11月29日 火曜日
プログです。
●粗大ごみ収集申請済み証。
古くなってその機能をはたせなくなった二つのストーブに――。
ペタンとステッカーをカミサンがはった。
前記の文字が印刷してある。
●昨日は、まったく慣れないことを、やった。
カミサンがツルバラの剪定をはじめた。
そのついでに、庭樹の枝も下ろし始めた。
●やたらと無駄に存在している。
まったく陽の目を見そうにはない小説をかいている。
そしてむしょうに悲しいほどモノグサ。
の、わたしもただ黙然とみているわけにはいかない。
だって身長差20センチもある小柄なカミサンがですよ。
髪ふり乱して庭仕事をこなしているのに。
知らん顔で掘りコタツに。
どっぷりとはいり。
ブラッキをからかい。
パソコンを打っている場合ではないのだ。
●涼しい顔をしていても――。
かくのごとき状態のときは。
カミサンはわたしの家庭の主夫としての。
勤務評定をしているのだ。
●それでなくても「うちには男はいない」と評価が低い。
こと日常の家庭の仕事においては。
蛍光灯ひとつとりかえることをしないのですからね。
それが妥当。
むりからぬコメントだと謹んでうけたまわっています。
●今日は火曜日。
ゴミ収集日。
剪定したバラ。
切り倒したモチノ木、ハコネウズキの小枝が透明なゴミ袋に七個もあった。
その袋詰めにされた緑の葉の影に。
真っ赤なカラスウリが五個六個ほど無造作につめこんである。
●人間とは、おかしなもので。
じぶんの愛しているもの。
関心のあるもの。
なにが何でも欲しいもの以外は。
目にとまらないようだ。
●アラジンのストーブがほしければそれを買う。
一眼レフのカメラが欲しければそれを買う。
いまのところは。
買いモノよりも。
バラ、ばら、薔薇。
だ。
カミサンの夢はバラ色のひろがりをみせている。
教室を解体して庭にすればバラの地植えができる……。
というところまで発展している。
●それには、先立つものはお金だ。
ああ、塾生がもうすこし増えないかな。
あとひといきなんだけどな。
カミサンの夢をゆめで終わらせたくない。
と、ひっしで老骨に鞭うち、今日も小説をかく麻屋与志夫なのであります。
●塾生がふえるか。
●作家としての完全復帰。
●復帰ということは、作家として。
カムバックできることだ。
●どちらがリアルなのでしょうかね。
現実味があるのでしょうか。
わたしてきには、小説がうれたほうがそれは、うれしです。
●ツルバラの剪定。
それがすめば、誘引。
長々と伸びたバラのツルをいったんはずしあらたに柵にまきつける。
これも方法があるらしい。
くまざわ書店からバラの育て方etcの本を買いあさり研究している。
熱心なことだ。
●「だれか近所にバラ園芸のすきなひといないかしら」とカミサンは嘆くことしきり。
●わたしのほうは――。
ゴミ袋のなかの赤いカラスウリに。
みつめられているようで怖かった。
カラスウリが目に見えた。
それも恨みをこめ、赤く充血した目。
この庭で赤茶けて、ミイラに成るまでぶらさがっていたかったのになぁ……。
という嘆きがきこえてくるようだ。
●もつとも、なんでもかんでも捨てるのはきらい。
というわたしの性格では。
カミサンがいなかったらわが家はたちまち。
ゴミ屋敷きに成ってしまうだろう。
●小説をかくことしか頭にないわたし。
●「おまえもそのうちオデコに粗大ゴミ収集申請証をはられて、塀の外にすてられないようにな」
と、ゴミ袋の中のまだ赤々としたカラスウリにいわれているようだった。
●初冬のとある朝の、わが家の素描、スケッチです。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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●粗大ごみ収集申請済み証。
古くなってその機能をはたせなくなった二つのストーブに――。
ペタンとステッカーをカミサンがはった。
前記の文字が印刷してある。
●昨日は、まったく慣れないことを、やった。
カミサンがツルバラの剪定をはじめた。
そのついでに、庭樹の枝も下ろし始めた。
●やたらと無駄に存在している。
まったく陽の目を見そうにはない小説をかいている。
そしてむしょうに悲しいほどモノグサ。
の、わたしもただ黙然とみているわけにはいかない。
だって身長差20センチもある小柄なカミサンがですよ。
髪ふり乱して庭仕事をこなしているのに。
知らん顔で掘りコタツに。
どっぷりとはいり。
ブラッキをからかい。
パソコンを打っている場合ではないのだ。
●涼しい顔をしていても――。
かくのごとき状態のときは。
カミサンはわたしの家庭の主夫としての。
勤務評定をしているのだ。
●それでなくても「うちには男はいない」と評価が低い。
こと日常の家庭の仕事においては。
蛍光灯ひとつとりかえることをしないのですからね。
それが妥当。
むりからぬコメントだと謹んでうけたまわっています。
●今日は火曜日。
ゴミ収集日。
剪定したバラ。
切り倒したモチノ木、ハコネウズキの小枝が透明なゴミ袋に七個もあった。
その袋詰めにされた緑の葉の影に。
真っ赤なカラスウリが五個六個ほど無造作につめこんである。
●人間とは、おかしなもので。
じぶんの愛しているもの。
関心のあるもの。
なにが何でも欲しいもの以外は。
目にとまらないようだ。
●アラジンのストーブがほしければそれを買う。
一眼レフのカメラが欲しければそれを買う。
いまのところは。
買いモノよりも。
バラ、ばら、薔薇。
だ。
カミサンの夢はバラ色のひろがりをみせている。
教室を解体して庭にすればバラの地植えができる……。
というところまで発展している。
●それには、先立つものはお金だ。
ああ、塾生がもうすこし増えないかな。
あとひといきなんだけどな。
カミサンの夢をゆめで終わらせたくない。
と、ひっしで老骨に鞭うち、今日も小説をかく麻屋与志夫なのであります。
●塾生がふえるか。
●作家としての完全復帰。
●復帰ということは、作家として。
カムバックできることだ。
●どちらがリアルなのでしょうかね。
現実味があるのでしょうか。
わたしてきには、小説がうれたほうがそれは、うれしです。
●ツルバラの剪定。
それがすめば、誘引。
長々と伸びたバラのツルをいったんはずしあらたに柵にまきつける。
これも方法があるらしい。
くまざわ書店からバラの育て方etcの本を買いあさり研究している。
熱心なことだ。
●「だれか近所にバラ園芸のすきなひといないかしら」とカミサンは嘆くことしきり。
●わたしのほうは――。
ゴミ袋のなかの赤いカラスウリに。
みつめられているようで怖かった。
カラスウリが目に見えた。
それも恨みをこめ、赤く充血した目。
この庭で赤茶けて、ミイラに成るまでぶらさがっていたかったのになぁ……。
という嘆きがきこえてくるようだ。
●もつとも、なんでもかんでも捨てるのはきらい。
というわたしの性格では。
カミサンがいなかったらわが家はたちまち。
ゴミ屋敷きに成ってしまうだろう。
●小説をかくことしか頭にないわたし。
●「おまえもそのうちオデコに粗大ゴミ収集申請証をはられて、塀の外にすてられないようにな」
と、ゴミ袋の中のまだ赤々としたカラスウリにいわれているようだった。
●初冬のとある朝の、わが家の素描、スケッチです。
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