田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

心が劣化している? 麻屋与志夫

2010-05-06 05:24:44 | Weblog
5月5日 水曜日
子どもの日。端午の節句。
いつのころからか、端午の節句とはいわなくなった。
子どもの日、というようになった。

街に鯉のぼりがあまり泳がなくなった。
もしかすると、この鯉。
絶滅危惧種なのかもしれない。
少子化で、子どもの減ったこともあるだろう。
むかしの風習はテレビのコマーシャルの、
世界にだけのこっているようだ。

駅のプラットホームに鯉のぼりが掲げてあった。
はじめ、わたしはそれが鯉のぼりとはおもわなかった。
駅舎の屋根によじれた布がはりついている、ようにみえた。
ポールも立てず、樋にでもくくりつけたのだろうか。
うまく風に乗って泳がないようなら修正する。
場所をかえるとか、風の流れをみきわめるとか。

まだあの鯉のぼりは屋根に着地したままだろうか? 
季節感をせっかく味あわせてくれたのに、あと一歩ですね。

鉄道で思い出した。東武日光線にのっていた時のことだ。
「鹿沼方面は大雪です」という車内アナウンスがあった。
電車はすでに鹿沼駅にちかづいていた。
車窓からみる故郷の空は快晴。
どうしてこういうことが起きるのだろうか。
晴れ渡った空を眺めながら、
「気象庁か会社からの予報がはいっていて、
それをそのまま鵜呑みにしてアナウンスしたのかな」とおもった。
そうとしか思えない。窓の外は晴れ渡っているのに。
恐怖にふるえだした。
まるでSFの世界だ。
言われたとおりにしか反応しないロボットみたいだ。
「そんなことありませんよ、
ロボットだってファジーなことにも適宜な反応をしめすわよ」
とカミサンはきびしい。

このところ、美術館などでも職員が実に不愉快なことがある。
マニアル通りの言葉しかいえない。
例えば出口いる彼女たちの前を通過した。
あと一枚ポスターを買いたそうとして直ぐ目前の売店に戻ろうとした。
直ぐ目の前なのだ。
「退館したらもどれません」。ああ……。

カメラ持参で街にでたが、鯉のぼりは泳いでいなかった。
したがって、pictureはアップできません。
ザンネンダナ。

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コメント
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