田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

サッカ―奇跡の大逆転劇。リリの大脱走。 麻屋与志夫

2016-01-31 12:41:03 | ブログ
1月31日 Sun.

サッカ―奇跡の大逆転劇。リリの大脱走。

●ブログをupしてからホリゴタツでうたた寝。
あしがポカポカして心地よく、つい一時間ほど寝てしまった。
外の雪解けのようすを見ようと玄関へ。
「リリが靴箱の下にいないか確かめてよ」
キッチンからミイマが声をはりあげる。
「いないよ」
靴箱の下にもぐりこんでいて、玄関があくのをよく狙っているリリだ。
まちがいなくリリはいない。
玄関から庭に出る。

●雪の上にふわふわむくむくしたものが動いている。
リリだ。
初めての雪にオッカナビックリ、キスをしている。
鼻先で触れて、そのつめたさに驚いて、ピョンと後ずさり。

●「リリが外に出てるよ」
「だからいったでしょう。玄関から逃げたのよ」
そういわれると、そうかも知れない。
あんなに注意して引き戸を開けたのに――。
ミイマにはけっして逆らえないわたしだ。

●「ゴメーン。電蓄の後ろの網戸が開いていた」
雪の朝の裸虫の洗濯。
といわれるような快晴。
空気を入れ換えようと、換気のために網戸にしておいた。
その網戸を開けてしまったということらしい。
日々進化するリリのイタズラ、脱出の仕方だ。

●わたしは浅野選手のジャガ―のポーズにちなみ、両手をあげて、指先を曲げ、猫ポーズ。
リリの大脱走を祝福した。

●「リリ。やったね。やったな。大進化じゃん」


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宿敵韓国に勝利。今夜はぐっすり猫ちゃんとおねんねできるぞ。麻屋与志夫

2016-01-31 10:00:14 | ブログ
1月31日 Sun.

●「リリがいない。リリ、どこなの。パパ、襖開けっ放しだったでしょう」
ミイマが寝室で叫んでいる。

●U―23アジア選手権決勝。
日本3―2で、宿敵韓国に勝利。
午前二時やっと興奮冷めやらぬまま寝床にもぐりこんだら、隣りの部屋でミイマの声が夜のしじまを破った。

●「リリ。リリ、どこなの。寒いからおいで」
ミイマがリリを探す声だけが深夜の心底冷え込んでいる家の中にひびいている。
「ミイマの方が心配だよ。風邪ひくぞ」
声だけのミイマに警告。二年ほど前、風邪をこじらせて副鼻炎をわずらった。
その後遺症でまだ耳鼻科にかよっているミイマに声だけを飛ばす。

●うとうとしていたら、中道にめんした引き戸が音もなくひらく。
冷たい風がふきこんできたのでそれと知れた。
リリがブラッキ―のあとから入って来た。
ブラッキ―がさそつて、どこかに隠れていたリリをつれてきたらしい。

●寝床から起きて、リリをミイマの寝床まで、届ける。

●リリを抱きしめて「リリ。おいで。おいで」
と声をかけるミイマの横にリリはもぐりこむ。
やっぱり寒かったのだ。

●わたしの寝床にはブラッキ―がまっていた。
サッカ―の試合も勝ったことだし、今夜はぐっすり眠れるだろうと希望的観測をしてふたたび、ねどこにもぐりこむ。


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縁側で雪見酒。しみじみと物思いにふける。 麻屋与志夫

2016-01-30 17:14:59 | ブログ
1月30日 Sat.

