田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

中学2年生を教えるのは……

2012-07-20 08:45:57 | ブログ
7月20日 金曜日

やはり中学二年生だ。

●GGの7月3日のブログ。
タイトルは「外れたほうがいい」で中学2年生のことを書いた。
ぜひ読んでみてください。
気にしていた――勉強態度がかわってしまっていた、ひとり元気のなかった生徒が退塾した。

●6月26日にも2年生に英語の特訓をしたことを書いた。
またそのブログの前、6月20日のブログでも書いている。
悪い成績をとったからといって、怒ったことはない。
と書いて、やはり中学2年生のことを話題にしていた。

●教育の現場で日夜、血の出るような努力をしている教師のことはまったくマスコミでも無視している。
GGは塾の教師だから夜の授業だ。
カミサンも数学を教えている。
典型的な零細塾。
とうちゃんかあちゃん塾だ。
カミサンが数学。
GGが英語と国語。
塾の時間が終わるのは夜の10時。
それから夜の更けるのも忘れて終わったばかりの授業の反省をする。
あすの授業のための下調べをする。

●GGは東京オリンピックで通訳をした。
ふりかえれば半世紀も前だ。
そのときは既に塾で教鞭を振るっていた。
そのGGにしても中学2年生を教えるのは、ハラハラものだ。
なにを考え、どこに興味が向かっているのか。
この世代の子どもたちを理解するのはむずかしい。

●GGはカミサンに謝った。
辞めた子は、数学はよくできる子だった。
カミサンの時間の勉強態度はすこぶるよかった。
カミサンが丹精込めて小学生の時から教えてきた子だ。
それなのに英語を教えているGGが退塾に追い込んでしまった。

●たった一声、大声で叱咤したために。
私語がおおくなり授業中に誰に出すのか手紙など書いていた。
勉強態度を変えさせなければと……と前の席に出るように指示した。
言うことをきかなかった。
「前にでなさい」それでもいうことはきかなかった。
あれほど大声でしかったのは20年ぶりだった。
あれくらいのことで、あれほど大声で叱らなくてもよかったのではないか。
あるいは知らぬふりをしてすべてを黙認していればよかったのだろうか。
反省はつきない。

●さらにカミサンのその生徒への愛情も。
GGが無にしてしまったことになる。

●ともかく今現在。
この瞬間にも教え子のことを心配して心を砕いている教師が全国にいる。
そしてそれらの教師はなにも語らない。
なにをいっても自己弁護になるだろうから。

●日々反省。
悪いのは、未熟なわたしだ。
教師としてなにかほかに、もっともっとあの子を理解するために努力するべきだった。
なにかしてやれることがあったはずだ。
とGGのように考えている仲間は大勢いるはずだ。

●某県の某中学の校長が自殺したことがテレビで報じられている。
その親族の悲しみの報道はない。
自分に責任のすべて課して、
そのストレスに耐えられず、
自殺したのではないかと思う。

●滋賀県は教育レベルも高い。
彦根などはもっとも住みたい都市として一位になったことすらある。
その大津での事件はどういう決着がつくのだろうか。

●話題がそれてしまった。
元に戻す。
数学はできるが英語のできない子がおおい。
GGの県でも中学の女教師がバタフライナイフ刺殺されたショッキングな事件があった。
英語の教師だった。
英語の不出来を注意したことが原因とされていた。

●国語と英語の嫌いな子がふえている。

●国語の授業はどう進めたらいいのだろうか。

●作文の書ける生徒。
じぶんをできるだけ客観的にみられる。
友だちをイジメルなどということを絶対しない。
そうした心を養うのは国語の能力だと思う。

●大津の虐めた生徒。
いじめられた生徒の。
教室での態度からなにか教師は事前に読み取ることができなかったのか。
また話題がそれた。
GGの心が乱れているからだ。

●辞めていった生徒の心情をおもい、昨夜はねていない。
いやぁ、教育とはかくも難しいものとは、いまさらながら感無量だ。

●GGなど光村図書の中学二年生の教科書。
92ページ。北杜夫「幽霊」の文章を読んでさらに感無量だ。
来週の授業の下調べをはじめた。
興奮しているので眠くならない。
このブログを書きだしてからもう三時間も経っている。

