数日前に「ノートパソコンをお譲りします」というチラシが入っていた。これまでもごくたまに同じようなチラシを見たことがあるが、中を詳しく読んだりはしなかった。
で、今回は妻が「一度見に行ってみたら?」と言ったので、中身を読んでみると…
大企業や官公庁では、情報セキュリティを強化するためにパソコン機器を定期的に入れ替えます。これらは3~6年のリース契約で運用され、使用頻度が少なくこの先も十分使用できる美品状態の機器が多いことが特徴です。この有償譲渡会は(中略)大阪府内においても11,000台以上の機器を一般のご家庭や事業所に有効活用いただいております」
ということだった。つまり中古だけど品物としては間違いない、という説明文である。
値段を見ると、「初心者の方やシニアの方に適した機種」が税別で26,000円というのが一番目立つところにあり、その下に「パソコン慣れした方などに適した機種」が38,000円とあった。
そしてその横に小さく「他の機種で容量の大きな機種などは4~5万円台であり」とも付け加えられていた。
場所は羽曳野市と柏原市と富田林市のそれぞれ市民ホールで、5月9日が最初の日で、それが羽曳野市での開催だった。つまり、昨日のことです。
午前11時からだというので、行ってみることにした。ホールに着いたのは11時を少し過ぎていたが、狭い1室に大勢の人が詰めかけていた。その大半、というより、たぶん全員が(僕がこういうのもナンだけど)お年寄りだった。8割くらいが男性で2割ぐらいが女性。部屋の隅に置かれた長い机の上に4、5台のパソコンが置かれており、それぞれの横に、箱にも入っておらず、少し厚めのビニール製の袋に包まれたパソコンが積み上げられ、そのままそれを会計に持って行って買えるようになっていた。
人であふれているので、それをかき分けるように後ろから覗き込むと、見本のパソコンには48,000円の値札がついていた。その隣も、またその隣も、いずれも48,000円で、チラシにあった26,000円のパソコンは見当たらない。
ただ、一番端には、さらに多くの人だかりで全然モノが見えない。そこに置かれていたのだろうと思われる。
来ている人たちも「えらい人やなぁ」とか「こんなん、ホンマにちゃんと使えるんか?」とか「日本橋やったらもっと安くで売ってるわ」とか、どちらかと言えば文句を言っている人が多かった。
そのうち、ある女性が僕に声をかけてきた。それも、パソコンに関する質問である。「これは〇〇を使っても大丈夫なのでしょうか?」とか、「それと私のパソコンはウィンドウズ7なんですが、間もなくサポートが終わるそうで、終わったらウィルスとか入って来るのですか?」とか。
あのなぁ、おばちゃん。僕は係員でもなんでもないんやで。ややこしいこと聞かれてもわからんがな。
と言いたかったけれど、僕は人から物を聞かれると断れない気の弱い人間だから(??)…
「そうですね~。〇〇を使っても大丈夫だと思いますけどぉ(その〇〇が何だったか、もう忘れちゃった)」 とか、「ウィンドウズ7ねぇ…。サポートが終了したらウィルスの心配もあるかもですねぇ。ないかも知れないけど」 と、まるで意味のないことを口走って、なんとかその場を逃れようとしていた時、今度はそばにいたおじさんが僕に、 「ワシはXPでこれを使ってたんやけど」 と、外付けのDVDドライブか何だか知らないが、バッグに入れたそれをチラッと見せたあと 「これが、このパソコンで使えるんですかね?」と聞くのだ。
あぁ、そんなこと、知らんがな~
その部屋には、会計を担当する男性が1人いるだけで、あとはみんな客である。僕もリュックを背負っていたし、どうみても係員には見えないはずなのに、客たちは「誰かおらんのか?」という顔をして周りを見渡すと、僕と目が合って、何か話しかけられそうな雰囲気になる。
すると最後にまた一人、別のおばさんから声を掛けられ、「お仕事で使われるんですか?」と言ってさらに何か話しをされそうだったので「いや、まぁ家で使うんですけど」と言葉を濁し、人混みの中に入った。(もう仕事なんか10年前にやめたがな)。