●縁側から雪の庭を眺めた。
ちょびりチョビリと黄金色のウイスキーをなめながら……物思いにふけった。
ここは、いままでは使っていなかった。
雨戸がないので縁側の外側の敷居は朽ちてしまっていた。
白アリにやられたところを雨風の風化にまかせてあったので、いまにもガクッと床が落ちこみそうだった。引き戸も木製なので桟がすっかりゆがんでいた。

●暮れも押し迫ってから、節ちゃんに改造してもらった。
サッシにしてもらった。
庭がよく見える。
雪が解け、ときおりドサッと屋根から落ちてくる。
木の枝にかかって、さらに大地に落ち、小さな山になった。

●この縁側は戦後増築したものだ。
父がよろこんで酒をのんでいたのを思い出した。
70年もたってからわたしが同じようなことをしている。

●母がよくこの縁側で日向ぼっこをしながらつくろいものをしていた。
「あさが来た」のうめさんに似ていた。
ドラマを見ていてなにかほのぼのと懐かしいと思っていたら、若い時の母に、うめさん役の友近さんが似ているのだった。

●春がきたら、この縁側で父や母を思い出しながら木村家の家系のことを書き残すために自伝でも書こうかと思った。


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雪の朝、ミイマと静かにジャズでも聴こう。 麻屋与志夫

2016-01-30 07:41:46 | ブログ
1月30日 Sat.

●雪の朝。
車が疎らなので静かだ。
雪の朝といえば、15年ほど前、晃望台にあるコジマ電気まで卓上電蓄(?)を買いにでかけたことがあった。
あの日も雪がドップリトつもっていた。
まだ誰も歩いていない、雪原となっている河川敷を電蓄をかかえてよこぎった。
いまブログをかくのを止めて電蓄の重さを確かめてきた。
とてもじゃないが持ち上げることはできるが、運ぶのはムリだ。

●「雪よ。だれも歩いていない雪の河川敷。ステキだわ」
ミイマが興奮していた。
なかば氷りかけているので、川音も静かで、流れもゆったりとしていた。
雪原と川と土手の樹氷のなかで、ふたりでコウフンシテ話していた。
「かえったら、一番先に、なに聴くの?」
「ジャズならなんでもいい」
「選曲はわたしにまかせて」
ミイマもかなり高揚していた。
あれからどれほどの時間を、jazzを聴くことに費やしたろうか。
ジャズのLPやCDも何枚あるか、いまではもうわからない。

●そろそろミイマが起きだす頃だ。
ふたりでジャズを聴きたい。
かのじょの選曲は……?



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ぼんやりと一日を過ごした。 麻屋与志夫

2016-01-29 19:01:14 | ブログ
1月29日 Fri.

●夕暮れると雨になった。
明日の朝にかけて雪になるだろうという。

●喉を腫らしている。
体が重い。
一歩も外に出なかった。
終日読書。

●なにもしないでいる時間があるのは、楽しいものだ。
じぶんの運命について考えてみたりした。

●過去を振り返ってみる。ほろ苦い気持ちになる。

●リリとブラッキ―とタワムレテいると退屈しない。
リリはあいかわらず元気がない。
年寄りのブラッキ―のほうが元気だ。

●大沢在昌、誉田哲也、を三冊ほどよんだら一日がおわってしまった。

●明日はじぶんの小説をかかなければ。



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「リリが、吐いたわ」とミイマが大声をあげた。 麻屋与志夫

2016-01-28 18:15:50 | ブログ
1月28日 Thu.「リリが吐いたわ」

●「リリが、ゲしちゃった。今朝食べたモノ全部吐いた――の」
ホリゴタツでパソコンに向かっているわたしに、ミイマが離れから呼びかけている。
出来るだけ、食べさせて、体重が落ちないように。
と先生にいわれている。
だから、食事の量と体重の変化には気を配っている。
困った。寒かったからだろうが。

●ミイマがリリを抱えてきた。
「コタツに入れたら」
「そのつもりで連れてきたの」
すでに、ブラッキ―が居るコタツにリリを入れる。
ゥ―。とブラッキ―はうなったが、すぐ静かになった。
最近、ブラッキ―はリリとあまりもめなくなった。

●リリのことをブログにupした後だけに、また心配になった。
あまり心配したので、小説の筆がぴたりと止まってしまった。
いや、それはいい訳だ。
わたしの能力の問題で、リリの心配が原因などということはない。
ごめん、リリ。
ほんの一瞬でもリリのせいにして、ゴメン。
でも、リリの未来を想うと悲観的になった。
心配で、心配で瞼があつくなった。
涙がこぼれそうなのを、こらえた。

●ノドを腫らした。
イブを飲む。
明日はよくなっているといいな。

●生きていく、ということは、なにかと悩みがあるものだ。

●リリもあしたからまた頑張ってよ。



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「リリ、長生きしてよ」とわたしはいう。 麻屋与志夫

2016-01-28 07:00:07 | ブログ
1月28日 Thu.