●「幽霊」はむかしむかし「文芸首都」にのった。
GGはその同人誌をもっている。
昭和27年ころから文芸首都には参加していた。
生徒に見せようかと思うがGGの自慢話ととられるから止めておこう。

●そのGGにしても国語と英語を教えるのは困難だ。
時代が理系に傾いている。

●生涯現役。
その志を全うするためには……。
まだたまだ、黒板の前で悩み、夜になっても眠れないことがある。
それでいいのだ。
教育には完結などということはない。

●やはりとりとめのない文章になってしまった。
悩みぬいて心がちぢに乱れているからだとご推察ください。

●Mちゃん。いたらないGGの授業にながいこと出席してくれてありがとう。

●元気でな――。


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大津中2自殺問題の報道の問題

2012-07-11 06:56:13 | ブログ
7月11日 水曜日

●またしても、糾弾されるのは教師と、教育委員会側。
大津の中学二年生の自殺問題。
毎日テレビをはじめとするマスコミで賑々しくとりあげられている。

●テレビでは、元教師で現場をよく知っているという肩書の教育評論家が、したり顔で口角泡を飛ばし各局にあらわれコメントをしている。
敵前逃亡した教師がなにをほざくといいたくなる。
今現在、教壇に立っている教師にこそ、発言の場を提供するべきではないか。

●現役で教壇に立って毎晩黒板の前で苦労しているGGにいわせれば、テレビのコメンテーターにはなにもわかっていない。
困ったものだ。
教育の現場はその生徒たちの住む社会の縮図だ。
そのトラブルの現場はどの場面、どのケースをとりあげても接触すれば息づまるような困惑につきおとされる。

●夜の10時に塾が終わるのだが、疲れる。
疲れるというようなものではない。
脳みそがグツグツにくずれている。
ああすればよかった。
こうすればよかったという反省。
なぜあの子はあんな行動をとるのだろうか。
不可解な行動の子どもたちをまえにして、悪戦苦闘。
タイトロープの日々である。
薄氷を踏む思いだ。

●それもGGのところは塾だからまだいい。
いい成績をとりたい子が、一定の水準以上の生徒が集まってきているからだ。
学校の先生はたいへんだろうな。
気の弱い先生はそのプレッシャーに耐えられず教壇を去っていく。
こうした先生の苦渋の決断にこそ耳を傾けてもらいたい。

●先生を教壇から追い落とすような、加害者である生徒の教室での言動は密室の中。
先生の悩みは人知れず葬られていく。
だれがどう悪い。
といえない。
いくら話し合っても解決策がない。
その問題の解決の糸口さえみいだせない。
現実は混とんとしている。

●GGの教え子で、じぶんの出身校で教生をした女子大生がいた。
教育実習で教壇に立った。
母校のあまりの荒廃ぶりにおどろいた。
先生になるのをあきらめてしまった。
悲しい話だ。

●現在の中学生の置かれている状況を理解するのには、いままでの教育心理学などなんの役にもたたない。触れれば血をふきあげるようなイジメの教育現場に踏み込み、フィルドワークを重ねなんらか成果をあげてくれるようなカウンセラーか教育心理学者はいないものだろうか。

●それにしてもテレビにでている大津で教育の現場に立っている人たち。
苦しそうですね。
顔がもう歪んでいます。
生徒からは学校側は嘘をついているとか。
隠し事をしているとか。
批判されている。
それは事実だとおもう。
でも、現実をさらけだせない苦しさを理解してあげてもらいたい。
決して保身からだけではない。

●そして加害者の生徒については何の報道もないのもおかしい。
すべての始まりは。
加害者、虐める生徒がいたことからこの事件は起きている。
そのことに視線を向けるべきなのだ。

