田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

テッシュの箱にメモ。麻屋与志夫

2024-06-18 05:39:20 | 俳句
6月18日 火曜日 朝から雨
雨音で目が覚めた。
枕元の空になったテッシユの箱を捨てようとしたら、なにやら蓋に走り書き。
俳句が書きつけてあった。
いつ書きつけたのかまったく記憶にない。
いつもは、こうした俳句を現句として、推敲するのだがそのまま載せてみた。
このところしきりと、なくなった親族のことを夢に見る。
とくに母の夢を見る。
呼ばれているのかもしれない。
そのうちオジャマしますから冥府にいるみなさんどうぞあと20年くらいは待ってください。
わが家の歴史をまだバカショウ(わが本名は正一)は書いていませんから⁻―。

このあたり母と見し梅薫るはず

梅が香に誘われて歩む細い道。



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俳句 ややこしや乗換駅の春の蝶 麻屋与志夫

2024-05-24 20:53:28 | 俳句
5月24日 金曜日
久しぶりで東武電車にのった。車中吟。

社あり関東平野の青葉かげ。

ややこしや乗換駅の春の蝶

ややこしや乗換駅に春の蝶

利根川を斜めに渡る春の雁

いたずらに過ぎ来し方の青葉影



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杖走る走者も走る春の暮れ 麻屋与志夫

2024-05-13 08:55:08 | 俳句
5月13日 雨
昨日は市のマラソン大会。杖をついて見物。思わず走りだしたい熱気があった。

マラソンや杖が走る暮れの春。
杖走る走者も走る春の暮れ
杖突きてジジイ伴走春の暮れ
興奮しているのでW、あまりできが良くない。

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なんべんをなんべんもする皐月風 麻屋与志夫

2024-05-09 15:10:25 | 俳句
5月9日木曜日
午後になってうれしい五月晴れ。故、星君の家があった場所まで散歩。星豊君は早稲田の応援歌「早稲田の四季」の作詞家。二度目の栄光、作詞家として自立することを夢見ていた。たいへんな努力家だった。いままでは、彼の家の前をとおるときは手をあわせて冥福をいのってきた。
友の家ありたるあとの新家屋

彼の悲劇的な生涯を想っていたらお腹が痛くなった。その辺の草地でと思ったが、急遽帰宅。したがって妄想の句。
なんべんをなんべんもする皐月風
これでは、皐月風が便をしていることになりはしないか。
軟便を何べんもする背に胡蝶

星君がいまは人生の苦行から解放されて蝶となってわたしのもとを訪れている。
そう思いたい。

便をすることは人体にとっては、ごくあたりまえのこと。されど醜。
胡蝶が背にとまるということは春の訪れをつげる。美。
対比を思いついたのはいいが、なにかうまくいかない。
耕衣先生なら、いかに詠むだろうか。


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俳句 亀頭おなじ彼方見る春の池  麻屋与志夫

2024-04-27 14:57:01 | 俳句
4月27日土曜日 23℃

亀頭(かめあたま)おなじ彼方(おち)見る春の池
亀頭おなじ空見る春の池
亀頭おなじ陽を見る春の池
亀頭見あげる先は春陽射し

初句は亀頭(かめあたま)とよんでください。
さもないととんでもない猥褻な句となってしまいますものね。
あくまでも毎日散歩の道すがら眺める弁天池での具象句としてよんでください。
たちどまって柵にもたれて見下ろす池の面。
中央の木材を井桁にくんだ島に亀がいます。
17匹もいました。
みんなうれしそうに寄り添って同じ方向を空をみあげています。
親亀の上の子亀。
三匹くらい重なっています。
甲羅干しをしているのでした。

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顎さげて杖つき桜盗み見る

2024-04-20 04:49:51 | 俳句
4月20日土曜日
桜もちり蕊桜(しびざくら)の季節。
ことしは妻が同伴してくれなかった。
花見はできなかった。それで一句。