展示されていたパソコンの値段は、みんなチラシの値段より高かったし、26,000円のパソコンが置かれてあったと思われる場所は、何台あったのか知らないが、すでに1台もなかった。
今、わが家には去年に買ったばかりのパソコンがあるが、それは妻とモミィが使っている。僕はもう少し古いパソコンを使っているが、ウィンドウズ8だったのを、自分でウィンドウズ10にバージョンアップしたところ、何かのはずみで、あとから入れたマイクロソフト社のワードとエクセルが消えてしまった。会社に電話しても、ナントカを証明するナントカ(なんのこっちゃ?)がなければ復元できません、と言われて諦め、今はワードもエクセルもない状態である。
でも僕はブログの下書きなどはぜんぶ「メモ帳」でやっているので、今さらワードやエクセルがなくても、さほど不便ではない。あとはインターネットができたらそれでいいんだものね。
いちおう妻が勧めてくれたので、羽曳野市まで出かけてみたけれど、まぁそんなことで、買わずにそのまま帰ってきました。もうこの手の「お譲りします会」には行きません。
それにしても、中古なのに価格がちょっと高めの設定ですね。
平日の午前中に買いに行ける方ってお勤めしてない方がほとんどかと思いますが、パソコン人口の多さに驚きます。
もうすっかり当たり前に皆さん持っているんですね。のんさん、接客お疲れ様でした!
このチラシはいつだったかなあ。少し前にも入っててちょっと気になっていました。
ウチのPCは二台で、もとからあったのと、娘が大学に行くときに買ったものです。
そのもとからあったものをみんなで共有していたんですが、出ましたバージョンアップ!
下の娘がバージョンアップしてから何が何だか分からなくなってしまったんです。まさにバージョンダウン。
で、それも古くなってきてるしー。でも全然いいのは要らないしー。という時にそのチラシが入ってて、これや!
と、思ったんですが、もしかしてこれって騙されるやつ??
と疑いだすとなんとなく怪しく感じてしまって笑
結局そのままになってます。。
でも説明する人がいないっていうのも優しくないというか。。やっぱり怪しいのかな。。
ウチもしばらくはこのままかな。
それよりiPadの調子が悪いので先ずはこっちかな。
早くしないとバックアップもとってないしそれこそ大騒ぎになりそう。。。
尻切れになりますが言いたかったのは、のんさん来てたのかあ。残念!
ということであります:)
こういうのが、あるんですよ。
価格はやはりちょっと高めですか?
チラシには一番安いものを大きく載せて、実際はそれはほとんどないんですからね。
それにしても、年配の人も多いです。
今は何でもかんでも、ネットを通じてやらなければならないことが多いし、
ものを調べるにもてっとり早いですから、パソコン人口は増える一方でしょうね。
「接客」をねぎらっていただき、ありがとうございます。
みんな、不安なので、誰にでもいいから聞きたいのでしょうね~
でも、僕もゼンゼン詳しくないので、聞かれたら困りますわ(笑)。
そりゃ、同じ区域ですから、そうですよね~
バージョンアップは怖いですよ。僕ももう懲りました。
アップするからよくなる、と思いがちですけどね。
「大丈夫かな?」と思いながらも、ついやってしまって。
娘さんの気持ち、よくわかります。
「バージョンダウン」って、笑ってしまいました。ホント、そのとおりですもの。
まあ、あの会は、「怪しい」ということはないと思いますが、
「ぜんぶ自分でしてください」ということで、アフターサービスはもちろんないみたいです。
だから、パソコンに詳しい人向けなんでしょうね。
なのに年配者ばかり来るので話がややこしいのです(笑)
年に一度くらいこの催しはあるようですが、「来てたのかあ、残念!」と言われれば、
来年も、また行ったほうがいいのかなぁ?