田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

リリ、自然死をまったほうがいいのだろうか。 麻屋与志夫

2016-03-30 02:59:06 | ブログ
3月30日 Wed.

●夜2時。

枕元の携帯が鳴る。

カミサンからの呼びだしだった。

「リリに食事させているの。ひとりではムリみたい」


●リリをダッコする。

カミサンが注射器で口に流動物をいれてやる。

リリはいやがる。

飲みこむのがツラソウダ。

胸が大きく波打っている。

目の光もぼんやりとしている。

あらぬ方をみている。

可哀そうだ。


●そうかといって、食事をしなければ、命を長らえることは出来ない。

どうしたものなのなのだろうか。


●このまま、食事を無理強いしないで、

自然死をまつほうがいいのだろうか。

心は、わたしとカミサンの心は千々に乱れる。


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リリ、の体重が1キロもやせてしまった。 麻屋与志夫

2016-03-28 18:15:33 | ブログ
3月28日 Mon.

●リリの体重は発病前には3,6キロあった。

いまは、1キロもやせてしまった。

2,6キロしかない。

皮がたるみ、毛がぱさぱさしてしまった。


●注射器で口をこじあけ、むりに流動物を食べさせている。

いやがって、口を閉ざしてしまう。

このまま、拒食をみとめてしまったら、死んでしまう。


●一日でもながく生きてもらいたい。

奇跡が起きて、もういちどリリがかけまわる姿をみたい。

獣医さんには毎週かかっている。

でも、インターへロンを打ついがいに治療方法はないらしい。

こうした病気は生まれつきなのだろう。

そう生まれついてしまった、己が性を悲しめ……などと、

つきはなして言えない。


●カミサンは風邪をひき、体調もくずして、

ぼんやりとして食欲がない。

リリとおなじょうだ。


●わたしは、食欲もりもり、小説を書きつづけている。

健啖ぶりをあいかわらず発揮している。

リリのこと心配でないのかしら――。

憎たらしいと、カミサンに思われているだろう。

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リリとカミサンの顔が同じに見える。 麻屋与志夫

2016-03-26 07:37:32 | ブログ
3月26日 Sat.

●桜の便りが各地からきこえてくるのに、寒い朝。晴れているので、古賀志山がよくみえる。

●この頃、庭にノラ猫がまよいこんでこなくなった。リリが最後かもしれない。ノラ猫が街からいなくなった。ノラ猫に餌をやることを禁止した街があるらしい。いいか、悪いかの論評はここでは、控えておく。

●それにしても、リリはノラだったのだろうか。白の毛の部分はマッタク汚れておらず、シャンプーをしてもらっていたようだった。それに人なつっこくはじめからカミサンの足元にスリスリしていた。

●ニャァと鳴けず、鼻水をたらしていた。飼い主が、病弱なのをミヌキ、捨てたのだろう、というのがカミサンの推理だ。

●周囲に猫を飼っているうちは、二軒ほどだ。子猫の生まれた様子はない。「アサヤ塾」の卒業生はわたしたち夫婦が猫好きなのをしっている。ソット、病弱なリリを置いて行ったのではないか。

●カミサンは風邪をひいてしまった。リリに夜、注射器で流動食をあたえるために、なんども起きているせいだろう。

●今朝、遅い目覚めのカミサンとリリをのぞきにいった。

●カミサンにリリがホホをよせてねむっていた。

●リリがカミサンに似てきた。カミサンがリリに似てきた。

●スヤスヤねているふたり? をみて「おれは猫ちゃんの、亭主か」


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リリ、できるだけのことはした。あとは神頼み。 麻屋与志夫

2016-03-25 07:18:04 | ブログ
3月25日 Fri.

