田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

コンビニのエイトインコーナーにて 麻屋与志夫

2022-09-30 16:26:43 | 超短編小説
9月30日 金曜日
コンビニのエイトインコーナーにて
天井の照明が大理石まがいの床できらめいていた。
五名ほど掛けられるコーナーの横に電子レンジが置かれている。
いま労務者ふうの若者が買ってきた弁当を温めている。
レンジの下は、Garbage canに投げ入れられたカップが蓋の部分につかえている。
半分開いた黒く見える底からいやな臭いが立ち上ってくる。
若者はおいしそうにコンビニ弁当を食べている。
食事の住んだ人があたふたとでていく。
奥の席の男は卓に顔を伏せて寝てしまっていた。
だいぶ疲れているようだ。
家庭があるのだろうか。
つきあっている彼女はいるのだろうか。
男たちはみんな若者だ。



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風鈴か思えば金輪こすれあい 麻屋与志夫

2022-09-29 14:32:00 | 俳句
9月29日 木曜日

風鈴か思えば金輪こすれあい

風鈴か思えば金輪ひびきあい

風鈴か見れば金輪のひびきあい

●まだ残暑が厳しい。
夏の日差しだ。
市役所の新築工事はまだつづいている。
若い作業員たちが声を掛け合って働いている。
高いところで働く人を「とび職」と今でも言うのだろうか。
それともこの言葉は差別用語になるのだろうか。
風鈴がなっている。
ふとみると工事現場の器具の金輪がなっているのだった。
そのままを読んだ句だ。
とても俳句になっているとは思えない。
わたしの周辺でテレビの夏井さんの影響で俳句を始めた人が大勢いる。
わたしも、昔をおもいだして、シッチャカメッチャカ。
句作をはじめた。
小説でも書けるときはバンバン書く。
そのうちに批評眼がついてくると書けなくなる。
その時になったら、この書き方で、わたしの小説いいのだろうかと悩めばいい。
わたしが俳句の大量生産ができるのは、ビギナーズラックのようなものだと思う。


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このあたり母と香ぎにし菊香かな 麻屋与志夫

2022-09-27 19:29:35 | 俳句
9月27日
虫すだく庭で恋猫もつれあい

急斜面垂直に立つ曼殊沙華

ひと問わば紫式部庭の花

●この花の名前は?
妻がはにかみながら答えた。
「紫式部」
文筆を生業とするわたしに、紫式部の偉大さは耳にタコが寄るほど聞かされている。
控えめな妻は紫式部の名前をくちにするのさえ、おそれおおい。

菊の香を香箱すわり猫も嗅ぐ

菊の香も家それぞれの香りかな

このあたり母と香ぎにし菊香かな




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●わが膝はいたく痛みて月を恋う 麻屋与志夫

2022-09-26 14:00:09 | 俳句
9月26日 月曜日
●重力減痛みやわらげ月世界
●月住めば膝の痛みは和らぐか
●わが膝はいたく痛みて月を恋う

これで俳句になっているのでしょうかね。
あまりに膝関節症の痛みが激しくついデスパレートな気分になった。
すぐ近所の稲荷さんに詣でる。
わずか十数段をのぼるのに苦労した。
膝の痛みが恨めしい。
ベンチがあったので休む。
「ここに土俵があった。年上のソウジさんに勝った時はうれしかった」
そうこうして、参拝するのを失念。
今日の、三作はやはり俳句にはなっていない。
単なる泣き言をならべたにすぎない。


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秋の夜長だ。今日は四千字ほど書きたい。麻屋与志夫

2022-09-25 17:33:25 | ブログ
9月25日 日曜日
●夕刻散歩に出た。
忙しい妻を誘った。
過日家の前の路地の入口で転倒した。
杖をつくことにした。
倒れると足が弱っているのでひとりでは立ちあがれない。
情けないったらありゃしない。

●法蔵寺の塀に沿って歩く。
岩本さんの前で折り返した。
みちがなんども舗装しなおしているので、躓きやすい。
喜楽食堂のところで、市営の駐車場のほうにまがり、周囲を一周した。

●猫が二匹いた。
黒と白のぶち。
よく似ている。
兄弟なのだろうか。

●帰宅してから、朝のうちに二階の書斎で手書きした原稿をタイピング。
二千字ほどあった。

●何とか精進して、四千字は書きたい。
すこしきつすぎるかな。

●夕食はひさしぶりで鳥のささ身。
おなかの調子が悪いからとおかゆばかりすすっていると体力が落ちてしまう。

●妻が俳句を始めた。
ブログに載せた。
評判がいいといいな。

●じじばばの秋の夜長はこれからだ。
いますこし、小説を書き継ぎたい。


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秋海棠刺身のつまにそえてみる 麻屋与志夫

2022-09-25 10:28:17 | 俳句
9月25日 日曜日

●秋海棠刺身のつまにそえてみる

刺身のわきに細く切った大根がつまとして置いてある。
庭に咲く秋海棠の花を白い大根の細切りに添えてみた。
淡い秋海棠の花と純白の大根の色がよく調和して見栄えがした。
こんなバカげたことをして晩酌を楽しんだときのことを思いだしている。
いまは残念ながら、からだの調子が悪いので禁酒。
もちろん、色彩をたのしんでいたので、花はたべませんでした。

