今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

レイクサイド マーダーケース 5

2005-01-28 02:09:40 | タイムリーヒット
終わりよければ全てよし!

…という言葉があるけど、ということはこの作品はあかんわな。
東野圭吾原作のミステリー。舞台は中学受験対策の親子合宿。役所広司とトヨエツ。予告を見て面白そうな空気だったので劇場に行った。
湖畔の別荘で展開していく物語は映画より舞台向きだなと思ったけれど、柄本明の存在感に加え、夫婦役で登場する鶴見辰吾と杉田かおる(ということは、あの男の子は歩くん?)。条件は充分だったし、途中まではバッチリだったと思う。

物語のカギになるのは親から子への愛情。子供を幸せにするためなら何だってするという親の気持ちは、最近親になった自分としてはすごくよくわかるし、中学受験も経験しただけに子供の方の気持ちもわかる。

ただ、やったことの後片付けはしようよ。
「皆さん、見てくださいよぉ!」と指示した伏線がほとんど投げっぱなし。何の解決策もみせずに「え?」誰もが首をかしげる唐突なエンディングを迎える。あれじゃ、アンケートの結果が悪くて打ち切りになるジャンプの連載みたいだ。

だいたいフジテレビ製作なのに全く当てる気が見られない。CM見たことないし、なんでこんな地味なん?タレントに例えると写真の彼みたいな映画だと思う。1年ぐらいたってから深夜3時ぐらいにひっそり放送されてそうだ。

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コメント (2)
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