今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

ネバーランド 5

2005-01-17 02:05:08 | タイムリーヒット
大人になったのって、いつやったかなぁ?

永遠の少年、ピーターパンを書いた作家とモデルになった家族の物語。未亡人が抱える不幸な4人の兄弟と「子供らしさ」を失わずに遊ぶ劇作家。少年たちも劇作家の影響を受け、「想像力や信じる事のすばらしさ」を知りつつ少しずつ大人になっていく。キレイすぎる話だけに実話が元になっていると聞いて驚いた。

俺も子供と遊ぶのは大好きだ。大人は金がないと遊べないが、子供たちは何でもおもちゃに変えてしまう。その想像力、そして創造力には本当に学ぶところが多い。「ゴッコ遊び」なんて大人になると恥ずかしくてできないが、スイッチを切り替えて見ると何かになりきるってすごく楽しいことなのだ。(イメクラとはちょっと違うが…)
だから映画の中に登場した「いつも子供の相手をしてもらってありがとう」というお礼に劇作家が「遊んでもらっているのは僕のほうですから」と返す場面にはとても共感を覚えた。

でも最近のガキを見ると「買ってもらった、与えられた」道具でしか遊んでないように思える。おもちゃも発達してるし、少子化で子供にかけるカネも増えたから多少は仕方がないかもしれない。でも、人間にあって他の動物にない力「創造力」の基礎は絶対、「何もない条件で工夫して遊ぶ」事から始まっているはずだ。
息子にはおもちゃは買うまい。でも、あの可愛さでねだられたら断れるかなぁ…。新米パパはそんな事を考えてた。


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コメント
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