田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

迷子

2007-11-30 19:40:42 | Weblog
11月30日 金曜日 曇り時折小雨
●銀座の松屋の地下でカミサンと別れることにした。彼女にはあす孫娘の水泳の練習を見学する予定があった。たのしみにしている。わたしが迷子になってはと地下鉄の駅までおくってきてくれた。なにかあぶなっかしくて心配らしい。こちらは、けっこうこれでも元気なつもりなのだがなあ。

●お弁当をデパ地下でかった。車内で夕食をすませれば帰宅してからすぐパソコンにむかえる。まあそんなところだ。食事のあとは少し寝た。

●カミサンに家から電話した。
「ずいぶん早くかえったじゃない。わたしは、銀座でマイゴになっちゃった。交通整理していたおじさんに道きいたの」
 新橋まで歩いてしまったらしい。

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遅筆返上

2007-11-29 20:31:32 | Weblog
11月29日 木曜日 曇り
●ブログが書けないということは、わたしにとっては幸せなことなのである。小説が思うように書けている。イメージがあとからあとから浮かび、途中でほかのしごとができない。まあ、そういう状態にはあまりならないが、いまがそうなのだ。このところ、文章をあまり気にいないで小説を書いている。ストーリだけを考えている。

●昨日、送った『憾満ヶ淵』も二十枚を二日で書き上げた。わたしとしてはまあまあ誇りうる筆力だ。

●小説ってなんなのだ。いまさらながら青臭いことを考えている。これから小説を書いていくことで、その解答にちかづいていこうと思っている。

   愛猫ブラッキー
        
     

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HALの反乱

2007-11-28 21:35:01 | Weblog
11月28日 水曜日 うす曇り
●なにが起きたのか、とっさに判断できなかった。ブラックアウト。血流は下半身に流れおち凝固した。視野が真っ暗になりホリゴタツのザイスに座っていたわたしは、ふいにGがかかったパイロットのように失神寸前だった。Gではない。それはPC、わたしのHALちゃんの画面からおそってきた。書き上げたばかりの『憾満ヶ淵/お化け地蔵』のラストの三行に異常か発生していた。

●どうして。どうしてなんだ。なにがおきたんだ。

●打ちこんだ覚えのない三行。よく聞くこれはコンピューターウイルスの侵攻か。他のページもこんなになっていたら、徹夜で書いた原稿がパアーだ。だめになっていたら、どうしたらいいのだ。バックアップをとっておかなかったことが悔やまれる。

●網目がかかったようになっている三行には、ああ恐怖、鳥肌だってきた。

●666の数字がならんでいた。映画『オーメン』などでも知られている不吉な数字ではないか。

●どうして、こんなことが起きたのだろうか。まったくわからないだけに、不安だ。

  神社のケヤキ
      
    

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降れば初雪?

2007-11-27 12:38:24 | Weblog
       
11月27日 火曜日 曇り
●けさ、早く起きてプログを書いたときには、薄日がもれていた。いまは、すっかり曇ってしまった。なにか雪でも降り出しそうな気配だ。

●庭の木々もすっかり葉をおとしまさに冬支度ができた感じだ。屋根まではいのぼった蔓バラのアンジェラが一輪まだ咲いている。健気だ。

●二階から下りてきたらカミサンは買い物に行き留守。玄関に赤いポリ容器が五つならんでいた。板橋SSに石油をたのんだのだろう。いよいよ厳しい田舎町での冬がはじまるのだなと実感した。

●ことしは、すでにいままでの冬よりいちまいおおく重ね着をしている。戦中に小学生だったので、薄着を誇りとしてきた。この着ぶくれようはどうしたことだ。着ダルマというようなかっこうだ。おはずかしいかぎりだ。

●これで、降りだせば初雪。でも降らないだろうな。降ったら、カミサンはカメラを持って飛び出すだろうな。

●わたしは炬燵でまるくなる。

●なにせ、ねずみ男ならぬ、猫男だからな。

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二都物語

2007-11-27 07:32:45 | Weblog
11月27日 火曜日 晴れ
●きょうは、ゴミ出しの日。このところ、収集車の来るのが早い。

●わたしは、平気。カミサンはつらそうだ。だって、いくら早起きの田舎町に住まわせてもらっていても8時30分はすこし、いや大分早すぎると感じてしまう。こちらは宵っぱり。いやそんなものではない。都合によったら、いやツゴウによらなくても、徹夜することがしばしばだ。こういうのって不向きです。田舎町ではかわりものあつかい。本当にもうしわけありません。

