田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

塾が多すぎる/麻屋与志夫

2012-03-26 10:33:14 | ブログ


プログです。

4月26日 月曜日

●塾が多すぎる。
過剰供給ともなれば必然的に誇大広告がおおくなる。
そしてこれは宣伝の王道だから仕方がないのかもしれないが。
同業者を否定することになる。
それにしても、このところのこの街の塾のキャッチはひどすぎる。
教育業界なのに仁義なき戦いの様相を呈している。

●利益を目的とした業態であれば生き残ることが至上命令となる。
なにがなんでも生徒を獲得しなければ……。
ということで、学校の校門前に塾講師が並び。
ビラをくばったり。
選挙運動みたいに。
握手作戦までしている。
「どうぞ、うちの予備校に入学してください。よろしくおねがいします」

●そして先週あたりからチラシに授業料を載せていないところが増えだした。
載っていても、はたして一時間当たり幾らか判断に苦しむような提示のしかただ。
授業料がリーズナブルだと思うと、冷暖房費、設備費などがべらぼうに高い。

●わが「アサヤ塾」はmom-and-pop(トウチャンとカアチャン)だけの零細塾。
テナント代も、講師の経費もかからない。
ふたりで細々と暮らしていければ、それでいいとおもっている。
授業料など、あまり安く設定してあるので恥ずかしくていえない。

●ともかく――。
東京などでも英会話学校の倒産騒ぎをTokyoiteのわたしはしばしば目にしている。
教育業界が荒れている。
それはたしかにこの街だけのことではない。

●授業料のことにもどるが。
適正価額は、その土地のpartの賃金と同じ。
と、よくいわれていた。
お母さんたちがスーパーで働いて一時間800円位なのだろうか?
だったら、塾の経費も一時間800円。
それが塾の授業料を設定するときの基準になるとおもうのだが。
はたしてどうなっているのだろうか。

●賞味期限切れ間近のわたしにとっては、とてもこの塾間戦争にはついていけない。

●子どもたちの未来の夢が実現するように、ただひたすら授業をつづけていく。

●それでも……塾生がいなくなったら、老兵は消え行くのみ。
それでいいではないか。そうおもっている。




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コメント (2)
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