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わが庭の彼岸花 麻屋与志夫

2022-09-23 12:01:46 | 俳句
9月23日 金曜日 彼岸の中日
俳句です。

●八方に光線はなつ彼岸花

●八方に霊波ひからせ彼岸花

●八方に赤光めぐらし彼岸花

●畦道に火花散をちらす曼殊沙華

●ゲリラ豪雨いまだやまず。原因がわからないだけに心配だ。
ときあたかも、彼岸。お呼びがかかっているのかな。
まだ、呼ばないでと仏壇に話しかける。
わたしは、これから涼しくなると、仏間でご先祖様の位牌を前にして、小説を書いている。
まだ、まだ、がんばらせてください。

●写真を載せられないので、俳句でお茶をにごらせます。
あれっ「お茶を濁す」こんな使い方をしていいのかな。
ごめんなさい。わたしの拙い俳句では写真にはとてもかないません。

●わが家の狭い庭に咲く花々は、カミさんのブログ。
「猫と亭主とわたし」でごらん頂けます。どうぞご訪問ください。



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きいて、きいて万葉集797 麻屋与志夫

2022-09-22 10:24:46 | ブログ
9月21日 水曜日 これから上都賀病院に行く。

●悔しかもかく知らませばあをによし国内(くぬち)ことごと見せましものを(五-七九七)

●大伴旅人の妻の死にたいして、山上憶良が贈った追悼歌である。

●最近、つくづく思う。若い時の情熱にまかせた愛情とちがう。歳を取ってからの
情愛は、おもいやり、だと。

●百年(ももとせ)に老舌出(おいじたい)でてよよむともわれはいとはじ恋は益(ま)すとも                                 四(七六四)  大伴家持

●いいですね。相手を思いやる歌としては、まさに絶唱です。とくにわたしのように老いさらばえてなんの魅力もなくなった老人は、こうした気持を最愛の妻にかけることが唯一の愛情表現のような気がしてなりません。

●「おれは膝関節症で思うように歩けない。子どもや孫にどこかへ旅行に連れて行ってもらうといいよ」

●紅葉の季節。近場の塩原の龍王峡でもいいと思う。ずっと半世紀以上もわたしに連れ添ってくれているのに、どこにも旅行に連れて行ってあげられなかった。

●わたしはこのところ、ゲリラ豪雨が一週間もつづき、体重も二キロ減。このまま豪雨がつづけば、もうだめなのか。そんな心細いことを考えてしまう老人になってしまった。

●黄泉平坂を、よたよたと下っていく姿が目に浮かび不安になる。

●負けてたまるか。まだまだ書きかけの小説が何本かある。これをかきあげるまでは死ねない。


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風鈴のかそけき音色、きいて、きいて。麻屋与志夫

2022-09-20 11:51:19 | 俳句
9月20日 火曜日
●短冊をつけてと舌のすり泣き
風鈴の中にさがってるのは舌という。糸を通して短冊をさげると涼しい音がする。

●短冊をつけて風鈴なりやまず

●風鈴に俳句したため風を待つ

●風鈴に俳句つるして風を待つ

●舌だけを残し風鈴沈黙す
軒下の風鈴が風雨にさらされ短冊が落ちてしまっていた。

●秋深し隣は風鈴はずす人
夏。夜店で買った風鈴。優雅に風に揺れ、涼しげな音色で暑さを和らげてくれた。秋になったから涼しさを呼ぶひつようはなくなった。それは常識。日常的な感覚にとらわれないところに、詩が生まれる。俳句が口をついてでる。舌頭にうかびでることになる。

●秋風や風鈴はずす老婆あり
五月雨で家の前の用水堀の川音がうるさいとなげいていた老婆だ。拙作あり。かわいそうに、風雅を解さぬままさらに年老いていくだろう。

●木枯らしに風鈴の音の鳴りやまず

●木枯らしや風鈴ならせ夜もすがら

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敬老の日。蟹座の男の横歩き人生 麻屋与志夫

2022-09-19 08:43:15 | ブログ
9月19日 月曜日敬老の日
●昨日。WOWOWシネマで「獅子座」を観た。
伯母の遺産をあてにして、盛大なパーティをひらいた。ところが、遺産はすべて従兄の手に。破産した主人公がサンジェルマンデプレを放浪するカット割りの少ないシーンからみた。
ヌーベルバーグの記念的作品だ。

●わたしが書きたいのは、まったく私的なことだ。最近書き上げた「卒塔婆爺」は故郷の街を尾羽打ち枯らした老人が放浪して歩く話だ。その老人の放浪と獅子座の男が街を歩く心情がよく似ていたので驚いた。

●映画のほうは従兄が死に、遺産はすべて彼のものとなったというハッピーエンド。

●今日は敬老の日。北斎の享年にあたるがわたしはまだ杖をつかずに歩ける。蟹座のわたしはいつまでも横歩き。向上がない。蟹の横ばい。ぶらりと街にでて、越し方のおもいでに浸ろうと思う。


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