田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

プログに憑かれて  麻屋与志夫

2009-11-30 14:20:29 | Weblog
11月30日 月曜日

●「これなあに!!!」

1:30pm。キッチンでケタタマシイ叫び声。

カミサンの澄んで高い悲鳴には慣れているが、これはとくにすごいぞ。

飴色のゴキブリでも死んでいたのか。

あるいは、ブラッキーがネズミの死骸でもくわえてきたのか。

はたまた……。

ネズミはまだ息も絶え絶えに生きていて。

キッチンの床でもはいずり回っているのか?????

●がらりとわたしの城――ホリゴタツのある部屋の襖が開く。

ぐっと鍋がふすまの隙間からさしだされる。

「どうした……の? なにかあったの??」

確かに、なにか在った。

鍋にはご飯と卵がそっくり残存していた。

●わたしは朝飯は牛乳がゆを食べる。

できあがってから、ゴマとキナコをかける。

塩分のない朝食。

●今朝もそうした。

そうしたはずだったのだが、なんたることか。

鍋には、半分ほどまだ粥がのこっていた。

卵もそっくり丸い顔をのぞかせていた。

ソノ鍋を流しにおいた。

水を張っておいた。

●「どうかしたの」

カミサンはボケをあきらかに心配している。

「おれも天才になった」

とうそぶいた。

腕時計をゆでてしまったあの天才科学者を思っていた。

わらい。ワライ。笑い。

急にお腹がすいてきた。

二十時間くらい何も食べていないことになる。

そんなことを計算するようではダメですよね。



●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。
 


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玲加とMの念力/奥様はバンパイァ  麻屋与志夫

2009-11-30 13:08:08 | Weblog
奥様はバンパイァ 85

○空が暗雲にとざされた。

初夏にしては暑い日がつづいた。

北関名物の雷雨になりそうだ。

「玲加! 痛むのか!?」

玲加は返事をしない。

武をにらんでいる。

いやちがう。半眼になっているのだ。

瞑想しているようだ。

いやちがう。

玲加はあの技を使おうとしているのだ。

武とGの危機にコウモリ寄せの技で対抗しようとしている。

その技に体が抵抗している。

傷ついた体では負担がかかりすぎる。

それ以上無理をさせまいと本能が抵抗している。

玲加はコウモリの大群をイメージしている。

コウモリの大群はすでに玲加の半眼の瞼のうらにやきついている。

でも、それはアクチュアルではない。

○「歩道にのりあげないように」

「心配するな。ハンドルの自由にならないのだ。アチラさんまかせだ」

「そうでしたね。What will be will be」

「古い歌をしってるのだな」

「オババの愛唱歌でしたから」

この間――。

玲加は必死で念をこらしている。

空はますます暗く、稲妻がきらめきだした。

車ばクリンセンターのごみ収集車の出入り口を通過した。

その先には、ごみの集積プールがある。

地下十メートルくらいまである巨大なコンクリートの空間。

その底には異臭を放つ黒いごみの山。

「あそこに……ぼくらを落とす気だ。ドアも開かない。Gどうします」

落とされたらただではすまない。

気絶でもしているうちに、自動的に焼却炉におしこまれてしまうだろう。

「しゃあないな」

Gはハンドルから手を離す。

どうせ、運転できないのだ。

いや、Gの手には拳銃がにぎられていた。

「こんなもの使いたくはなかつたのだが」

窓カラスが粉々に砕けた。

トチビ散ったガラスの破片に注意しながら武が玲加を車から連れだす。

そしてG。

車は暗い穴の淵でとまった。

玲加はまだ念をこらしている。

「くるは。あいつら、くるわよ」

グワーンというような音が穴の底がわきあがった。

蝿の群れが黒い噴火のように虚空に吹きあがった。

「車の脇にかたまれ」

すこしでも蝿を遮蔽してくれる場所がほしかった。

「みみと鼻をふさげ」

黒いうずが一本の線となって三人におそいがかる。

ソノ瞬時、ばさばさとした羽音。

「来てくれた。昼間でも暗いからこんどは安心して来てくれたみたい」

玲加がうれしそうにさけぶ。

「いまのうちに車をもどす」

いや、車はじりじりと穴へのガードレールから後退をはじめている。