●初めて生活を共にした彼女(ミュ)は病気ひとつしなかった。
息子が猫が好きで、森山会館のまえで抱き上げてきたメスの虎猫だった。
病気ひとつしなかった。
いちどは母猫としての気分をあじあわせてやりたいと、三匹の子猫を産んでから、不妊手術をした。
医者にかかったのは、そのときだけだった。
お医者さんの世話にはなったが、病気ではない。

●階段をポコッポコッと辛そうに上がって来た翌日この世を去った。
19年の生涯だった。
「ミュよ。下で呼んでくれれば、パパが下りていくからな。ムリするな」
と声をかけてやった翌日のことだった。
あまり呼吸が苦しそうなので、絨毯のうえにアグラヲかき、膝の上にミュをのせてやった。
だまって、わたしの顔を見上げて数時間。
静かに息をひきとった。

●ミュは寒がりだったので毛布にくるんで庭の東の隅に埋葬した。

●いまホリゴタツでわたしがキーボードを叩く音を、神妙にきいているブラッキ―も同棲してからはや18年になるが昨年の暮れ、疥癬で動物病院にかかるまでは健康そのものだった。

●だからなのかもしれない。
病弱なリリのことが心配なのだ。
それにリリはハジメからカミさんがかわいがっている。
「リリはミイマ(妻の愛称)が産んだ子じゃないの」
と冷やかしたくなるほど、妻はリリを、人間の赤ちゃん同様の育て方をしてきている。
ミイマがカウチソファーに横になってテレビを見ているとお腹のうえにのって神妙にしている。
カミさんと同じような姿勢でテレビを見ているので、
「だって、鉄分が少なくて貧血ぎみだったりして……」
その他、諸々似ていることがあるのだが、列挙するのは控える。

●「わたしに似ているのだったら、心配ないわ。この歳まで生きているのだから」

●娘たちと姉妹と間違えられるのが自慢のカミさんが、シラツトいったものだ。



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リリは美人薄命なのかもしれない。 麻屋与志夫

2016-01-27 03:52:53 | ブログ
1月27日 Wed.

●リリは美人薄命なのかもしれない。かわいい。過ぎる。
カミさんに一生懸命コケテッシュな愛きょうをふりまいている。
カクレンボをしてカミさんと遊ぶ。
いや、カミさんを遊ばせてくれる。
買い物袋のなかにもぐりこんでしまったり。
御殿掛にかけてあるクロスの背後にもぐりこみ、尻尾だけパタンパタン動かしていたりする。

●「ミーツケタ。リリちゃん、見つけたよ」
カミさんの笑い声が、リリがわが家に降臨してからというもの、絶えたことがない。
いや、リリはカミさんが召喚したのだ。

●わたしには、ブラッキ―がいる。
彼女は片時もわたしのそばを離れない。
カミさんは「わたしの猫が欲しい。わたしも猫が欲しい」と訴えつづけていた。
その甲斐あって、ある日ふいに、玄関に手のひらサイズのやっと乳離れしたばかりの雌の子猫が出現したのだ。
近所に子猫を産んだ猫はいない。
のみならず、Kさんの家のほかには猫を飼っている家はない。
塾の卒業生でも、わたしたちが猫好きなのを知っていて、そっと、置いていったのかな。
いくら推測しても、わからない。
困ってしまってニャン、ニャン、ニャニャンだ。

●こういうときには、年の功でこんな風にかんがえる。
『かんがえても、結論が出ないことは――そのままにして置く』
それ以上かんがえないことにしている。

●こんなの、年の功とはいいませんよね。
騏も老いては駑馬に劣る。
かんがえるのが面倒なので、逃げ、にげ、ニゲなのが、見え見えですよね。
――あなたに見透かされたようですね。

