名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

野菜の出荷停止でついに自殺者出る!!

2011-03-29 09:47:13 | Weblog
2011.3.29(火)
 福島県須賀川市で3月24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつって自ら命を絶ったと報じられている。
 福島第一原発の事故による放射能汚染の影響で、政府が福島県産野菜の一部について「摂取制限」の指示を出した翌日のことである。
 報道によると、この男性の自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。畑の約7500株のキャベツは無事で収穫直前だった。23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、「福島の野菜はもうだめだ」という男性のつぶやきを次男が聞いており、次男は「今まで精魂込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」と語ったという。
 遺書はなかったが、作業日誌は23日までつけてあった。遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせているが、長女(41)は「こんな状態がいつまで続くのか。これからどうなるのか。農家はみんな不安に思っている。もう父のような犠牲者を出さないでほしい」と訴える。
 こうした事態に鹿野道彦農水相は「支援の仕組みを考えている。仮払いのような仕組みも考えている」と委員会で早急に取り組む考えを示している。
 死者・行方不明者18000人余という地震と津波の惨状やその後の被災者の厳しい避難所生活、また原発に脅かされる地元の不安を思うにつけ、これぞ「死ぬも地獄、生きるも地獄」の言葉どおりである。
 それにしても東京電力の幹部の姿が見えない。後始末は責任のない従業員に任せて、もはや逃げ隠れしているとしか思えない。


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