●リリが一昨日の夜、ひとりでケージに入った。カミサンのベッドで寝ていたので三部屋通り抜けて、わたしたちがテレビを観ているリ―ビングまでやってきたことになる。

●ドタッと音がした時にはおどろいた。ケージのいちばん上にトビノッタところだった。
「ひとりにしてゴメンネ。さびしかったの」
カミサンが話しかけている。

●さくじつは変わったことはなかった。あいかわらず、食欲はない。固形餌はほとんどたべない。

●カミサンは献身的に看病。
「わたしの命、縮めてもいいから、元気になって」と言っている。リリはさびしそうに、カミサンを見上げている。ニャーンと鳴けないリリだ。キッ、とそれでも短い声をだす。なにか訴えたいのだろうが、ニャ―ンと鳴けないだけに、可哀そうだ。

●リリが削り節を二三枚食べた。シラスを二三匹食べた。そんな些細なことで、夫婦で一喜一憂している今日この頃だ。


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リリが吐いた。白い粘液を吐いた。 麻屋与志夫

2016-03-23 17:01:23 | ブログ
3月23日 Wed.

●リリが吐いた。
ほとんど食べていないので、水のような粘液を吐いたらしい。
カミサンからそう伝えられた。

●いままで、吐くようなことはなかった。
新しい症状がでたのかと心配だ。
医学の知識がないのは、悲しいことだ。
ただおろおろとしているだけだ。

●あとはもう、リリの、猫としての生命力を、
自己治癒に期待するだけなのだろうか。

●金曜日にまた獣医さんに連れていく予定だ。
送迎をKさんが申しでてくれたが、
ご厚意になんども甘える訳にもいかない。
だいいち、わたしの、この多忙な時間、
いついけるかまだ決まらない。
親切な知人がいるのは、ありがたいことだ。

●みんなが、リリの回復をねがっている。
リリ、元気になって、春の庭を、ブラッキ―とかけまわってよ。



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リリがシラスをたべた。  麻屋与志夫

2016-03-23 04:05:40 | ブログ
3月23日 Wed.

●リリがシラスをたべた。

塩分を少なくするために、ユガキ、与えてみた。

ユガクというより、さっと湯をかけたていどだ。

●湯をかけたことで、生ぐさい魚のにおいが蘇った。

くんくんにおいをかいでいたが、

ちいさな、ちいさなシラスを二三匹口にいれてくれた。

妻とふたりでうれしくて涙がにじんだ。

●なにもたべないのでは、このままでは、餓死してしまう。

祈るような気持ちで、

リリの口元を見ているわたしたちのまえで、

幽かな咀嚼音をたてて、リリがシラスをたべた。

●シラスは猫に悪いというひとがいる。

たぶん塩分がおおいからなのだろう。

でもなにもたべないで死んでしまうのだったら、

すこしくらいからだに悪くても食べさせたいのが親心だろう。

●あと28年経って、おれが死ぬ時はお酒を死ぬほどのませてよ。

いまから妻にたのんでおいた。

リリがシラスをたべたのでうれしくて、

――リリの枕元でとんでもないことをいうGGなのでした。




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リリがかりん糖のようなウンチしたよ。 麻屋与志夫

2016-03-22 03:36:46 | ブログ
3月22日 Tue.
●「リリがウンチしたわ」カミサンが呼んでいる。
声がはずんでいる。
あわてて立ちあがった。
わたしの膝でくつろいでいたブラッキが、畳の上にポンと、跳び下りた。
わたしは、階下の書斎に走りこんだ。
五日も便秘していたリリが、おおぶりのかりん糖のようなウンチを二本もした。
ああ、よかった。

●「わたしがね、リリのおなかサスッテやったからよ」
「よかった。よかった。リリ、九つの命だからな。生抜いてよ。がんばるのだぞ」
わが子を励ましているようだ。
ブラッキもわたしの後に着いて来た。
リリと鼻づらをチョんと合わせている。
まるで、リリを元気づけているようだ。

●あいかわらず食欲はない。
スポイトでカミサンが流動物をムリに飲ませている。
リリはいやがって、カミサンの腕をヒッカイタ。

●昼ごろ義弟H来る。
午後彼岸なので妹の処へ、カミサンが行く。
帰りはHチャンの車で送ってもらう。
蛸屋の和菓子をもらう。
お客さんが来るなんて何ヶ月振りだろう。
とくに、経営コンサルタントして活躍している義弟のHと話したのは、
二分の半世紀ぶりかもしれない。
カミサンがニコニコうれしそうだった。



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リリ、生き抜いて。猫には九つの命がある。 麻屋与志夫

2016-03-21 06:59:39 | ブログ
3月21日 Mon.