●ふざけている場合ではない。本音を吐けばもっと孫たちのそばで住みたいのだ。もっともっと孫たちと過ごす時間をふやしたいのだ。田舎町での住まいは別荘に帰ったみたいなものだ。東京と田舎町にすむと、両方の街に住むメリットもデメリットもよく見えてくる。ソレガタノシイノダ。東京で五日、田舎で二日そんな生活をしたいのだ。

●本来ならば、老後は田舎の故郷でということなのだろうが、わたしの場合どうも例外となりそうだ。そのへんの事情は来年あたりからじっくりと考えてみたい。10年先を考えている。まだまだだ。これからやりたいことがあり過ぎる。

●それには、そろそろ田舎住まいをきりあげて、と言っても週末の二日くらいは帰省して、と勝手に考えている。東京生まれのカミサンは反対しないだろう。不安は経済的なこと。東京はお金がかかるからなぁ、考えちゃうよ。

●息子のところにもやがて赤ちゃんが生まれるだろう。そうなるとますます東京に住みたくなる。この田舎町の家をかんぜん別荘化できればいいのになぁ。家も少しばかり改築しなければならないだろう。蔵書は東京にはもっていけない。スペースをとり過ぎるからだ。蔵書を守るためにはここを防火建築にしたい。コンクリートの部屋がほしいのだ。やっぱり、原稿料が頼りなのだ。

●田舎町での心温かいひとたちとの交流もこのまま温存したい。

●やはり鄙と都会の、二都物語にはまだ結末はみえてこない。田舎住まいのブログはつづくのだ。

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もしもあの時

2007-11-26 20:14:39 | Weblog
11月26日 月曜日 晴れ
●昨夜は遅くまで原稿書きをしていたので、すっかり興奮気味で寝たのは四時くらいになってしまった。この歳になって徹夜する気力があるのはうれしいが、いまだにじぶんの小説のスタイルが掴めないのは悲しいことだ。非才非力、なんともいたしかたのないことだ。ただひとつ、うれしいことは、ブログを書きだしてから表現がやさしくなった、難しいことばはあまり使わなくなったことだろう。

●浅田次郎の『霞町物語』を読んだ。うまいものだなぁ、と感心した。わたしの知っている霞町の10年後くらいの話なので楽しかった。麻布十番あたり、ともかく青春の終りの季節まであの辺を徘徊していたので懐かしかった。

●あのまま青山一丁目に住んでいたらどんな人生を送っていただろうなどと考える。これは老人の空想の楽しみだ。でも、人生は一過性で、IFということはありえない。元にもどることも、過去を改竄することもできゃしないのだ。

●ただひたすら、前をみてすすむのみだ。体力のあるうちにまだやりたいことが沢山ある。それだけでも、うれしいではないか。

●田舎町の夜は静かだ。六時をすぎると殆ど人の通りは途絶えてしまう。静かなものだ。刺激がないぶん、おちついて勉強できる。これも、田舎住まいのいいところなのだろう。

●カミサンとPCを並べて、掘り炬燵でブログを書く。この所、カミサンのほうの訪問者がのびている。おめでとう。家の猫ちゃんのことは『猫と亭主とわたし』という、カミサンのブログに任せきりだ。ブラッキーの近況を知りたいかたは、そちらへどうぞ。

●わたしのほうはあいもかわらず、GGのぼやき。オヤジギャグ。小説書きの悩み多き田舎暮らし。

       

       

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懸賞文壇の春麗だぞ

2007-11-25 13:02:20 | Weblog
  青山霊園の上空の飛行船
       
11月25 日 日曜日 晴れ
●前承(今朝のつづきです)

●鷹がスズメとなりドドになる前にGGは小説家としてカムバックしたいのだ。ドドとなっては、空を飛べない鳥なんか鳥ではない。小説は書けても、発表の場をもたなかったら、小説家とはいえないとひたすらさびしくおもいつめる近況です。

●ドドは絶滅種となるまでに、たった80年だったそうだ。わたしにはするとあと6年しか残されていない勘定になる。いそがなければ、いそがなければ。

●異形コレクション『魔地図』で最高齢の投稿者とお褒めに(?)あずかってからでも3年になる。

●走れ走れコウタロウ。それはむり。わたしは走ってもだめかもしれない。だって、こぞんじ懸賞文壇のハルウララなのだから。

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感傷のシナリオ研究所

2007-11-25 12:15:24 | Weblog
11月25日 日曜日 晴れ
●『銀河鉄道999』の哲朗ではないが、だいの風呂嫌いだ。むかし、病気で風呂に入れないことがひと月ほどつづいた。同室同病の病人たちはそのことを嘆いていた。わたしは天国にいるおもいだった。だって、大嫌いな風呂に天下晴れて入らないですむのだ。

