僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

外国人少女に「シリホはどこか?」と尋ねられて

2022年05月31日 | 日常のいろいろなこと

今日は妻が近所のクリニックで定期的な診察を受け(症状は高血圧)、薬をもらう日だというので、僕は一人で町の中へウオーキングに出ました。

まぁ、ウオーキングと言っても、いつものように遠回りして駅前まで行き、イオンの中に入っていろんな売り場をぶらぶらして、というコースですけどね。

ところで、5月は今日で終わり。明日から6月ですが
新聞・テレビでは、6月からいろんなものが値上げされるということだったので、ひょっとして値上げ直前にそういうのを買い出しに人々がイオンに殺到しているのではないか? な~んて思いながらへ行ったのですが、全然そんな気配は感じられなかった。何がどれだけ値上げされるのか、山のようにある商品を見ていても詳しくはわかりませんしね。
ただ、最近、玉ねぎがメチャ高いのは困っていますけど(関係ないか)。

そしてイオン2階にあるダイソーでいくつか文具を買いましたが、この「百均」のお店も、この時勢で100円価格を維持するというのは大変でしょうね。

そのあと1階の食店売り場で酎ハイやら何やらと買って、帰途につきました(注・ビールや酎ハイも値上げになるらしい)。

そしてそこから、家に向かって歩いている途中のことでした。

小さな川沿いの細い道を歩いていると、目の前に3人の女性が自転車でやってきた。すれ違うのだと思い、道をよけると、みんな自転車を止めた。見ると3人とも外国人だ。肌の色は黒。年齢は十代のように見える。その一番前にいた子が僕に向かって、「すみませ~ん」と言った。とても可愛い顔立ちの子だ。
「なに?」と返事した瞬間、
「〇〇はどこですか?」と言った。
はぁ、道を尋ねているんだな、ということは、わかった。しかしその「〇〇」というのが聞き取れない。「えっ?」と聞き返したら、僕の耳には「シリホ」と聞こえた。つまり、「シリホはどこですか?」と訊かれたというわけ。

「シリホ?」
僕は首をひねり、少女に「シリホ?」と聞き返す。
その少女と後ろの2人の少女もみんなウンウンとうなずく。
でもねぇ。
「そのシリホって、どういうところ? お店みたいなところ?」
と言っても、曖昧な表情を浮かべるだけで反応がない。
う~ん。どこへ行こうとしているのか、見当がつかない。
だいたい、この子たち、日本語がどこまでわかっているんだろ。

「シリホ? シリホなの?」と念を押す僕。
またもウンウンとうなずく少女たち。
そこで僕は考えた。

シリホ。シリホ。う~ん。シリホ。

その場所は、藤井寺市役所からわりに近い場所だった。
シリホ? 
あっ。やっとピンときた。シリホ シティホ。
そうか。シティホ シティホール、つまり市役所のことか?

英語でシティの「ティ」はネイティブは「リ」のように発音する。
だからシティは「シリ」。
そして「ホール」は日本人の耳には「ホー」としか聞こえない。
つまり、シティホールは「シリホ」という発音になる。
僕は少女たちに、
「シティホール? シティホールやね?」
と、大きな声で確認したら、彼女たちはうれしそうな表情を浮かべ、大きくうなずいたのでした。

で、僕はやれやれと胸をなでおろし、
「フォロー・ミー」と、ちょっと格好つけちゃって、市役所の方向へ歩きました。少女たちも自転車を押してついてきました。

まもなく市役所の大きな建物が見えたきた。
「あれやで。あのビルディングが、シティホールやで~」
と言ったら、3人の少女たちはペコっと頭を下げて、自転車を漕いで市役所へと向かって行ったのでした。

僕はわりに人から道を聞かれることが多いのですが、今回のようなケースは初めてでした。過去で印象深いのは、観光で行った東京の街の中で外国人にいきなり英語で道を聞かれた時でしたが、あの時は「ソリ―・アイム・ストレンジャー」で逃れましたけど、今回は地元ですからね。教えてあげられてよかったです。

でも、あの子たち、シティホールへ何の用事で行ったのだろうか?
最後までついて行って確認したら面白かったかも知れない。

でも、市役所の人に、
「あなたはどういう方なんですか?」と怪しまれたりして(笑)。

 

 

 

 

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