僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「文化人」というコメンテーターの肩書

2022年04月18日 | ズレズレ草

昨日の日曜日・午前の「サンデー・ジャポン」を見ていたら
そこに出演していた「りゅうちぇる」という男性が、あるニュースに関してコメントをしていたが、彼がテレビ画面に映ったとき、その肩書と名前が字幕で出たのを見て、思わず「はぁ?」と目を疑い、同時に笑ってしまった。

その肩書というのが、
「文化人」
というものだった。

「弁護士」とか「医師」とか「歌手」とか「俳優」とか「タレント」とかいうのだったらわかるけどね~。

「文化人・りゅうちぇる」と字が出た時には本当に笑った。

「文化人」っていったいどういう肩書なの?

りゅうちぇるというのは時々テレビで見て知っていたが、本職が何かは知らない。ネットで調べると、
「男性読者モデル、タレント、歌手、実業家」とある。
いまよくある「何でも屋」なのか?
しかしそれがどうして文化人なの?

「文化人」を広辞苑で引いてみると、
「知的教養のある人。多くの社会的活動にかかわる学者・芸術家など」
と解説されている。
りゅうちぇるがそれに当てはまるのか?
そんなわけ、ないだろうに。
いや、万が一当てはまったとしても、肩書としては甚だおかしい。
本当に「文化人」と呼べる人は、自分でそんな肩書を名乗らない。

本人が考えたのか別の人間の発想かは知らないけれど、本人もそんな肩書をつけて恥かしくないのかと不思議に思う。

それでもテレビ側はそういう肩書でたぶん面白がっているのだろう。

もし「文化人」という肩書自体がギャグだったら、「非文化人」とか「野蛮人」という肩書を名乗る人間が出てきてもおかしくないですよね。

このごろ、本来の意味から離れた言葉の使い方をするケースがやたらに多くなってきているけれど、この「文化人」という奇妙な肩書にも、首をかしげてしまいます。

それにしても、
このようなタレント・コメンテーターというのは、いったい何のために出てくるのだろうかと、いつも思う。そんなの、いらない。ニュースだけ報じてくれたらいいのに。

この種のコメンテーターたちは、ニュースに関して大した知識もないのに意見を言うのだけれど、意見の中身といえば、当たりさわりのない、まるでテレビ局の意図に沿って言わされているような、ありきたりな意見ばかりである。

だから、こういう時流に乗じて「文化人」などと称するタレントが出てきたりするのだろうか? ようわかりませんけど。

 

 

 

 

 

 

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