●それが、さいきんではとくに寒くなると体が冷えて、風呂が恋しくなる。年はとりたくないものだ。体が臭いといわれようが、不潔だといわれようが、徹頭徹尾の風呂嫌いだったのに、とても考えられない事態に陥ってしまった。臭い、不潔とののしられても、徹頭徹尾完全無欠難攻不落と自画自賛して守りぬいてきた風呂嫌いの看板をこれでは、おろさなければならない。悲しいことではありませんか。年はとりたくないものだ。長年守りぬいた習慣を変えるのが悲しいのだ。これではわたしのイメージダウンだ。

●おれは哲朗だ。銀河鉄道999の哲朗だ。風呂嫌いのどこが悪い。ひょっとすると、原作者の松本零士も風呂嫌いだったのかな。漫画といえばオバQのシナリオを書いていた旧友の松元力さんはよく下駄履きで銭湯にいっていたな。シナリオ研究所4期生の50年ぶりの同窓会をだれか企画してくれないかな。このところ、むかしの友にむしょうに会いたい。土佐の高知の和田澄夫君は元気なのだろうか。

●風呂好きになったわたしを、頭髪のさびしくなったわたしを見てもらいたい。そうしみじみ思う秋が過ぎた。

●初冬の霞町を歩いてきたからだろうか。さびしい。さびしいな。むかしの友がなつかしい。霞町には夜霧が流れていました。霧の中に50年前のわたしたちの姿をみました。声さえ聞こえる気がしました。

●実は、さくじつ、国立新美術館を訪ねたあと霞町界隈をてくてくよたよた歩いてきました。シナリオ研究所の跡は見つかりませんでした。

●板坂義彦、野口恭一郎の両君はシナリオ研究所出身の成功者列伝に松元力さん同様、名を連ねていると風のたよりに聞けてきます。うれしいではありませんか。

●義彦さんが、康弘とペンネームを使っているのを知った。いかなる運命のなせる業かわたしもなんどか「月刊小説」その他で同じ号の目次に名をつらねていたことがあった。もちろん、わたしもペンネームだった。あのとき、それを知っていれば旧交を温められたのにと残念で仕方ない。

●風呂にはいった。昨夜はひさしぶりで帰京して、歩き過ぎて疲れた。入浴したこともあって熟睡できた。とうぜんのことながら、早く起きられた。ブログをめずらしく朝から書いた。このぶんだと、きょうは、まだこれからつづきが書けそうだ。

●在京の友がわたしのことを聞いたら、尾羽打ち枯らし、さびしく田舎住まいをしてブログ書いていると伝えたい。

●鷹がスズメくらいになっているが、まだ空を飛ぶ力は残っているつもりだ。

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フェルメールを観る

2007-11-24 21:54:52 | Weblog
                     
11月24日 土曜日 晴れ
●東京はさすがに暖かかった。もう神宮の銀杏も色づいているだろうとでかけてみた。銀杏祭りはやっていたが、まだすこしはやかった。一本五百円のジャンボ焼き鳥をつまみに紙カップの容器でビールを飲んだ。

●国立新美術館まで歩いた。すごくなつかしかった。50年も前にこのへんに住んでいたのだ。見覚えがあるのは、青葉公園くらいのものだった。

●フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展を鑑賞した。あまりの大入り満員に驚いた。どうしてたなんだろう。フェルメールの一枚の絵の人気なのか。芸術の秋だからなのか。たぶん前者だろう。

●帰路電車の中でワンカップ大関をこぼしてしまった。まだ一口しか飲んでいなかったのに。電車の揺れがひどすぎたからか。わたしが飲む前からフェルメールに酔っていたからか。それで、知らぬ間に手ぶらしたのか。後者だろう。ということにしておく。

       

  国立新美術館
       

       
       
       
       

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にんげん座

2007-11-23 20:30:25 | Weblog
11月23日 金曜日 晴れ
●のどをはらしてしまった。冷たい北風を吸い込み過ぎたからなのだろう。鼻の穴もおおきいし、大声で話すので口をおおきく開くからだ。もうマスクをしなければならい季節になっていたのだ。

●HALを二階にもちこみ、原稿を書こうとした。熱があるのでついうとうと。なすことなく、一日がすぎてしまった。書きかけの原稿がいくつもあるのに。だらしないなぁ。

●北千住で『劇団にんげん座』を主宰しているIさんから案内がとどいた。演目は『向島キネマ撮影所』毎年の慣例で初笑というか、カミサンと涙が出るほどわらってしまう。今年もたのしみだ。Iさんとは、一年に一度しか会えないが、こういうほのぼのとしたつきあいかたもあるのだなと思う。

       

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