涙は出なかった、だけど。
飢餓状態の北朝鮮、家族を守るため中国に密入国した父とその帰りを待つ息子の物語だ。設定はよくあるかもしれないが、作り話でも何でもなくじっくり取材して作られた「いまある事実に基づいた物語」だから、力がある。贅沢なんか一切ない、ただ家族で元気に暮らしたい、でもそれすら許されない、かの国の惨状。飽食でぬるい空気の漂う日本で何となく生きていることに、恥ずかしさすら覚えた。一番印象的だったのは家族のためなら何でもする父と、その父を心から信じている息子との絆の強さ。父親としては胸をかきむしられるような場面が何度もあった。他人事だと思って涙を流してる場合じゃない、そんな焦燥感すら感じる作品だった。
飢餓状態の北朝鮮、家族を守るため中国に密入国した父とその帰りを待つ息子の物語だ。設定はよくあるかもしれないが、作り話でも何でもなくじっくり取材して作られた「いまある事実に基づいた物語」だから、力がある。贅沢なんか一切ない、ただ家族で元気に暮らしたい、でもそれすら許されない、かの国の惨状。飽食でぬるい空気の漂う日本で何となく生きていることに、恥ずかしさすら覚えた。一番印象的だったのは家族のためなら何でもする父と、その父を心から信じている息子との絆の強さ。父親としては胸をかきむしられるような場面が何度もあった。他人事だと思って涙を流してる場合じゃない、そんな焦燥感すら感じる作品だった。
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