顎さげて杖つき桜盗み見る
顎さげて杖つき横目みる桜

杖をつきそれでも足元に注意を集めなければならない。
うつむいて歩いている。
諭吉さんでもありはしないかと路面注視の歩行だ。
杖をついているからだ。
杖の先が歩道にあいた穴にでも入ると、そのために転んでしまう。
転ばぬ先の杖とたよりにしているのに、かえつて危険をともなう。
道の向こう側の桜を観たいのだがままならぬ。
横眼でうなだれたまま彼方の桜を……見る。
鑑賞とまではいかない。
これが年寄りの現実だ。
そのうち桜に興味がなくなるかもしれない。
そうなったら、おわり。
人生卒業だ。

こっちとら、いよいよ31歳。文学青年。まっただなか。
わかりますか? 
得意のアサヤ流自虐です。
還暦とは十二支を五回繰り返したからもういいだろう。
赤ん坊にもどりなさい、ということと心得ている。
されば、小生は30と一歳にもうじきなる。
あと20年は生きてみせる。
そうでないと、書きかけの数ある小説をかんせいできない。
まだまだ新作にも取り組みたい。
31歳になんなんとする青年のこころいきでいまが満開のハナミズキをみにいきたいものだ。
こんどこそ、歩道のわきにあるベンチにすわって赤と白のハナミズキの花を観賞したい。
ハナミズキ通りにはさいわいベンチがある。
それよりも、なによりも、ベニマルに買い物に行く通りなのでカミさんが同伴。
うれしいな。
うれしいな。
はい。今朝は、これで、おそまつ——。


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桜咲きケヤキ新芽の宮の内  麻屋与志夫

2024-04-10 13:40:05 | 俳句
4月10日 水曜日
ひさしぶりで今宮神社の境内を散策した。そこで一句。

桜咲きケヤキ新芽の宮の内
桜咲きケヤキ新緑宮の内

春はこころがウキウキする。
なにか新しいことをやりたくなる。
旅立ちの季節なのかもしれない。
GGはもはやこの家から離れられない。

孫娘が念願かなって、新しい職場に就職できた。
婚約を知らせてよこした孫娘もいる。

やはり新しい季節だ。そう実感できた。

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ひさしぶりの俳句です。麻屋与志夫

2023-12-13 10:34:51 | 俳句
12月13日
枯れ山は竹ばかりなり風の鳴る

寒風にこの木なんの木天をつく

しらじらと心療内科のみ風薫

しらじらと心療内科のみ枯れ葉風

木枯らしに座り向き合うベンチかな

寒風になにが足りないわが発句

古民家を重機でならし曼殊沙華

彼岸花のこして重機は風の中

なにをするひとりごたつの老婆の手

わたしは夜半に目がさえて眠れないことがある。昼間体を使わないからだろう。
しかたないから、寝床で俳句をつくる。


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きみと見し懸崖の桜咲きたるか  麻屋与志夫

2023-07-15 03:32:32 | 俳句
7月15日 土曜日
夜半に起きてルナを探したが見つからない。
このところ寝苦しい夜がつづいている。
ルナは転々と涼しい寝床を探している。
今夜は机の上に積み重ねてあるプラスチックの衣装ケースの上で寝ていた。
寝そびれていた妻が探しあてた。
わたしも目がさえてしまった。
俳句を一句つくった。
そのまま起きてしまった。

きみと見し懸崖の桜咲きたるか

きみと見し崖の桜は咲きたるか

ルナがわたしのいないのを察知して、
掘りごたつの部屋のほうに来ないかと、
離れとの引き戸を広く開けて置く。

ルナは高いとこで寝るのが好きだ。
先祖は寝ている間に外敵におそわれるのを警戒していた。

それで高い木の枝に寝ていた習性が残っているのか。



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ルナが追う抜け毛まるめし毛玉追う 麻屋与志夫

2023-07-07 08:37:59 | 俳句
7月7日 金曜日
今日は七夕ですね。いままでに生活を共にしてきた猫たちが会いに来てくれた夢を見た。ご先祖様が会いに来てくれるのはお盆です。猫たちはロマンチックです。七夕に会いにきてくれます。

俳句です。

折りとりて河原のすすき猫じゃらし

卒寿すぎ卒業こばむ炎暑かな

折りとりしススキで猫を釣る夜長

ルナが追う抜け毛まるめし毛玉追う


 

  

  

  



  


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