田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

皿なめる餌なし水なし猫炎暑  麻屋与志夫

2024-07-10 10:56:11 | 
7月10日
俳句です。
水なし餌なし皿舐める猫酷暑
皿なめる餌なし水なし猫炎暑
皿舐める野良猫なめる猛暑かな

裏のデッキ。カタカタと音がした。のぞくと野良猫チイちゃんが空になった皿をなめている。わが家の猫食堂にまた子ネコがくるようになった。よくも野良猫の命脈かつづいたものだ。
わたしは、あわてて固形餌と水を給仕。デッキの板は、めだま焼きができるほど暑かった。
「なんとか、この暑さをしのいで秋をむかえような」
チイちやんは猫だからニャンともこたえなかった。
舌先でピチャピチャまず水を飲んでいた。



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わが家のルナちゃん。麻屋与志夫

2023-09-28 09:36:00 | 
9月28日 木曜日
ルナはかわいい。
アメリカンショートヘアーの♀レッドダビイ。
そもそもこの種の猫はぺっとにはふむきである。
とわたしてきにはおもう。

鼻づらを床につけて現れないネズミを仮想してかぎまわっている。
いや一匹ねずみをとったことがある。
だがたべない。
狩ることが目的で、食べることではないらしい。
ハンターなのだ。

だっこはきらい。
すりすりもしない。
まったくブアイソな猫だ。
注意深い。知らない客が門扉を開ける音で、ソファのしたにもぐりこんでしまう。
「ルナ、ルナと」
いくらよんでも返事をしない。
家中さがした。

いまでは、まずソファの下を探す。
だが、あたまのよさは抜群。

夜の9時くらいになると、わたしたちが、手がすき遊んでもらえるのを知っている。
昨夜は、ルナの抜け毛を丸めてボールにしたのをどこからか探してきた。
妻に遊びましょう、とねだっていた。

毛玉を持ってくれば遊んでもらえるとわかっているのだ。
アッタマイイ。
いろいろな彼女の癖をのみこんでつきあうと、こんなかわいいネコはいない。
半世紀も猫と同棲しているわたしたちがいうのだから、ままちがいなし。
いまでは、ルナのいない暮らしは想像もつかない。


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「ルナがいない。ルナがいないのよ」麻屋与志夫

2023-09-14 16:46:06 | 
9月14日 木曜日
「ルナがいない。ルナがいないのよ」
妻はいつもこの時間にはルナと遊んでいる。
ルナもゴロンと横になってベッドのわきの空間でまっている。
いつもくり返される儀式のようなものだ。
ルナもこころえたもので、どこからともなくかあらわれてゴロン。
妻をまっている。

わたしはこのところ西の端の書斎で仕事をしている。
妻の声を遠く耳にした。
「外に出たんじゃないか」
「そんなことない。ぜんぶ戸締りしてある」
ふたりで探した。
いない。

開いていた。
サッシュの網戸が開いてあいていた。
ついにルナも網戸に手をかけて開けることを覚えたのだ。
妻は暗い庭に出て小声で
「ルナ。ルナ。ドコにいるの」と呼んでいる。

ルナはどこからともなく、わたしの足元にノッタリトよってきた。
「室外機の上にいたのよ。わたしがダッコしようとしら、じふんでぬけだした網戸のすきまから部屋にはいったの」

妻は息をはずませていた。

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おもいでのリリのピクチャー

2023-07-06 07:13:08 | 
7月6日 木曜日
どなたかわたしの2015,1,19日のブログをよんでくれたらしい。
題して「迷子の猫の探し方」リリの可愛い姿がのっていた。
この歳になると恩愛離別の悲しみはいやというほどあじわっている。
なにか申し訳ないが、人との別れより愛猫との別れのほうがその悲しみは深い。
ペットとの別れほどつらいものはない。
リリの愛らしいピクチャーがのっていて、思わず朝から涙ぐんでしまった


 

  

  

  



  

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野良猫をかえせ ぼくの街を返してください 麻屋与志夫

2023-07-02 17:02:36 | 
22野良猫をかえせ。

もし言葉が息からうまれるなら
息が呼吸のためだけとなっていないなら
街にむかって剣のように鋭い言葉をなげかけよう

目の前に浮かぶ街の形態の
ゆがみ具合を見るにつけ
土地のかけらを
新しく光って古びることのない
家を手にいれるため
ぼくらの時代にはまだ生きていた
ハッサン、熊さん、与太郎は
どこにもいない
生息できなくなった
介護施設に預けられ
もう息ができなくなった