「Mだ。Mのホースだ。Mの力だ」



●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。
 


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明日から師走  麻屋与志夫

2009-11-30 03:55:47 | Weblog
11月30日 月曜日

●いよいよ今日で11月も終わり。

あたりまえのことだか、明日から師走だ。

なにかいつも落ち着かない、落ち着けない月だ。

●若い時には商売、大麻商(といっても、繊維の大麻)だった。

商人にとっては大晦日にはその年の決済は必ず済ませる。たいへんな月だった。

●いまは、売れない原稿を今年はどれだけ書いたのだろう。

今年も、売れなかった原稿のほうがだんぜん多かった。

な。

と、嘆いたり。

……なんともあまりパットしない月なのだ。

●クリスマスを祝ったこともない。

忘年会に参加したこともない。

華やかに元日を迎えたこともない。

ただもうひたすら……このところ原稿を書きつづけている。

楽しくてしょうがないから書いている。

それだけが救いだ。

これが嫌いなことでこんなに努力するのでは、長続きしなかった。

これからもよる年波で、つづかないだろう。

でも楽しいな。

楽しくてしょうがないのだ。

だからいま朝の新聞配達のバイクの音がしているのに、まだ寝ていない。

徹夜したことになる。

●義弟のSが来たついでに、ホリゴタツのある部屋。

わたしの書斎のドアを直してくれた。

アリガトウ。

今夜は隙間風が入らない。

PCのハルちゃんと向かい合っていても手がカジカマナイ。

ともかく広いだけが取り柄の築100年の家だ。

あちこち歪みがでている。

そこに隙間風がはいると室温は暮れの25日を過ぎると0゜になる。

もういちどSちゃん、ありがとう。

暖かな部屋でがんばります。

●家が歪み、こちらもヨヨム。

なんてことになる前に傑作を書きたいな。

●「星の砂」に小説を載せています。

ぜひ皆さん読んでください。

ランキングにも参加しています。

いまのところ三位です。

ともかく競争相手は孫のような世代です。

若いパワーに励まされながら競い合っています。

初恋物語の短編です。

ヨロシクネ。


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作家の休日  麻屋与志夫

2009-11-29 12:15:23 | Weblog
11月29日 日曜日

●昨日は春陽会の美術展を観た。

すぐちかくの県庁に回った。

最上階(15階だったかな)の展望台。

那須の茶臼岳のほうまで見晴らせた。

雲ひとつない晴天。

大気は澄みきっているので一望千里。

ここの椅子にすわってMと玲加の那須野が原にかかわりのある物語を書いたら楽し

いだろうな。

時間が許せばパソコンのハルちゃんをかかえて再訪しようと。

楽しくなってきたぞ。

●レストランが目に付いたので遅い昼食にしょうとした。

2時半を過ぎているのでTEATIMEに切り替わっていた。

残念だった。

●ベルモールに行く。

遅くなってしまった、『ニュームーン』はあきらめた。

三時を過ぎてから食事をした。

このお店については言いたいことがある。

でもプログは公の場だとおもうので、遠慮しておく。


       

       

          pictured by 「猫と亭主とわたし



●初めは楽しかったのに、帰りは怖い? 例の府中橋のところで、青信号で横断歩道

を渡っていたのに轢かれはぐった。

●これも詳細は……。

●でもここはわたしにとっては魔の横断歩道だ。注意しなければ。



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引きこまれる/奥様はバンパイァ  麻屋与志夫

2009-11-29 01:16:35 | Weblog
奥様はバンパイァ 84

○玲加にこの地方の歴史をレクチャーしていた。

油断してはいけなかったのだ。

なにものかが車に介入している。

○「だいじょうぶ!? G落ち着いて」

Gは喉元まで苦い液が逆流してきた。

あわてて制御しようとしても車がかってに暴走している。

玲加も武も青ざめている。

玲加が唇を噛みながらPCでMを呼びだす。

「あなた、そのまま相手の誘導にまかせて!!