●虐める子。
と。
イジメラレル生徒。
その両方の心理をつきつめていかないと、こうした問題はいつになっても解決しないような気がする。

●なにかとりとめもないことを書いてしまった。妄言多謝。

●GGは昨夜から多動性で凶暴性のある児童の行く末をおもい、ひとごとながら心配で一睡もしていない。他山の石としたい。大津の中二自殺問題は対岸の火ではない。

●ともかくこれはまた、この町の教育現場でもなにか起きそうだ。
起きないことをねがいながらホリゴタツでこれからうたた寝をします。 


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夢みるGGのタコ踊り

2012-07-10 07:37:15 | ブログ
7月10日 火曜日

●三年生には第一回目の下野模擬試験の結果を返した。
おおむねGGの予想したとおりだった。

●いい結果を出した子はよろこんでいた。
ひごろの努力が実のつたよろこびだろう。

●成績のわるかった生徒はけろっとしている。
何の反応もしめさない。
でも、これを叱咤してはいけない。
いい成績をとれないからといって落ち込んでいたら、心まで歪んでしまう。
だからわるい成績に、反応しないでじぶんの心が傷つくのをガードしている。

●二年生は期末試験の結果がでた。
これまた予想通り。
成績が全体にのびなやんでいる。
でも、それをなやんでいるのはGGだけだ。
二学期の中間試験までにはもちなおさないと、たいへんなことになるよ。
などとはいえない。
それでなくても、生徒はストレスをかかえている。

●夢をもつこと。
志望校を決め、その志が実現するように努力することの大切さを話している。
この教室で大声で、怒ってしまった。
いまこの二年生の夏、私語を慎み勉強する習慣をつけないとたいへんなことになる。
成績がガタ落ち。
もうがんばって、元の成績にもどそうとする気力もうせてしまうからだ。
そういう生徒を大勢みてきている。
そうなってほしくない。
GGのそうした心配が、鋭い叱咤の声となっていた。
理解してもらったかな。
わが心。
わが胸の内。

●怒られるうちが華。
先生におこられなくなったら、それはみはなされたということ。

●一年生にTさんが入塾してくれた。
お母さんが教え子だ。
元気のいい子だ。
やる気十分。
将来が期待できる。
入塾の手続きに来てくれたお母さんと、「アサヤ塾」創成期のころの話がでた。
すごく楽しかった。

●「みんなの子どもを教えたい」と口癖のようにいっていたことが、今、実現している。
教師冥利につきるとは、こうしたことをいうのだろう。
うれしかった。

●私事。
「クノイチ48帝都の夜に散る」の連載を再開した。
塾生の愛読者がでるとはおもってもみなかったころに書き始めた。
このつぎは、もっと年齢層の低いみなさんを楽しませるような作品にしたいものだ。 

●塾で教鞭をとりつづける。
GGは黒板の前のタコ踊り。といっています。
もじどおり頭髪も、サザエさんのパパほどではありませんが薄くなりました。

●小説をかきつづける。
カムバックしたいなぁ。
完全復帰したいよー。

●生涯現役。
生きているとは、GGにとってはここが地獄と思っても、ここで踊りつづけること。
小説を書きつづけること――です。

●ソレニモウヒトツユメガフエマシタ。
カミサンにバラ園を贈りたい。
これは塾生が増えないとダメ。
小説が売れないとダメ。
ダメもとの夢と希望にGGは老骨をかけて昨夜も三時間睡眠。

●みんなで成績向上にむかっ、夢をかなえるために、がんばろうぜ!!



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外れたほうがいい

2012-07-03 07:33:03 | ブログ
7月3日 火曜日

●外れたほうがうれしいこともある。
雨マークがでていた天気予報。
このところまいにち雨マーク。
ところがわたしの住む北関東では晴天。
健康管理のため散歩は欠かせない。
雨の日の外出はカミサンがあまりよろこばないので、
つい……モノグサしてしまう。
ああ!! まいにち晴れてくれますように。
とねがうGGなのであります。

●外れてかなしいのは宝くじ。
これはGGは偶然の幸運に頼る、期待するのはきらいだ。
したがて、悲運を嘆くことはない。

●GGはながいことmom-and-pop(パパママ)塾を主宰している。
もじどおり小さな塾だ。
小さいからこそ塾生のひとりひとりに目がとどく。
でも経営はいつもくるしい。
宣伝できないからだろう。
これは宣伝費がないというよりも、GGの資質によるものだ。
宣伝するのがあまりすきではない。
それでもさすがに家計の苦しさをみかねて、
年に二回くらいはチラシをいれる。
でも時間表と授業料を明記するだけだ。
バカですよね。
この宣伝の時代に、
こんなチラシしかださないなんて、
ほんとうにバカだとじぶんのことなのに、
つくづく悲しくなる。
でもこの万事にひかえめな性格は死んでも治らないだろう。

