名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

沖縄の米兵ひき逃げ事件

2009-11-20 10:51:30 | Weblog
2009.11.20
 今月7日、沖縄の読谷村で道沿いの雑木林で頭から血を流して死亡しているのが見つかるという事件があった。
 この死亡した男性は読谷村の外間政和さん(66)で、車によるひき逃げ事件によるものとされた。
 その後、沖縄県警は現場近くの修理工場にフロントガラスが大破した米軍関係者のYナンバー車を持ち込んだ米軍陸兵を特定し、、自動車運転過失致死と道交法違反の疑いで陸軍兵宅を家宅捜査した。乗用車も押収し、車体に付いた血が外間さんの血液型と一致したという。
 一方、在沖縄米陸軍のウッタード司令官は10日、車両は陸軍兵が事件当日に運転し、工場に修理を依頼したこと、米軍施設内で身柄を拘束したことを明らかにした。陸軍兵は米軍側の事情聴取に対し「人をひいたか分からない」と供述しているという。

 この事件に関して、平野博文官房長官は19日の記者会見で、米陸軍兵が11日から13日までは県警に出頭していたが、14日以降、県警への出頭を拒否し、任意での事情聴取に応じていないことを明らかにした。官房長官は、捜査について「取調べできなければ解明できない。膠着状態を早く打開したい」と述べ、米国に強く協力を求めていく考えを示した。

 以上がひき逃げ事件発生後、ほぼ2週間たっての状況である。これも腹の立つ事件である。
 こんな明々白々な事件では、日本人が起こしたものであればとうに犯人は逮捕され、起訴さえ済んでいる類のものだ。
 米軍による殺人、強盗、強姦など凶悪な事件はこれまでに枚挙のいとまがないほどであることは周知のことである。基地の存在によって起こる沖縄県民への物心両面にわたる被害は計り知れないものだ。
 時は今、鳩山新政権は普天間飛行場の移転問題をめぐって右往左往しているさなかである。強固な日米同盟の堅持を強調している鳩山政権だが、犯人の引渡しさえもたついているような事態は、どうみても対等な日米同盟とはいえない。
 沖縄米軍もこんな犯人をかばうようでは、日本を見下していると言われても抗弁できない。速やかに犯人を日本側に引き渡すなど何の躊躇もいらないことである。

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