誘導されるままに……」

カミサンの声をきいただけで冷静になった。

どうせハンドルの自由を奪われているのだ。

なすがままにまかせる。

どうやら車はクリーンセンターに向かっているらしい。

さきほど、上空に蝿の大量発生がみられた場所だ。

あれが、その何パーセントは幻影だとしても。

場所がごみ処理場のあるところだ。

蝿の王?。

あそこが……。

すべての悪意の発生源かもしれない。

あそこにひきづり込まれたら。

危険だ。

車のスピードがあがった。

「G!!! 気をつけて。

わたし達は、武もわたしも、不死のもの。

メッたなことでは死なない種族よ。

Gがいちばん危ないから。

無理しないで」

「そういわれても、なにもできないのがつらい。

なにを仕掛けてくるのだ」


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    アイスバーグ
       

       

       

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Gー歴女に語る/奥様はバンパイァ  麻屋与志夫

2009-11-28 10:23:03 | Weblog
奥様はバンパイァ83

○「冷たーい」

 玲加が声をあげる。

 話をつづけながら武が湿布をはる。

 玲加は武の手が肌にふれたので顔を赤らめている。

 武はそんな微妙な玲加の心のときめきなどわからない。

 なにせ、文字通り、なんといっても元祖肉食系の男の子だ。

 人狼だ。

「MS温シップだよ。そんなに冷たいわけないとおもうよ」

 まともに玲加の言葉をとりあって、真剣に使用上の注意に目をとおしている。

 打撲傷だから確かに湿布をはったからといって痛みはすぐに治らない。

 玲加は武を見上げてほっと溜息をついた。

○女子生徒の、みみに手をやった行列は途絶えている。

 午後の静寂な校庭にもどった。

○Gは車をだした。

「ともかく、いちど家に戻ろう」

 ありえないことがつづくので老いた物書きは疲れていた。

 Mがそばにいてくれれば、いつも心が高揚している。

 50年も寝食を共にしたカミサンがいない。

 そばにいてくれるだけで、いい。

 話をきいているだけで、いい。

 声だけでも、いいのだ。

 心がはずみ元気になるのだ。

 ひたすら小説をかきたいとおもう。

 絵を見たい。ジャズをききたい。クラシックだっていい。

 ともかく美しいものにふれていたい。

 そのわたしの心のときめきがMにもたまらないらしい。
 
 吸美族のカミサンの糧となる。芸術家の伴侶として至高の存在だ。

○明治の天才画家青木繁の才能を認めて愛人となった福田たねもこの地方の生まれ

だ。

 もしかすると彼女もMの同族かもしれない。

 二人の間に生まれた、認知はされなかったが福田蘭童。

 笛吹き童子のテーマソングで一世を風靡した。
 
 その子、石橋エータロー。

「そういえば、蘭童さんはこの街の西大芦村で老後を過ごしたいといっていた。坂

本龍一のルーツはわが家のバラ園の隣の空き地らしいんだ。これは街のヒトの噂だ

から確かめてみないとわからないがな。未確認情報だ。女流作家人気絶頂の山田詠

美はMと同じ東中学から高校まで同じ出身だ。これは確認済み……。この地方は芸

術家の温床だとおもう……」

 Gは玲加の痛みから気をそらしてやろうと話し続ける。

 歴女の玲加は熱心にききいっている。

 武も同調している。

「ハンドルがとられている。ブレーキがきかない」




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    アイスバーグ
       

       

       

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ドバイ/ヤバイ  麻屋与志夫

2009-11-27 22:53:21 | Weblog
11月27 金曜日

●「アンタッチャブル」を毎週楽しんでいる。

どなたが脚本を書いてるのだろう。

楽しみにみている。

仲間さんも新境地を開拓。

コミカルな演技が笑わせてくれる。

名無しの権兵衛はだれなんだ?

