九つの設備が一斉に停止した東京電力・福島第一原電の停電事故は、ねずみの接触による仮設電源盤のショートが原因だった可能性がでてきた。
大規模な停電が発生したのは、3月18日午前7時前。高温を発する燃料集合体1533体を収納する4号機使用済み燃料プールやセシウム吸着装置「キュリオン」など九つの設備がほぼ同時に停止したというものである。
東電は20日、屋外の仮設配電盤の内部に焦げたような黒い跡があり、真下でねずみとみられる小動物の死骸が見つかったと発表した。
小動物は全長約25センチで、周囲に体毛が散らばっていた。端子は6.9キロボルトの高電圧の電気が流れており、絶縁はしていない。侵入した小動物が感電して、はじき飛ばされ壁面にぶつかったとみられるとしている。
第一原発はこれまでにもたびたび事故を起こしており、今回の事故で仮設設備のリスクは一層高まった。そもそも900個以上も設置されている汚染水の貯蔵タンクに使用されている目止め材の耐用年数が5年と短い組み立て式の280個弱については、汚染水が漏れ出す危険が指摘されているほどである。
それにしても今回の事故は全ての設備の稼動が再開するまでに29時間もかかっており、燃料プールの温度上昇がどうなるか危惧された。
東電はこの程度の事故は、事故ではなく事象に過ぎないなどと大きく報道されることの火消しに懸命である。「大山鳴動してねずみ一匹」とはよく言ったものである。
使用済み燃料プールなど九つの設備が一斉に停止した東京電力・福島第一原電の停電事故は、ねずみの接触による仮設電源盤のショートが原因だった可能性がでてきた。
大規模な停電が発生したのは、3月18日午前7時前。高温を発する燃料集合体1533体を収納する4号機使用済み燃料プールやセシウム吸着装置「キュリオン」など九つの設備がほぼ同時に停止したというものである。
東電は20日、屋外の仮設配電盤の内部に焦げたような黒い跡があり、真下でねずみとみられる小動物の死骸が見つかったと発表した。
小動物は全長約25センチで、周囲に体毛が散らばっていた。端子は6.9キロボルトの高電圧の電気が流れており、絶縁はしていない。侵入した小動物が感電して、はじき飛ばされ壁面にぶつかったとみられるとしている。
第一原発はこれまでにもたびたび事故を起こしており、今回の事故で仮設設備のリスクは一層高まった。そもそも900個以上も設置されている汚染水の貯蔵タンクに使用されている目止め材の耐用年数が5年と短い組み立て式の280個弱については、汚染水が漏れ出す危険が指摘されているほどである。
それにしても今回の事故は全ての設備の稼動が再開するまでに29時間もかかっており、燃料プールの温度上昇がどうなるか危惧された。
東電はこの程度の事故は、事故ではなく事象に過ぎないなどと大きく報道されることの火消しに懸命である。「大山鳴動してねずみ一匹」とはよく言ったものである。
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