失われた彼らのかけらを探し
かれらを求めて
さまよう街は重く暗い

こんなはずではなかった
こんな故郷の街に移住するはずではなかった
野良猫一匹いない街
街はみように明るくダダッピロイ

野良猫を探してこい
ハッサン、熊さん、与太郎を
連れてこい

見えるのが見えなくなった
GGはすっかり黄昏た街
そんな街を拒んで街角に立つ

あまりに辛すぎる
惨すぎる
こんなことなら帰省しなければよかった

ぼくがぼくであったぼくの街を
返してください

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歩けることの幸福、外猫来訪のしあわせ。 麻屋与志夫

2023-07-01 10:28:14 | 
7月1日 土曜日 小雨
雨の合間に散歩にでた。
教会の尖塔十字架の天辺でカラスが鳴いていた。
G病院の車寄せは送迎のタクシー、養護施設のワンボックスカー、自家用車でいっぱいだった。
車道まではみだしていた。
病院の窓からは入院患者が窓にへばりつくようにしてこちらを見ていた。
あの階は介護が必要な老人ばかりが入院している階だ。
何年か前に、姉がお世話になっていた階だ。
元気に働けたときのことを回想してみんなまどから街を見下ろしているのだ。

帰ってみるとデッキに置いた外猫の餌皿が空っぽになっていた。
わぁいわぁい。
あの黒白ぶちの子猫がたべていったのだ。
あれからずっと餌皿はやってこない外猫をまっていたのだ。
このところブチちゃんの姿を妻が見ている。
もっともっとなれてくれるといいのにな。

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『愛猫リリに捧げる哀歌』 麻屋与志夫

2023-06-24 18:20:14 | 
6月24日 土曜日
ルナがアンモナイトのように丸くなって寝ている。
妻のベッドの足元に無防備に、ということは安心しきって寝ているのだ。

そもそもネコは餌とトイレの始末をしてくれるひとを母猫とおもいこむ。

かれこれ半世紀も猫と同棲している。
息子が森山会館のまえでチャトラの子ネコをひろってきたのが初代のミューだ。
そのころ妻は猫にふれることができなかった。
あのむくむくして呼吸しているネコが怖くてさわれなかった。

いまではルナにふれていると熟睡できるというのだ。
ルナと妻と平和に寝ている姿がわたしをしんみりとした感情にみちびく。
平和だなぁ、と感じるのだ。ななにもない。なにも起きない。
まいにち同じような日がつづく。
これでいいのだ。

三代目リリ、たった四年の短い命。
リリをうしなった悲しみは、妻とわたしの合作。
『愛猫リリに捧げる哀歌』としてカクヨムに載せてあります。
ぜひ下の『カクヨム』をプッシュして読んでください。
費用はかかりません。



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毛玉を子ネコのように思っているのかな。麻屋与志夫

2023-06-23 22:11:09 | 
6月23日 金曜日
このところルナも衣替えの季節だ。

ブラッシングしてやる。

すごく毛が抜ける。

ひとまわり小さくなったようにみえる。

抜けた毛をボールに妻が丸めた。

ふんわりとしたピンポンボールほどの大きさ。

投げてやると両手でうけとめる。

うまいものだ。

そのジャンプした時の躍動感が、さすがだ。

いかにもハンターらしい。

ともかく飛んでいるトンボや蝶をつかまえてしまうルナだ。

ルナは毛玉ボールをまるで子ネコをくわえて移動させる母猫の動作でもちあるいている。

そして、部屋の隅にかくしてしまう。

ときおり、水のみ皿のなかに、ポトンと落としたりする。

毛玉だから沈まない。

水もふくまない。

でも、どうして水のなに入れるのだろう。

まるで子猫に水のみ場を教えているようにわたしには見える。



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あの黒白のノラチャンどこにいるの。 麻屋与志夫

2023-06-22 13:48:52 | 
6月22日 木曜日
ノラチャンのためにおい固形餌が餌皿のなかで雨にぬれてしまっていた。

昼過ぎもういちど、勝手口からのぞいたら皿から餌はながれだし地面にちらばっていた。

待てどくらせどここぬノラチャンのことばかり思っている。

まだ一日しかたっていない。
でも一日千秋の思いだ。

どこで、この雨をしのいでいるのだろう。
昼頃小やみになったので、ノラチャンを見た場所までいってみた。

しばらく待ってみたが、雨がまた降りだしたので家にもどる。

暇な老人の戯けな行為とおもわれるかかもしれない。

でもいそがしい。
小説を書いたり本を読んだり英語の勉強をしたり、ともかくいそがしい。
でもネコフリークのGGはネコのために過ごす時間は、食べモノで言えば別腹だ。

もういちど、あの黒白の斑、ノラちゃんに会いたいな。



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「汝が性のつたなさをなげけ」麻屋与志夫

2023-06-21 09:52:35 | 
6月21日 水曜日
いつもの散歩道、カーブミラーのある場所。
ミラーのポールの向こうに、なんとなんと子ネコがいた。
生後三か月くらい。

この街にはノラちゃんはほとんどいないと昨日書いたばかりだ。
黒と白のぶち。
直射日光を浴びてゲンナリと地べたに横になっている。
元気がない。

ネコfreakのGGとしては「汝が性のつたなさをなげけ」とすておけない。
家にもどって固形餌を持参した。
ポールの根元にそっとおく。

警戒してよってこない。

夕暮れ時、もう一度いってみた。
餌は一粒残らずたべてあった。

これから猛暑が続く。
どうやって生きながらえるのだろう。
わが家からは100メートルの距離。

カミさんが裏木戸口に固形餌と水を置いた。
気づいてくれればいいのだが。
ネコは人間の嗅覚よりはるかにすぐれているらしい。


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