●カミさんがリリと笑い興じているのを見て、なぜかさびしい予感にうちふるえています。
美人薄命。薄命。
お金がいっぱい、病気でかかっているのだから長生きしてよ、リリ、とこころのなかで、祈っている。

●わたしは月に一升瓶一本ていどの酒飲みなのだが、5年間の酒代がかかっている。
こういう卑しいことをいうから、優雅な暮らしに憧れ、『バラと猫との日々』の生活を送っているカミさんにしかられるのだ。軽蔑されるのだ。
●アブラカタブラ。この世界的に唱えられる呪文は『この言葉のように消えてしまえ という意味』らしい。リリが消えますようにと呪文を唱えたのではない。
わたしの予感がはずれて、消えてなくなってしまえ。という意味で口にしたのだ。

●リリが長生きしますように――。



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リリが手袋を隠しちゃったのよ。 麻屋与志夫

2016-01-26 17:07:35 | ブログ
1月26日 Tue.

●「リリ。リリでしょう。わたしの園芸用の皮手袋どこへくわえていったの」 
それからが大変だった。
皮手袋でないと、バラのトゲが刺さって痛いとカミさんがこぼすので、まず植え替えの現場となっている二階の教室を隈なく探した。
本棚の後ろ。
ゴミ箱の中。
机の影。
黒板の上。
いくら探しても見つからない。

●探す範囲を広げて、一階の部屋部屋。
どこにもない。
わたしは原稿に集中しなければならないので、お役御免を願いでて、隣の書斎にもどる。
それからもカミさんは探しつづけていた。

●「どこへやったの、リリ。教えて、イタズラばかりしているのね」

●夕暮れ時、まだカミさんは、植え替えをしている。
トゲで痛い。痛い。と……泣き声だ。

●カミさんがふいに書斎に飛びこんできた。
「あった。あった」
手袋はカミさんの前カケの――ポケットに入っていた。

●「リリにあらぬ疑いを掛けた。あやまりなさい」
「リリ、ごめんね。ごめんね」
カミさんは、リリを抱き上げほほずりをした。


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リリの病気は免疫不全症、治らないかもしれない。麻屋与志夫

2016-01-26 08:28:54 | ブログ
1月26日 Tu.

●あまり寒いのでこのところ一階で寝ている。
古い雨戸もしまるので二階の書斎けん寝室よりも三度くらいは暖かい。
ところが今朝はあまり寒いので、起きもっくりで、寒暖計をみたら、三度しかなかった。
もしかしてと思い、二階に上がってみたら、カーテンが引いていなかったためでも、あるだろうが〇度だった
宇都宮地方はマイナス三点九度だった。とテレビで報じていた。

●寒さが身にしみるのは、やはり歳のせいだろう。
こんなことでは、寒さにも負けず精進した先達にもうしわけない。
雪国に生きた僧侶を想った。
良寛さん。良寛さんと口ずさみ、気合いをかけて動きだす。

●このところ、ムンクの「浜辺の少女」は吸血鬼だよ、の改稿訂正でいそがしい。
三部作でかなり長い作品だからたいへんだ。

●リリの体の調子がおかしい。
免疫不全症。鉄分が少なくなる病気だ。
たぶん生まれつきなのだろう。
一回血液検査をするとお酒三本ぶんくらいかかる。
わたしの三カ月分の飲み代だ。

●「リリの治療費を酒代に換算しないで」とカミサンに叱られた。


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怪談書きませんか/栃木芙蓉高校文芸部
著者麻屋与志夫
250円(+税)  (税込 270円) 

古い怪談のある栃木。いま新しい怪談誕生。恐怖、戦慄保証付き
栃木には大中寺の七不思議の伝説がある。特に『馬首の井戸』が有名だ。
上田秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』も広く知られている。この物語も栃木が舞台だ。
―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。
吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。
龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)。
1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。
あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。

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ジャンル文芸レーベル惑惑星文庫出版社名惑惑星





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