●今夜はひさしぶりで仕事に一段落ついた。

そのままの10チャンネルで報道ステーシヨンをみつづけた。

おどろいた。

円高が急激に進行していた。

一時84台に突入した。

円の独歩高。

実体経済の伴わない円高だ。

なんということだ。

これでは、不況に拍車をかけるようなものだ。

どろいた。

これでは景気は二番底。

ふるえがきた。

●ドバイの政府系企業、不動産事業の破綻が原因らしい。

たいへんなことになった。

●数日仕事に追われてテレビも新聞も報道番組には気がいかなかった。

ただでさえ不況。

不況をまともに食らっているこの街はどうなっていくのだろうか。

●近所で殺人事件がおきた。

詳細はわからない。

老婆が老人にころされた。

動機はこれから解明されるだろう。

●不況のためのいざこざが絶えない。

なにかいやな雲いきになってきた。

不況がこれ以上進行すれば何が起きるかわからない。

●給食費を納められない生徒が激増していると聞く。

ほんとうなのだろうか。

●なにか「暗雲立ち込め」、といった世上だ。

●いくら世間しらずのGGの物書きでも、こればヤバイことになってきたとおもう。

●テレビは消してこの文章を書きだした。

あのあと菅直人大臣出演したはずだ。

どんな発言が聞かれたのだろうか。

政治力に期待するほかないだろう。

がんばってください。

●ドバイ。

ヤバイ。

などとジョークをしばしているときではないようだ。


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トワイライトの中の木暮サーカス  麻屋与志夫

2009-11-27 19:56:27 | Weblog
11月27日 金曜日

●明日は隣町の宇都宮まで友だちの絵画展と『ニュームーン』を観に行く予定だ。

PCで街の情報を集めた。

地元にいる時間が短い。

なにも知らないのでPCで街の情報を読む。

下野新聞に木暮サーカスが新春公演を宇都宮でやるという記事が載っていた。

●オヤ……、そう読むのが正しいのか。

おどろいた。

わたしはコグレと読んでいた。

キグレと読むのが正しのだ。

●コグレと読んで60有余年。

●そうあれは敗戦の翌年の春だった。と思う。

ともかく年月の重みの中で記憶が曖昧となっている。

時系列にしたがって記憶がよみがえってはこないのだ。

あるいは? 戦時中だったのかもしれないのだ。

●木暮サーカスが今宮神社の境内にかかった。

サーカスという言葉を使わず曲馬団といっていたかもしれない。

●サーカスのひとたちが、わたしの家から一軒を置いて前の空き家で自炊してい

た。かなり長いこと滞在していた。

●ガチャンガチャンとポンプ井戸で水をくみだし、その少女はコップの底にはいっ

た液体を薄めて一気飲みした。

●「なに入っているんで」

好奇心のかたまりみたいなヒロチャンがきいた。

「お酢よ。これのむと体がやわらかくなるの」

空中ブランコの少女だそうだ。

だから体を柔軟にするため毎日酢を飲むのだとそばにいた老婆に教えられた。

「それより、兄さんたち、なにか食べるものないかな。さつまイモでもいいよ」

●一本のサツマの代価として、テントの裾をめくってわたしたちを老婆はタダでサ

ーカスにいれてくれた。

●ジンタの音が鳴り、照明をあびたテントの内部の天井では、少女たちが虚空に舞

っていた。

まったく異界にさまよいこんだコウフン。

●テントをでるとあたりは薄明。

いつもわたしの夢にでる御殿山と今宮神社の間にあった味噌蔵の脇をとおって家路

についた。

●トワイライトという言葉を午前中にPCに打ち込んだ。

その言葉がまだ脳裡にあるうちに木暮――の、『暮』――という言葉にであった。

●夕暮れ。薄明。トワイライト。

●わたしもこれいじょう頭が黄昏ないうちに、薄明かりの中にただよう記憶の断片

をひろいあげて小説を紡いでいきたいとおもったものだ。