●じぶんのことはさておき、
GGにはつねに未来をアテルことができる。

●予想が的中するのはうれしい。
でも、外れたほうがよかったのにと思うことがある。
生徒たちの成績だ。
再三かいてきたが、
中学2年生の成績だ。
教科書がむずかしくなった。
いままでであったら、
2年生の2学期が運命の分かれ目だった。
ようするに、授業についてこられない子がでる。
ことしからは、1学期だなと推察した。
なぜなら教科書がむずかしくなった。
2学期だった単元が1学期に前倒しになっている。

●ドンぴしゃり。
的中した。
試験が終わってから元気のない子が数名でた。
この生徒たちを夏休み中に鍛えて、
2学期に元気におくりだすのがGGの使命だ。
と肝にめいじている。

●それにしても予想が外れたほうがよかったな、
と……あさから、ぼやくGGなのであります……。



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散歩の達人地井さん逝く

2012-07-01 06:10:21 | ブログ
7月1日 日曜日

●月がかわった。
でもいますこし足にまつわる話題におつきあいください。

●地井武男さんが逝った。
つつしんでお悔やみもうしあげます。

●「ちい散歩」はほとんど毎回たのしませてもらっていた。
あの庶民的な笑顔がみられなくなった。
さびしくなるな。

●何年か前の「ちい散歩」で日光の滝尾古道が紹介された。
日光は隣町だ。
地元と言ってもいい距離だ。
東武電車で20プンもあれば着く。
さっそく訪れてみた。
いままでしらなかったのが悔まれた。
恥ずかしくなった。
霊験あらたかな雰囲気がただよっていた。
石を敷き詰めた古道の両側には神社仏閣、古い祠、苔むした巨岩、朽ちた大木。
なにもかも古く、霊気がたちこめていた。
GGには目新しくたのしかった。
どうしていままでこんなにすばらしい場所をしらなかったのだ。
もっとはやくからこにこにきていれば。
いい思い出をたくさんもてたのに。
くやんだところでどうなるものでもない。
それからというもの、毎年足しげくかよいつめている。

●地井さんを偲んでまた滝尾古道にでかけよう。

●でも――足のほうは大丈夫だろうか。
痛みはだいぶうすらいでいる。
腰の痛みもとれた。
だが、歩いているとカクッとくることがある。
脚の筋肉がひきつったようにこわばる。
そしてヒザがカクッとなる。
これはもうGGも歳でヒザの軟骨がすり減ったのかな。
などとデスペレートな感情が湧く。
歩く、散歩することの楽しさ。
地井さんから教わったことだ。

●スフィンクスが旅人になげかけた謎の解明ではないが、
いつの日かそれも直ぐそこに三本脚歩行のGGがいる。
そうなのだ。
二足歩行のできるありがたみをこのところしみじみとあじわっている。
いつの日か、杖をつかなくては歩けなくなったらどうしょう。
カミサンと散歩ができなくなったらどうしょう。

●昨日、テレビで新宿一丁目の靴屋さんが話題になっていた。
踵にバネをいれて体重の付加をかるくする靴を販売していた。
「あれ履いてみたら」カミサンに靴の心配をしてもらうようでは、
いやはや……悲しくなる。
生涯ボディガードをつとめるからと誓ったのにな。
体重がGGの半分ほどしかないカミサンは。
外反母趾をのぞけば軽やかな歩みをいまもつづけている。
これはもう減量して少しでも長くあるきつづけなければ。
体重がかるくなればヒザへの負担も軽くなる。
カクッカクッという現象も消えるといいな。
まだまだ歩きつづけたいよ。

●まだまだ。
GGは故郷鹿沼の子どもたちと英語の勉強をしながら共に歩みつづけたいのだ。


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