2006/7/21(金)
『傳通院納涼コンサート』・懐かしい童謡の夕べ(22日)のリハーサルをいたしました。
童謡17曲と詩の朗読からなる「かげぼうし」と、9曲の童謡からなる「走馬灯」です。
ソプラノは五十嵐郁子さん、10弦ギター伴奏は斎藤明子さんです。
今回は、既にあるピアノ版をギター版に直す仕事をいたしました。
ピアノの10本の指をフルに使う伴奏から、右手のみのギターに編曲することは、
どの音をカットするか、という作業から入りました。
音の数からいいますと、なにか響きが減るようなイメージがあり、
ピアノ版の録音を聴いていた斎藤さんも、その点を心配されていたようです。
しかし、実際にギター版を音にしてみますと、ギターの豊かな響きに圧倒されました。
特に、開放弦を伴った和音は、楽器が共鳴し、音響が飛び散らないで、空間にそのまま
ウットリとして漂っているような感じすらいたしました。
この美しさに、私たち3人は、あらためてびっくりいたしました。
歌曲のギター伴奏に、根強い人気がある理由がよく分りました。
現代は、シンセサイザーなどの「電器楽器」による無機的で均一な音による、音楽といえない音楽を、
テレビや飲食店、街中で、これでもか、これでもかと絶えず、無神経にガンガン垂れ流しています。
聞きたくなくても否応なしに、耳に押し付けてきます。
神経が逆なでされます。
ギターの開放弦を伴ったとてもよく響く和音、あるいは、やや響きにくいポジションの音の微妙な差を
味わうことは、無意識のうちに贅沢な快感を味わっていることかもしれません。
▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲▽△▼▲
『傳通院納涼コンサート』・懐かしい童謡の夕べ(22日)のリハーサルをいたしました。
童謡17曲と詩の朗読からなる「かげぼうし」と、9曲の童謡からなる「走馬灯」です。
ソプラノは五十嵐郁子さん、10弦ギター伴奏は斎藤明子さんです。
今回は、既にあるピアノ版をギター版に直す仕事をいたしました。
ピアノの10本の指をフルに使う伴奏から、右手のみのギターに編曲することは、
どの音をカットするか、という作業から入りました。
音の数からいいますと、なにか響きが減るようなイメージがあり、
ピアノ版の録音を聴いていた斎藤さんも、その点を心配されていたようです。
しかし、実際にギター版を音にしてみますと、ギターの豊かな響きに圧倒されました。
特に、開放弦を伴った和音は、楽器が共鳴し、音響が飛び散らないで、空間にそのまま
ウットリとして漂っているような感じすらいたしました。
この美しさに、私たち3人は、あらためてびっくりいたしました。
歌曲のギター伴奏に、根強い人気がある理由がよく分りました。
現代は、シンセサイザーなどの「電器楽器」による無機的で均一な音による、音楽といえない音楽を、
テレビや飲食店、街中で、これでもか、これでもかと絶えず、無神経にガンガン垂れ流しています。
聞きたくなくても否応なしに、耳に押し付けてきます。
神経が逆なでされます。
ギターの開放弦を伴ったとてもよく響く和音、あるいは、やや響きにくいポジションの音の微妙な差を
味わうことは、無意識のうちに贅沢な快感を味わっていることかもしれません。
▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲▽△▼▲