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トワイライト 玲加  麻屋与志夫

2009-11-27 11:43:34 | Weblog
 11月27日 金曜日

●「トワイライト ~初恋~」をWOWOWで観た。

感激した。

いゃぁ、初恋の話はいいですね。

わたしも昨日「初恋の白いバラ」を「星の砂」にアップしたところです。

初恋という言葉のニュアンス何ともいえずいいですね。

●ところで、わたしのプログ「奥様はバンパイア」の底辺に流れているストーリが

トワイライトによく似ているのでおどろいています。

もつともわたしの場合は、いつになっても年をとらない吸美族の少女と結婚した男

の話ですが。

これがまたウラ話なのですが、さいきんカミサンと連れ立って歩いていると『二度

目のかあちゃんけ』と声をかけられます!!!!!!!

●いよいよこの話も佳境にはいります。

このところ、玲加と武の初恋のほうにスピンオフしていますがご安心ください。

玲加の初恋が、MとGの初恋と重なります。

●「恋空」のあの有名な観覧車の場面。

鹿沼は千手山公園がロケ地でした。

そしてわたしは50年も前にここを舞台に小説を書いています。

もちろん、恋の話です。

久保書店の『抒情文芸』に載せました。

かくいうわたしは、外貌は、よる年波を隠すことができませんが、精神的にはかな

りバンパイア族に近寄っているなあ、などとおもう今日この頃です。

●あすは永遠の初恋の彼女、カミサンを誘ってトワイライトのPART2『ニュームー

ン』を隣町まで観に行くつもりです。

●きょうのブログのタイトル『トワイライト玲加』としましたが、これでいいので

しょうかね。

わかりません。

映画のタイトルをそのまま使うのはまずいのかもしれませんね。

ご迷惑をおかけするようでしたら、ごめんなさい。

●76歳のGGから中高校生へのメッセージ。

そんな物書きのたわごとにこれからもよろしくおつきあいください。





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蠅のイリュージョン/奥様はバンパイァ 麻屋与志夫

2009-11-27 07:09:52 | Weblog
奥様はバンパイァ 82

○武がとびこんでいった校舎の出入り口から。

女子生徒がみみを押さえてぞろぞろと出てくる。

両手がほほのあたりにある。

みみを押さえた顔。

ムンクの叫びの顔。

恐怖にゆがんだ顔だ。

アメリカの学園恐怖映画、題名忘れたわ。

あのときのラバーマスク。叫びの顔。

怖かった。

○玲加を肩の痛みをこらえる。

窓に顔をよせる。

「G、おかしいよ。みんな校庭をでていく」

彼女たちのめざしているのはどうやら那賀耳鼻科医院。

はやらなかった喫茶店のあとに開業したばかりの医院。

日曜大工の店Kのとなりにある。

大通りを列になって横断している。

車が進めない。

じれて警笛をブワンブワン鳴らす。

みみをおさえた女子生徒の長い列。

あわてふためいて医院にかけこんでいく。

○なににおびえているの。

どうしたの。

肩の損傷、痛みがなかったら車からとびだしたい。

彼女たちのところへかけつけたい。

ようすがわからないだけに不安はふくらむ。

顔に傷のあるようすはない。

ほほに傷の痕跡はない。

彼女たちの不可解な行動の原因がわからない。

「どうなってるのG……? 」

「たぶん……」

Gがいいかけたとき――窓にふいに武の顔が映った。

「たいへんだ。みみに蝿がはいった」

武がではなかった。武はぶじだ。

彼女たちは耳の奥で蠅の羽音がする。

と恐怖の叫びをあげていた、というのだ。

「教室でも苦しんでいる。おおぜいいた」




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