●このところ、リリの心配ばかりしているので、毎日が過ぎていくのが、早過ぎる。あいかわらず、リリは食欲がない。ふつうの、今まで食べていた餌を与えても顔をそむけてしまう。猫用のけずりぶしを食べさせている。それもほんのチョピットだ。五日間も便秘している。便に成るほどの食事をしていないからなのだろう。

●ブラッキ―はわたしにナツイテいる。べつに私専用の猫というわけではない。飼い主は猫の方で選ぶ。たぶん、子猫だったときに冬寒くてかわいそうだと思い、だっこして寝床を共にしたからだろう。

●わたしの猫がほしい。ミイマはいいつづけてきた。彼女にはアポート能力がある。猫をほしがっていたら、ある日、三毛の可愛い子猫が玄関先にいた。それから、彼女はリリにむちゅうだ。リリにたいする彼女の感情は、わが子に対する愛情と同じだ。

●そのリリが瀕死の病人?。一喜一憂の毎日が過ぎていく。元気になってよ、リリ。

●猫には九つの命がある。というじゃないか。リリがんばって生き抜いてよ。

●ブラッキは病気ひとつしたことがない。18年もわたしたちと生活をともにしている。わたしのそばを片時も離れない。そのブラッキ―もよくみると白髪が生えている。毛並みも、艶々しているがすこし色褪せ茶色味をおびてきた。やはり、歳なのだなぁ。

●みんなで長生きしようよ。まだ、死ぬには早すぎる。




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悲しいことが多すぎた。でも春はきた。 麻屋与志夫

2016-03-19 12:50:16 | ブログ
3月19日 Sat.

●沈丁花の花が咲いている。

濃厚な芳香が、廊下の網戸をすかして漂ってくる。

ようやく、アルミサッシの引き戸を開けて、庭を眺められる季節になった。


●暑さ寒さも彼岸まで、とはよくいったものだ。

きょうは、18°も外気温度はある。

部屋のなかでは22°。

ジャンバーを脱いだ。暖かい。


●去年は義弟がふたり亡くなった。

今日は、家内の弟のつれあいの葬式だった。

これでふたりともなくなり、その家系がとだえてしまった。

人生、まさに流転、いろいろなことがありすぎる。


●リリは削り節をカミサンの手からすこしだけ食べた。

四日もウンチをしていない。


●カミサンもわたしも疲れて葬儀にはでられなかった。



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リリ、カリカリと餌をたべてよ。  麻屋与志夫

2016-03-18 05:20:12 | ブログ
3月18日 Fri.

●リリを獣医さんに連れて行こうとしたところ、
キャリーケースから逃げられてしまった。
教室の縁の下にもぐりこみでてこない。
ヒッソリトしていて、リリがいる気配さえしない。
まさに、おみごとニャントンの術。
猫の穏業はまさに本来もっているカミワザ。

●ケースの脇が開いていたなんて、
こちらは気づくはずもない。
上の蓋だけ締めても、なんの役にもたたない。
その素早い遁走ぶりにわたしは唖然としてしまった。

●かみさんは、医者に遅れるからと電話していた。

●そろり、こっそり縁の下からはいだしてきたリリを、
カミサンがブジ捕獲した。

●よほど、骨身に応えて、チクンされるのが、
イヤなんだろうな。
かわいそうなリリ。

●インタ―フェロン四回。
あとは一週間くらいようすをみてみるとのこと。

●また、食べ物に興味をしめさなくなってしまった。

●いくらでも食べられる、
わたしから見たら、
信じられない。

●はやく、カリカリと固形餌をたべてよ。
あの乾いた音、
リリが丈夫な歯で、
餌を噛み砕く音がききたいよ。
きかせてよ。


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